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pheromone trap
良くも悪くも安心して読める1冊。 短編集なので3カップルのお話が読めます。 学生もの2本に社会人1本。 どのカップルも執着(?)攻めになるんだろうけど、藤崎さんといえば素晴らしい執着攻めの他社キャライメージがやっぱり強いので、それに比べるのもなんですが(やっぱり比べてしまう)ちょっと中途半端な感じがもったいないかな。 表紙のお話だけはショートが読めたので良かったですが、他の話もその後がもっと読めたら満足だったかも。
まだまだリブレさんでは試行錯誤で迷走中。
そんな感じの短編3作品となりました。
「意地っぱりと甘えんぼう」
お酒の勢いと、その後の美隆の微妙な感情の変化に畳み掛けるべき涼二の気持ちがおざなりで、美隆同様気持ちを疑ってしまいます。
何より高校生の割には冷静過ぎてて若さを感じることができませんでした。
表題作「フェロモントラップ」
こちらは大学生2人。
理想の体を目の前にして、筋肉の動きのひとつひとつに目を奪われているうち誘われるがまま関係してしまう好奇心。
深みに嵌りそうで嵌らない、そんなもどかしい関係に悩む姿がこちらも微妙。
辿り着く場所は分かっていても、表情の硬さに感情の昂ぶりを感じることが出来ずシラケてしまいます。
そして「夜に抱かれた男たち」
こちらはハタチを超えたワカゾーらしい無知と浅はかさに藤崎さんらしい周りの見えて無さがクスリとさせてくれます。
年齢不相応な部分も夜の世界での経験値と言い聞かせることで好意的に読むことが出来ました。
ただ残念ながら、全体的には顔、体、話し方がバラバラな印象で気持ちが盛り上がる前に萎えてしまいました。