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iwaku koi no aite wa yamizokusei
中二病とは…思春期に特徴的な、過剰な自意識やそれに基づく振る舞いを揶揄する俗語。
重い中二病を患うハジメ、きっと自分は特別な存在だと思いたかったのだろう。
そんなハジメに恋する聖。
中二病に引くことなく、丸ごと受け止めるおバカな聖は、とっても心が広いのかも…
各話ごとのタイトルも秀逸。
2人の人生の予告は、「心の闇が薄まり、一筋の光が差す…その先にみえるのは明るい未来かはたまた新たなる試練か…」といったところでしょうか。
西園寺先生の次回作に期待します!
過去作の「俺、セクハラされています」と「世界は愛で満ちている」はあまりレビューの書き込み評価されていないようですが、私は面白かったので勿論こちらも期待して読ませて頂きました!
しかし、中二病っつーのが…痛すぎて…。
その手のラノベアニメも苦手だし、完読出来るかなぁ…と不安を持ちつつも開いてみる。
聖(攻め)はケンカばかりしていたが、はじめ(受け)に一目惚れをしたことを切っ掛けに恋に生きるようになる。
転校前の友達の西園寺にはじめは「中二病」だと聞かされるが、案の定中二病の意味が分からず。
この時の説明がwikiのままだったwww
折角だから伊集院光さん発って事も言って欲しかったなぁw
中二病発言は見てて痛いし、疲れる…。
なので、ヤンキー(?)だけど常識人・西園寺の存在がとんでもなく有り難かった!!
聖とはじめのやり取りを「俺にはクソみたいな茶番にしか見えなかった」発言で全て救ってくれた(泣)
この人が居ればちょいちょい突っ込んでくれるから完読出来そう。
はじめから組織のアジト探しに誘われるが街の中をうろうろ…彼の頭の中ではドラ◯エ状態なんですかね?
まぁ、まだ国会議◯堂やヤ◯ザの組、果てはN◯SA辺りに乗り込まなかっただけ良かったかな?
はじめに恋愛対象として見てもらえるように、自分を吸血鬼設定にしてキスを狙います。
色々ありますが、結果オーライ☆
で、引き続き西園寺先生に報告→次は「ラッキースケベって奴になりたい」……なんだと!?w
さすが西園寺先生、吸血鬼の特性からシナリオ用意してくれて、それを聞いた聖「合法ラッキースケベ…!!!」www西園寺「言い方」www
素晴らしい会話w
なんか、合法って付くとやっていいものに聞こえるw
はじめも信じて受け入れるが聖がはじめを騙している罪悪感でただの人間だとバラします。
はじめも「完全な闇の住人ではなくなった、ヒトに侵されすぎてしまったんだ。」
あー、うーん?…まだ中二病は残っているけどやっと好きっていう感情が出て来たねー。
その後はじめとスケベが出来ましたがw(スケベの描写なし…orz)、ぽーっとしながら西園寺に「俺 ホントに鬼だったみたい」「……下ネタか…?」の察した返しにウケたwww
本編の方はキスまでですが、描き下ろしで見れます!!
これが素晴らしい過ぎて泣きながら読ませて頂きましたwww
何かもう、西園寺先生ありがとうございます!orzって感じです。
(目が死んでいたけどw)
話の間に西園寺くん①~④の4コマがありますが、これも良かった!
BLじゃなくても、西園寺先生の漫画をマジで出て欲しいと願うほど大好きです!
初めは有名ヤンキーチームのメンバーだったのに、それが全く出て来ずw
聖の恋愛アドバイザー、後に漫画家とそれこそ秘めた力を解放出来たのは西園寺先生だけでしたねw
後半どんどん面白くなってきて、完読は西園寺先生のおかげです(^^)
藤峰式さんの前作・前々作を読みましたが、
この作品でグン!!と面白さが増していました ↑↑↑
転入してきた元ヤンキーの攻め(表紙真ん中)が、
重度の中ニ病のクラスメイト(受け・表紙上)に一目惚れをして…
というラブコメが本1冊全部で描かれています。
受けはかなり拗らせちゃっている中二病で、
自分は異世界から来た闇属性の人間だと思いこんでいて、
家に結界を張ったり、前世で戦った謎の組織のアジトを探していたり。
攻めは最初、受けが中ニ病だと聞いて、
「アイツどこか悪いのか!? そんなにヤバイ病気なのか…?」と、
マジメな顔で言うほど無知だったのに、
受けと仲良くなりたい一心で、右腕が疼く闇属性を演じちゃって…!?
受けに合わせて一緒に中二病になってみるけど、
受けの言動がぶっとびすぎてて驚く事がいっぱい!でも一緒で嬉しい!
