詩雪
okazu nayoru
『ラーメン青島屋の死神くん~ドントセイバイ~』に収録されている「またはりぬ ちんだら かぬしゃまよ」の、その後の話。コミックスではこの表紙のふたり以外にもうひとり超仲良し(みーちゃん)がいて、3人は幼なじみなのですが、ふたりしてみーちゃんが大好きなのにこの先それは叶わぬような、どうにもならないような、ちょっぴり切なく微笑ましい感じの三角関係だったんですよね。※以下ネタバレあり
みーちゃんは東京の大学へ行ってしまい、地元を離れ大学&専門へと進んだふたりは同じアパートでお隣さんらしい。みーちゃんとの別れ際、辰がこっそり抜け駆けキスをしたと思い込んでいる悠里は、未だに「自分にも間接チューさせろ」としつこいが、辰には相手にしてもらえずいるようです。さて今宵、ニヤニヤ顔の悠里(おバカ)は背後から辰に忍び寄り「チュー」に成功するのですが、なんと次の瞬間押し倒され、逆に激しいキス返し!しかも、実は辰とみーちゃんがキスしてなかったってどういうこと?!?ギャーギャー怒って飛び出し隣の部屋へと帰って行く悠里ですが、あのキスにしっかり下も起き上がっちゃった(←ふたりとも)。で、悠里のエッチな顔を思い出し今夜のオカズに…と言ったって、もう恋の予感しかしないような気も(笑)。このふたりがエッチするような展開になったら、みーちゃんは爆笑するのだろうか…気になります。
とても短いお話ですが、見たいところ見せてくれたなぁという感じで満足です。続き、読みたいなぁ。しかしこの3人ってとても素朴な感じがよくて、みんなタイプが全然違うのですがその違うところこそがチャームポイント。口数少ないが素直でこっそり好きアピールしちゃう子(辰)と、おバカな超ワンコだがツンデレ発動ぎみ(悠里)と、かしこくて面倒見のよいラブアンドピース(みーちゃん)。男の子3人いつも一緒の幼なじみって、やっぱりいいな。ザリガニ取りに行ったり、アイス食べながら並んで帰ったり…そして大学生になってもこんな感じって、うらやましいな。