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masho no Traumerei
BL福袋の中の1冊。
軽くストレスフリーで読めます。
嫉妬はあるものの、当て馬風はさらっと登場してさらっと去っていくし、当て馬に恋していた後輩の話も広げるのかと思ったら特に何の進展もなく。
さらに舞台となる美術部の顧問が保健医で当て馬風の恋の相談乗っていたようなのですが、この保健医が当て馬風とどうこうなるという展開もなく。保健医、初登場シーンで生徒相手にヤリ○ン活動をしていたようなのにそれも別に膨らませるわけでもなく。
さらに保健医と攻めが兄弟という事実も「別にいらない設定だったのでは…」というくらい保健医の影が薄い。
ここまで薄いのに肉付けした意味が分からない。
絵は受けは可愛いし、攻めもきっちりカッコよかったです。
でもまったりとのんびりと、地雷を踏んだ後のリセット用に読みまくる1冊の中に入れても害はない作品でした。
あらすじから想定できる内容で、特に中身があるわけではありません。
拗れたり山場があるわけでもなく、気がついたらスルッと両想いになっていたという感じです。
同時収録の短編2つも盛り上がる内容ではないです。
個人的に坂崎先生の絵柄がとても好みでした。
セリフにそこまで萌えたわけでもなく、内容も好みではありませんでしたが、笑顔も困り顔もかわいくて、絵に萌えました。
エロさについては全く感じません。
絡みシーンは、短編含めてほぼカットです。
始まる雰囲気からの事後です。
書き下ろしでわずかにチラッとしているくらいです。
読了の感想は、書きたいキャラクターと書きたいシーンが先行で、中身が追い付いてない印象です。
中身がないのでキャラの葛藤にも感情移入し辛いです。
性癖が出ないので、そちらのドロッとしたものも一切ありません。
絵が好みでサクッと読みたい気分であれば、頭を使わずにかわいいと思いながら読めます。
美術部の後輩・小椋(攻め)が副部長に襲われているのを発見した部長の直樹(受け)。魔性の男と呼ばれ、男女問わずモテモテの後輩を心配し、監視をすることになったが、一緒にいることでふたりが付き合っているという噂が流れてしまう。その噂を聞きつけ、小椋を襲っていた副部長が「おまえたち付き合ってるのか⁉︎」と詰め寄ってきて…。
何ていうか、説明も書き込みもあっさりすぎて、あらすじを紹介してるだけのようなマンガでした。展開はわかるけど、どうしてそういう展開になるのかの説明がないというか…。
攻めが副部長に襲われているところに遭遇した受けが、なりゆきで攻めを監視することに。そしたら付き合ってるという噂が流れちゃった。その噂を聞きつけ副部長が「俺が好きなのは攻めじゃなくおまえだ!」。攻めも「実は受けさんが好きでした」。
…なのに、なぜ攻めや副部長が受けのことを好きだったのか、好きになるのにどういうきっかけがあったのか、まったく書かれていない。受けが攻めを好きになった理由もよくわからない。いやそこが一番大事なとこでしょうよ…。
同時収録作も、総じてあっさりです。感情移入する余地がなく、ストーリーを流し読むような印象でした。あとタイトルが意味不明でした。トロイメライって…意味的にもおかしいし、音楽部ならともかく美術部だし…。
よかった点は絵が綺麗なこと。ちょっと線が太いけど、キャラの顔は可愛いし、身体も美しかった。
高校生カップルの表題作シリーズ、そのスピンオフ作が幅をしめる構成。
それとは別に大学生カップル、社会人カップルのお話がそれぞれ1話ずつプラスされた1冊です。
『読みたい恋がいっぱい! しあわせBOYS LOVEマガジン』
本作が掲載されていたMAGAZINE BE×BOYの、このキャッチコピー通り!
BLに限定されない、恋愛マンガのお約束どまんなかが盛りだくさんです。
帯には「からまる恋の四角関係」とありますが、そんなにからまっていませんよ。するする〜っと、ほどけていきます。
男前だったり、可愛かったり、さわやかで、ちょっぴり意地っ張りだったり、健気だったり、素直だったり、はやとちりだったりな男の子たちがオンパレードです。
また、"指から出た血は舐めときゃなおる"、”眼鏡をはずすと可愛いな”なんてシーンや、恋の決め台詞的なものも満載で、「ぎゃー!これが世に言う胸キュンというやつなのか!おらー!」という気分になれます。
ただワタクシめは、その"お約束どなんなか"に盛り上がれる時期を過ぎてしまった腐りぶりゆえ、本作から発せられる日の光がまぶしすぎて、腐ったカラダがもげてしまう…もう体質にあわなくなってしまった…といった始末でした。
このような、BLの初期衝動の甘酸っぱさを懐かしむという間違った読み方になってしまいましたが、あらためてBL登竜門といえば、リブレ。
まさしく『しあわせBOYS LOVEマガジン』だな、としみじみ思い、ぜひぜひこの作品から、フレッシュな腐女子が誕生することに期待したく、リブレさんと坂崎先生に敬意を評すばかりです。
とっても優等生の作品となっています。優等生すぎて面白みにかけてしまったかもしれません。
(余談ですが、保健医×立川くんでスピンオフして欲しかった…)
坂崎先生の絵の完成度の高さは抜群です!
その強みを武器にした優等生の枠を飛び越えたような作品が、他のレーベルさんから出てきたりしないかなぁ、なんて勝手に思ったりしてしまいます。