そんな攻めの様子がとにかく面白かったです (≧∇≦)♪
でも同時に、
攻めが受けの変わった所も否定せずに丸ごと受けとめるところとか、
根底にある 好き の気持ちがとても純粋なところとか、
キュンとなる要素もいっぱい☆☆☆
そして、攻めにちょっと引きつつも冷静にアドバイスをしてくれる、
ヤンキーっぽいノンケ友人の西園寺くんがまたいい味。
一緒に中二病になるって、バカかよ? それでいいのかよ!?と、
呆れ & ツッコミを入れながらも応援してくれる西園寺くんは、
読者の視点と同じで、それがあることでより読みやすく面白いのです。
一話ごとについている副題も凝っていて、楽しかった~
描き下ろしで、西園寺くんの妄想として、
攻めと受けとの挿入までのエッチが描かれているだけで、
(妄想後は、ノンケの西園寺くんは自爆☆)
エロシーンは少なめでしたが、全然物足りなさはなくて、
すごく笑えて、すごく楽しめた1冊でした~オススメです☆☆☆
初読み作家さんでしたが、設定に惹かれて手に取りました。
表紙でワクワクさせられた通りの、面白くて可愛くてキュンとなる1冊でした。途中何度も笑ってしまって、ギャグとのバランスも良かったです。
主な登場人物は、中二病の持ち主・はじめとはじめに惚れたヤンキー・百目鬼と百目鬼の親友・西園寺の3人です。
はじめの中二病は突き抜けてて気持ちイイし、百目鬼の恋するバカ男っぷりも萌えます。
そして、何と言っても、西園寺が面白くて大好きでした。心の中で呆れながらも的確なアドバイスをしたり、隠れた漫画家の才能がたまりません。おまけに、百目鬼との会話は漫才のようだし。だからか、主役2人のその後よりも、西園寺先生の作品が気になりました。
そんな、イヤなことも吹き飛ぶような、疲れた時に元気がもらえるような、バカなコたちが可愛い1冊でした。
その気になればどこからでも恋物語は展開できると
証明している一冊です。
強引?いえいえ、剛腕でしょう。
昨今では人を一段低く視る為の手段として弄される
言葉として扱われがちですが、本来は愛しさ混じりの
自嘲であったであろう『中二病』。
本作ではその本来的な意味合いで用いられている様な
気がします。
…だからこそ読む際には一寸用心が必要なのですが。
中二病を低く視て嗤い飛ばしていると多分作中の
展開には納得できないでしょう。
身に覚えのある方は、きちんと身悶えしながら
読み通す事をお勧めします。
目の付けどころが「それ、アンタ、ラノベだし!」とツッコミ満載の怪作!BLバージョンでやるとこうなるよね という「ラノベ」定規格のツボをちゃんと押さえてあるのが笑いを誘われた。合間に置かれた四コマ漫画の「西園寺くん」もナイス!
面白さに萌×2で!
さすが藤峰式さん!ここまで中二病に正面から、しかも明るく楽しく面白くぶつかった作品は初めてです。
転校初日にはじめに一目惚れした百目鬼。
でもはじめは中二病真っ只中でクラスでも浮いた存在の美少年で…。
百目鬼が一生懸命はじめの設定に合わせようと頑張ったり、毎回友達の西園寺からアドバイスをもらったり、恋する男の子と中二病がうまいこと噛み合う奇跡が笑えて。そう!中二病を逆手に取るんですね!
でも百目鬼は自分が本当はどうしたいのか…。
もうはじめを騙して恋を実らせようとするのは嫌になって…。
そしたら、なるほど!闇属性じゃなくてもその発想があったか!
はじめったら!
百目鬼も、もうはじめの為なら中二病でも何でもいい!はじめを守るのは俺だ!って感じで。
貫いてますね。そのまま行くのね!いいのかよ!ですね(笑)
毎回タイトルがラノベ(実はよく知りませんが)のタイトルっぽくて、4コマ漫画もあって、細部までこだわってますね!
伊集院光さんが好きなのですが、とうとうBLで繋がるとは複雑な気分です。(伊集院光さんの造語ですよね?)
西園寺くんがカッコいい‼︎ 何だかんだ言ってても、アホアホな恋人たちを最後まで見守る、その温かい友情もさることながら、色っぽい切れ長のタレ目と背の高いそのルックスもカッコいいよね。終盤の「勝手にやってろ!どーぞお幸せに!」と捨て台詞の様に言って、去る時のやれやれ、っといった風な、表情がとても好きです。聖の果てしない惚気を辛抱強く聞いてやったり、バカだなーって思いながらも、結局気になって構いに行っている。気になって仕方がなくなっている。西園寺くんが居ないと物話も進まなかったと思います。
こんなヤバいカップルを間近に見過ぎて、西園寺くんが中二病的な内容の漫画家さんになってしまうっていうのも可笑しくて。描き下ろしは何と、西園寺先生の作品かも⁈
各章のタイトルも如何にもな感じでくどくて笑えます。
ラノベも中二病も私にはよく分からないけれど、西園寺くんの解説で、とってもよく分かった…?気がします。思春期特有のアレコレとちょっと特殊な中二病と、その思い込みの激しさは一緒くたにしちゃってもいい!それも青春だ!なんて、楽しい気持ちになりました。