条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
kimi ni furu tegami no hanashi
初読み作家さんです。
「君に降る手紙のはなし」
手紙っていいですよね。私も好きです。
学年一のモテ男雨夜に片想い中の麻生は、雨夜が告白は断るけど手紙なら読んでくれることを知り靴箱に手紙をしのばせることに。
雨夜も手紙を楽しみにしてくれてなんとお返事まで。
なのにとうとう手紙の送り主が麻生だとバレて雨夜はからかってたんだと怒って。
手紙がなくても麻生のムードメーカーなところに癒されてた雨夜でしたが。なかなか雨夜の怒りはとけません。
釈明の手紙を雨夜の靴箱に入れようとしたら…。
雨夜は男同士という問題はなさそうですね。それだけこれまでの手紙に好意を持ち、本当は麻生自身も好ましく思っていたのでしょうか。
もうエッチはないだろと思ったら卒業式の後に教室で触りっこ。2年で付き合いだして卒業式までキス止まりだったのと、いきなりアソコを扱きだして二重でびっくりです。
麻生のボタンがなかったことに嫉妬したのかな?
「9年目の交差点」
うう、最初のイジメ?は地雷かも。
でもアレクサンダーはとっくに乗り越えてたんですね!八坂の罪悪感まで拭ってくれて。
いきなりエッチで上書き?展開急だな。
でも恋人になって幸せそうな二人で良かったです。
「忘れっぽい俺の恋人」
前世ものですか!
相手から見つけてくれて。でもあまり覚えてないようで。
前世の最後の三日間は幸せそうでしたね。
現世でも結ばれて断片的には覚えてるらしい恋人。
海の見える家を買っておいたのもそのため?
ロマンチックなお話でした。
三つのお話が収録されています。
その中でも「手紙」という古風なアイテムに惹かれて、この本を手にするきっかけとなった表題作がやっぱり一番好きです。
学年イチのモテ男(首席かつイケメンだがチャラくない)雨夜に片思い中の麻生。
ギラついた女子からの不要なやり取りを避けるため、雨夜はLINEもメールも使っていないけれど、手紙は書くのに労力いるの知ってるから、ラブレターはちゃんと目を通すという雨夜の言葉に、麻生は手紙を書く事を思いつきます。
自分の気持ちを伝えることは無理だと諦めていた麻生にとって、想いだけでも知ってもらえる手紙はまさに希望の光。
差出人「M」として こっそり雨夜の下駄箱に入れた手紙は、素晴らしく綺麗な字で、学校のまわりの美しいものとか、たくさんの感謝の言葉などが綴られているんです。
麻生は成績もイマイチだし、抜けてるところがいっぱいあるけど、実はこんな繊細な感性を持ってる子なんだなぁ、いいね、いいね!と彼を応援したくなります。
そして雨夜もこの手紙を読んで、つまんねー!ダリー!とか思わず、やがて心待ちにし始めるところもいい。古風でピュアな二人にキュン。
差出人が女じゃなくて男の麻生だと知った後も受け入れられたのは、やっぱり手紙で本当の麻生を知ってそこに惹かれたからだろうなぁ。
「手紙」という特別感が味わえる作品だと思います。
できれば丸々一冊このカプで描いて、そしてもっともっと手紙をやり取りして、手紙の内容も文章として読みたかったなぁと思います。
【9年目の交差点 】
高校時代の酷い出来事でお互い自責の念を抱いていた二人の再会もの。
お互い相手に謝りたかったという過去の出来事から、ようやく自由になれた二人。
これから明るい未来が待っているんだろうなぁと思わせてくれる、どこか穏やかで晴れ晴れとした読後感が得られます。
【忘れっぽい俺の恋人 】
