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香港ヤクザシリーズ第2弾の完結編。香港裏社会モノ風味のBLというよりは、BL風味の裏社会モノと思って読んでください(*´∀`*)ノ
のめり込むように最後まで読みました。そういうことだったのか…と納得する一方で、終わり方が切なすぎた。
このシリーズには珍しく、BL要素が出てます。(ってもキスくらいだけど…)
参謀のメイと自称・ボディーガードの狂犬、アワイが泣かせてくれます。
組織を裏切る選択をしたメイに付いて行きながら、実の兄弟愛の深さに嫉妬し、錯乱して愛する男を半殺しにしちゃうアワイの弱さが痛々しい。
メイとアワイの関係は不思議で、そもそも二人ともノンケだし、メイに心酔したアワイの一方的な愛で成り立ってるようなものなのですが、それでも継続して愛を押し付けてると効果があったようで、最後にはキスを許すくらいにメイもアワイのことを受け入れるんですよね。
絶対に恋愛にはしないだろう男たちだったから、たった1回のキスだけでもすごく意味があって特別なものだった。
表現の仕方はいろいろ間違っちゃったかもしれないけど、間違いなくアワイはメイを愛してたし、メイもアワイの存在に助けられてたというのがわかり、しみじみしました。
いいなぁ…このシリーズ好きだなあ。
こういうストイックだけど深い愛もいいですね。裏社会もの好きだし、香港という街に興味も持ちました。ちょっと行ってみたいと思わせるなにかがある。
※作品のあらすじを読んで、フェイとメイの『ガチ兄弟』ものじゃないのかと疑問に思った方へ。
たしかに、ストーリーのメインはこの兄弟の因縁にまつわる話ですが、BLという意味での絆をみせてくれてるのはメイとアワイのコンビだったと感じたので、このレビューでは後者の二人の愛の行方について書いてます。
《個人的 好感度》
★★★★★ :ストーリー
不明・・・ :エロス
★★★★・ :キャラ
★★★★・ :設定/シチュ
★★★・・ :構成