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yurei na kareshi
…という感じの、表題作含む4つの短編が収録されています。
どのお話も、高校生同士の不器用な感じや初々しい感じにキュンとなります。ただ、(短編なのでしょうがないと思うけど)これから…ってところで終わってるので、もうちょっと続きが読みたかったです。
◎表題作
一番好きだった作品です。
一緒に事故に遭って、片方は記憶喪失で片方は生霊になって。
なぜ事故に遭ったのか、自分達は恋人同士だと篤(攻め)が嘘をついた理由…。
展開は分かるんだけど、それでも可愛くて萌えました。
吉孝の告白を篤が断った理由が???だったけど、カバー下に描かれてる無意識の2人のイチャイチャも微笑ましくて。おまけに、2人の幼馴染みの、女の子の突っ込みもおかしかったです。
他の短編では、『勝気な僕とダメな君』が、2人のすれ違いっぷりやライバルの存在が萌えて好きでした。
エッチの描写も少ないくてストーリーも可愛いので、初心者さんにおススメできそうな1冊でした。
交通事故で意識不明だった吉孝(受け)が意識を取り戻したとき、そばには幼なじみの篤(攻め)の生き霊がいた。事故の衝撃で事故前後の記憶のない吉孝に、篤の生き霊が言うには、自分たちは恋人同士だったらしい。確かに一緒にいるとドキドキするので間違いないはずなのだが、キスしようとすると異様な緊張に襲われ…。
表題作含め、いろんな短編を集めた短編集でした。
とりあえず表題作ですが、とにかくご都合主義というか、こういう話にしようと思う方向に無理やりいろんな設定をこじつけてるような感じでした。
受けが目覚めたところに攻めの生き霊がいるんだけど、それを説明するための役割として、その場に偶然別の幼なじみ女子がいる。その女の子はなんと偶然寺生まれのため霊感があり、都合よく受けにいろいろ説明してくれる。受けの記憶喪失も、攻めとの会話だけうまいこと忘れてる。
結局付き合っていたというのは嘘で、受けの告白を攻めが断っていたのですが、その断った理由が「ずっと皆といれればいいと尻込みしてた」という一言。何だそりゃ! と思いました。それ普通に「これからもお友達で」パターンやん。なのに本当は好きだったとか、生き霊が都合よく霊感のない受けに見えたのも「想う強さのせいだろうな(by攻め)」とか。いや全然強くありませんから!
あと、妙に気になったのが、生き霊攻めが着ている和服がなぜか左前なこと。生き霊なのに死人仕様なの? あとなんで生き霊が頭にハチマキ巻いてるの?(表紙参照) ハチマキのせいでギャグにしか見えないんだけど…。
突っ込みどころ満載の話でしたが、それでもまだ他のものよりはましでした。他のは1エピソードで突然くっつく幼なじみもの、訳のわからない運動部×優等生(話したことすらないのに受けが攻めを好きで、誤解で告白したあと話したことすらないのに攻めがオーケーする話)、そしてまたもや訳のわからない幼なじみもの。表題作もでしたが、作者さんは幼なじみがお好きなんでしょうね。幼なじみならある日突然くっついても問題なし、なのかなぁ…。