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maeyori mo dareyori mo
1999年から2001年に雑誌に掲載された作品です。
全部で6つの短編と表題作シリーズの短い描き下ろしが収録されているのですが、6作品のうち3作品は表題作シリーズで、桐島という財閥の息子たちがそれぞれ主人公になっています。
全体的にはコメディやギャグテイストなので読みやすいのですが、攻め様が誤解や思い込みから暴走して受け様を襲ってしまうという展開のお話がいくつかあって、ちょっと飽きてくるかもしれません。
まぁ、この作家さんは他にもそういう展開の作品を沢山描かれているので、それを承知で読むなら大丈夫かと。
ギャグ度が一番高かったのは「海亀卓球物語」だと思いますが、これはかなり弾けてました(笑)。
余り深いことは考えずに読むと楽しめると思います。
シリアスっぽい表紙だけど、アホアホで可愛いお話の短編集です。
『売春』『前よりも誰よりも』『我が儘』
ホモ3兄弟のそれぞれのお話です。
二男の崇の話が一番好きです。3人とも、相手に溺愛してて人目(祖父)を気にせずにイチャイチャしてるのが、微笑ましくてイイです。
でも、一番好きなのは祖父です。孫が全員ゲイで、血が途絶えることを心配してるのが可哀想で笑えます。
『Bluish Spring』
若返った教授が、好きな学生に近付くお話です。
でも、若返る魔法は、あっという間に終わってしまって。ばれないと思ってたのに、最後に気付かれたのにキュンときます。
『海亀卓球物語』
先輩に憧れて卓球部に入ろうと思ったら、入部テストがあって。そのための練習に付き合ってくれる先輩が、教えてくれた方法が衝撃的でした。
亀の甲羅をかぶって、お尻から玉を…!!海亀の産卵シーンに感動すらします(笑)
『家族』
小さい子供に、自分たちの馴れ初めを一生懸命話してるのが微笑ましくておかしいです。
CJ Michalskiさんらしからぬ表紙のシリアスさに、期待半分不安半分でページを開いたんですが、中身はいつも通りのCJ Michalskiワールドで、期待も心配も空振りしましたw
空振りだけど中身には大満足です。私がCJ Michalskiさんに求めるのは意外性ではなくて、「いつも通りアホ可愛いCJ Michalskiワールド」なんですよね。
短編集なんですが、ホモ三兄弟のシリーズがとくに面白かったです。あとがきの設定を読むまで気づかなかったけど、兄弟だったと知ってさらに萌えました。
とくに三男の『我が儘』がイイ。攻め様が時計をチラ見して、「世話役」としての役目から解放された瞬間に襲いかかったのが素敵。
あと強烈だったのが海亀の産卵な短編。
CJ Michalskiさんにしては珍しい受け攻めの配役に驚く暇もなかったのは、中身のぶっとび具合いのせいです。卓球の球を産卵させるって、どこからそんな発想が…!笑ったけど!
CJさんにしてはシリアスで抑えた絵柄の表紙ですが、中身はいつものCJさんです。
色んなカップルが出てきますが、最後の話で実はこれは皆三兄弟のそれぞれのカップルの話だった事が判明。
自分はよく兄弟が次々に男とくっついてしまう作品を読むとこの家の家系はここで終わりかーとか余計な心配しちゃうんですがこれではしっかり妹が出てきてくれて家系存続は大丈夫そうでちょっと安心しました。
どのカップルも基本シリアスで、ちょっとコミカル度が入る恋愛話。
そして読みきり短編ながらおそろくインパクトがあったのが「海亀卓球物語」
ゴツいし美形でもないゴリラ系な男が卓球部に入部する為に、海亀に扮した特訓をするんですが……最後の海亀産卵シーンが…!!!もっそいツボに来ました。
ブサ受け的にもツボに来ましたー!
それぞれ独立した話ではあるが、三兄弟のそれぞれのお話だったということで。このホモ3兄弟の祖父がかわいそうすぎて、思わず笑ってしまいました。最初のカラーイラストがこの祖父と3兄弟の4人の絵で、それがまたおもしろい。
表題作は、次男のお話。再会ラブです。すれ違いがせつなくて、キュンってした。攻めは社長で、デキる人なのだけれども、甲斐甲斐しく気を使う純を相手にすると、余裕がなくなるところとかめっちゃ萌えました。
再会Hは、半ば
強 引 で 、 エ ロ い
のですが、すごく
愛 を 感 じ ま し た 。
わたしはCJ先生の描かれる攻めがすごく好きです。クーデレが多めなのでしょうか。大人でかっこいいのに、受けのことが好きで好きでどうしようもない男って素敵じゃないですか。
三男のお相手・大沢の豹変っぷり(愛ゆえの?)は良かった。気持ちを抑えきれなくなる感じ、ほんっと萌えます。
シリアスあり、エロあり、ギャグあり(海亀の産卵は斬新すぎる・・・!)でとても面白かったです。