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hoshii to hoshigari
大学で図書館受付のバイトをしていた曽刈(攻め)は、突然学生の瀬加(受け)に「俺の頭をなでてほしい」とわれる。変な奴だと思ったが、以来瀬加が曽刈にお菓子などを貢ぎ、そのお返しに頭をなでるという習慣ができる。そのうちなでるだけで喜ぶ瀬加が可愛く見えてきて、「他にしてもらいたいことないの?」と聞いてみると「舐めたい」と言われ…。
心理描写がややあっさり目の短編がたくさん入った短編集でした。
表題作は、手フェチの同級生に「頭をなでて」と頼まれた大学生の話。頭をなでたり指を舐めたりはしていましたが本番はなしで、描き下ろしのオマケ短編にて本懐でした。
オマケ短編があったおかげで、受けが攻めの指に惹かれたところなどもあり補完できましたが、短編だけだといきなり「頭をなでてほしい」は唐突すぎると思いました。受けも不思議ちゃんでもなくごく普通の男の子なので。描き下ろしがあってよかった。
他の短編も、描き下ろしがあればよかったな、と思ってしまうような作品が多かったです。いわば説明が足りなかったり唐突すぎたり物足りなかったりという…。
早漏を治すべくゲイの友達に相談したらヤられちゃった話、幼なじみ同士、方言男子の話などが入ってました。
ゲーム好きな友達ができて喜んでたら、その友達がゲイだという疑惑があると聞き、確かめると避けられちゃって…という話が可愛かった。まあ唐突感はありましたが、攻めの子が健気でよかったです。
7つの短編集でした。
ほしいとほしがりは、大学図書館の受付バイト×大学生で可愛いんですけど、あり得ないお話。いきなり、大学生がバイトに俺の頭なでてくれない?!とお願いすると、次の日から大学生がものを貢ぐ毎にバイトに頭をなでてもらうという。そのうち、バイトは手をなめられたり、あそこをしごいてあげたり、展開はやってなりました。
他の話もそれなりには面白いけど、なんか物足りないです。二人が結ばれた後の話がほぼないのが、物足りないのも原因の1つかもしれないです。