SFファンタジーっぽいお話です。前世では敵国に捕らわれ死刑寸前の死刑囚&人間に近い感情を持ちすぎた故に廃棄が決まったセクサロイドだった二人。
たった3日間恋人同士として過ごしたにすぎない二人だけど、生まれ変わった二人が再び惹かれあい恋人同士として暮らす様を見ていると、そのたった3日間が過去の二人にとっては一生分に値するほどのひと時だったんだろうなぁ、だからこそ現世でも再び巡り会えたんだろうなぁと思えます。
三編のお話から成る一冊。
どれも好きだけど、特に印象に残ったのは最後の一作。
こういうの、好きだなぁ。
全体的にどのお話も、優しくてホッとする癒しの一冊。
表題作も、今この時代だからこその魅力がv
三編ともに、手書きの優しさのようなものを感じる、
暖かな仕上がり。
特に最後の作品は、
本来なら冷たい手触りのものが、
時を重ねて柔らかな温かみを持つような、
そんな優しさを感じる。
先の方が書いていらしたように、
どれも続編とかもうちょっと長編でも読んでみたい。
限りなく神に近い「萌×2」
風緒先生の線がスッとした絵が好きで購入しましたが、3編とも相手を想う気持ちが切なくて、結末が優しくて、心を洗われたような気持になりました。
「君に降る手紙のはなし」
普通の男の子・麻生が恋してるのは、文武両道・学年イチのモテ男・雨夜。
麻生は男だし告白なんてできないと思っていたけれど、雨夜がラブレターを読むと知って、匿名”M”として雨夜に手紙で気持ちを伝え続ける。
誰かはわからないけど、綺麗な文字で丁寧に気持ちを伝えてくる手紙を、雨夜も心待ちにするようになる。
でも差出人が麻生だとわかると、雨夜は「からかうな」と怒りだして…
手紙って書いてる間だけじゃなく、なにをどうやって伝えようか、大事であればあるほど時間をかけて考えるから、書き手の想いが文字以上に詰まってるんですよね。
麻生は、季節の移ろいや綺麗なもの、好きって気持ち以外も、雨夜に伝えたいことが溢れてきて、気持ちは目には見えないけど、”手紙を書く”って行為がぜんぶ麻生から雨夜への想いだから、読んでてキュンキュンしました!
それと麻生は元気で明るい普通の男の子だけど、奥ゆかしい優しさも感じられて、手紙はこんなにも書き手の内面が反映されるものなんだなと、あらためて、手書きの手紙が持つ”力”を感じました。
「9年目の交差点」
八坂には忘れられない罪悪感ゆえに正しくありたいと警官になった。
全寮制の男子校で上級生に乱暴されていた友人のアレックス、自分への行為も強要され、八坂は動転してアレックスを助けることもできず、その場から逃げてしまった。翌日、アレックスは学校から消え、八坂は謝ることもできず…
そして大人になってからの再会。アレックスも八坂を巻き込んだことをずっと謝りたいと思っていて…
あの時のことを終わらせて、新しく一歩を踏み出した二人は生まれ変わったように表情が晴れやかです。
「忘れっぽい俺の恋人」
前世の記憶があるステフは、かつての恋人をずっと探していた。
そしてルカは前世の記憶は無いのに、自分を見つけてくれた。
ステフの前世は刑執行目前の死刑囚、ルカの前世は廃棄が決まったセクソロイド、二人は先の未来を想像しながら、最後の三日だけ恋人として過ごす。
前世のエピソードはとても切ないけど、再会できた現世で、ルカに記憶は無くても、ふとした瞬間に前世の名残りがあって、今生で二人が穏やかに暮らせていることがとても嬉しくなる。
読み終えた時に、心が静かに凪いでいるのを感じました。
萌えありきのBLだと駄作みたいに聞こえるかもしれませんがそうじゃないんです!
萌えはちゃんとあって、優しい結末でしっかりしめられているから、心穏やかにENDマークを受け入れられるんです!
