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doutei ryman de mangaka na ore ga ikemenjoushi ni semarareteiru ken
まだ電子2作しかない作家さんですが、背景まで丁寧に描かれた絵とストーリーが非常に好みで、今後どんどん活躍して欲しいです!
4話、いちおう完結してるのかな?2話ずつ2カップルの話です。
●(1)(2)光一(イケメン上司)×薫(漫画家志望の童貞リーマン)
あらすじに(1)の内容がまるっと書かれてます。
イケメンは優しげなのに「泣き顔が好き。僕だけが泣かせたい」って強引な変態性があって、それに天然な童貞が振り回されちゃうのがおもしろかった!
表紙は女っぽく見えますが、童貞くんは普通のリーマンで、”男が男に…感”が出てるのも良かったです。
●(3)(4)安達(編集者)×元(小説家)
和装で落ち着いた雰囲気の元は初老だと思うんですが、静かに微笑む清廉さは逆に色っぽい!
お話は、元の以前の担当編集・安達視点で語られます。
元は厳しいと評判なのに、安達にだけは優しくて、担当を外れた今でもよくしてくれる。
安達は10年担当して、元のことは知り尽くしているはずなのに、官能小説を書いていたり、緊縛されて男に抱かれていたり、元の意外な一面に安達は驚くばかり…
男にひどく抱かれて倒れてる元は淫乱ぽくて色っぽい!でもそれが叶わない想いの代わりって一途なところに萌えます!
二人の情事は描かれてないんですが、セフレに中出しされて失神してる元の後始末を安達がしてあげます。挿ってなくてもなかなか官能的♪
でも最後に大どんでん返しが…ビックリしました。
この終り方は作品を台無しにしてると感じる人もいるかもしれません。
私もこれだけだと評価を迷うところ。でもスピンオフ『抱きたくない理想の男』で語られる二人のその後は、私のイメージしたままなので安心?しました。
今作も次作も同じ世界観で繋がってます。
安達は(1)のイケメンの幼馴染で、童貞くんの担当編集者。
次作は元のセフレと、安達の同僚のお話です。
ちなみにこのタイトルってどうなんだろ?
状況説明として間違ってはないけど、作品の良さを伝えてない気が…うーん。
AVみたいにエロを煽る、電子単話の表紙とタイトルは見直した方が良いと思う。
「エロけりゃ売れる」と思ってるのか、下品でB級感いっぱいの電子タイトル一覧を眺めてると、電子単話はレベルが低いような錯覚をしてしまう。
電子単話の中にも良い作品があるのに、電子単話が売れないのは出版社が作品の良さを伝えてないのも一因だと思う。