寝る前に安眠を誘ってくれる優しい飲み物のような本でした。
秘めた片思いを、靴箱経由の手紙に託す、純情高校生物語。
男同士だからこそ、片思いでも思いを告げることすらできなくて、ただのクラスメイトとして振る舞っていた麻生。
ある日偶然、片思いの相手である雨夜が、靴箱に入れられた手紙はすぐ捨てたりしないで、ちゃんと持ち帰るのを知って、以前自分の字を褒めて貰ったことや、名を明かさなくても手紙でなら自分の思いを伝えられると、靴箱に手紙を入れるようになります。
この、麻生の書く手紙が実に奥ゆかしくって、ギラついた女子に常に狙われているような学年一のモテ男の雨夜がグラッと来るのはもう当然。
でも、相手が男となると、未体験なだけに、手紙に込められた感情も何もかもを、疑って拒絶してしまい…。
高校生同士の、こういうウブなすれ違いって萌える。
晴れて両思いってなっても、キス止まりなのも萌える。
作者様初読みです。
手紙にまつわる高校生の純愛!!!という点に惹かれて購入しました。
表題作のほかに、2つの作品が収録されていました。
先ず、表題作!
字はとてもきれいだけど、お勉強はあまりできない麻生が、成績優秀、スポーツ万能、眉目秀麗の雨夜に片想いしてしまい、ただ見つめるだけの日々だったのですが、ある時、差出人を隠して雨夜に手紙を出すことにして・・・という不器用で可愛らしくて、純で初心な恋模様が描かれています。
次に収録されているのは、再会モノです。
短いお話なのですが、偶然の再会から、攻め様を苦しめていた過去の出来事(受け様を救えなかった事)、そして、再会後の話・・・とギュッと凝縮されています。再会後とんとん拍子に話が進むのですが、ページ数の都合上仕方ないのかなと思います。
3作目は、ちょっとファンタジックというか、輪廻転生ものです。
前世のエピソードはとても切ないですが、なかなか素敵なお話でした。
攻め様しか過去を明確には覚えていない・・・というのも良かったです。
『君に降る手紙のはなし』
明るくて少しおバカな麻生は、成績優秀でスポーツ万能、学年一モテる雨夜に片想いしている。ある時、雨夜の下駄箱にはラブレターが入っていた。
メールは苦手だが、手紙は嫌いじゃないという彼に自分も手紙を書こうと決意する麻生。
数日かけて書かれたラブレターを読んだ雨夜は、やがて手紙の主が気になりはじめる。
表題作なので、他の二作品に比べてやや長いストーリーではあるものの、もっと続きを読みたかったです。今どきのDKであろう麻生が、数日もかけて一生懸命手紙をしたためる姿にキュンとしました。ノートに誤字が多いところから察するに、国語が得意なわけじゃなさそうだけど、好きな人に想いを伝えたいが為、漢字を調べたり筆跡変えたりしながら書いてたんだろうなぁ。
番外編で漸く触りっこしてるけど、最後まではいたしてないので、続きを期待せずにはいられません。
『9年目の交差点』
9年前、同級生だったアレックスにされた事を忘れられず、後ろめたい思いを抱えながら警察官になった八坂。偶然再開した二人は、あの時の傷を清算しようと身体を重ねる。
過去に起こった事は消えないけど、これからは前を向いて二人で歩んでいけばいいじゃないか。そもそもあの事件がなかったら二人の接点はなかったんじゃないかな、とも思います。八坂は今後、アレックスの尻に敷かれそうだ。
『忘れっぽい俺の恋人』
物心ついたときから誰かを探していたステフ。それは、前世でたった3日間恋人だったひと。そのかつての恋人ルカと再会し「一目惚れした。俺の恋人になってよ!」と告げられる。
ルカには確かな記憶などなかったが、それでもステフをみつけられたのは、脳ではなく心の底が無意識に彼を求めたからじゃないかと思います。過去と現在を行き来するストーリーなので、もっと長編でも良かったかもですね、