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complex danshi
今まででいちばん魅力的で惹かれたテーマで、当然のことながら買わずにはいられませんでした。
もう、表紙の涙目ソバカスっ子の陥没乳首に絆創膏がヤバイ。
絆創膏によってめくりあげられる隠れんぼう乳首がエロすぎます!
なにがコンプレックスか思いっきりネタバレしますのでご注意ください。
♦︎キミ記念日♦︎安堂ろめだ
『ロックアップボーイ』でお気に入りだった作家さまの、わたしの大好物な年下ワンコ×ツンデレ美人!
攻が一目惚れ&ガンガンアタックしてなし崩しに付き合ってからはや1年のカプ。
受も今では年下彼氏が大好きですが、今だにセックスできない理由が、お尻にある蒙古斑で…
クールな美人が持つ意外な秘密に初っ端からギャップ萌え〜♡
一途なワンコ攻が初めて剥き出しにした嫉妬心&怒ったさまと、
不器用な受がからかわれたくないがために必死で隠してきたコンプレックスを泣きながら攻に打ち明ける姿。
『お互いを本気で好きだから』という気持ちがとても表現されている、コンプレックスものとしては王道な流れだけど、めちゃくちゃキュンキュンするお話でした^ ^
惜しむべくは、せっかくのふたりの初セックスが省略されてしまってたこと…泣
見たかった!攻が受の蒙古斑をペロペロしたりぐりぐりしたりするエロがそりゃあもう見たかった!!
でも受の唇についた生クリームを、攻が舐めて取ってあげるキスはエロかわでした。
やっぱり大好きな作家さまに仲間入り決定!次回作も超絶期待です!
♦︎いばらの誘惑♦︎usa
『転落男子』のカプの続編です。
BLにおけるコンプレックスの代名詞といえる陥没乳首がテーマ!
普段はエリート検事な受が、実は淫乱でしかも陥没乳首というオプション付きとはスペック高すぎ!
あいかわらずエロはエロいし、敏感な陥没乳首を吸ったりペンのノックでグリグリの乳首イキは最高でした。
最後、少しラブな匂いもしてきたふたりなので、また続きがありそうな予感…
♦︎さよならコンプレックス♦︎おまる
攻の“ちょっとした刺激ですぐ勃起するtnk”がコンプレックス。
煽りの『臨戦態勢なtnkが出会ったのは迎撃態勢バッチリな相手だった』にワロタwwまさにソレなお話でした。
大学の飲み会で初対面なのに親切にしてきた受に、攻の秘密がバレてしまいます。
誰にも言わないようお願いする攻に、交換条件としてtnkをしゃぶらせてと迫る受。
受は以前から攻を狙ってたのかな?金髪ロン毛の一見クールな受が、地味攻のtnkに恍惚となりながら誘う淫乱ぶりにギャップ萌えです!
即完勃ち&絶倫コンプレックスな攻に、超ビッチで軽く執着受という運命のふたりに、ぜひとも続編希望!
♦︎その声で感じないでくれ♦︎しきなゆ
“セックスのときの感じる声”を元カレに罵られバカにされて以来、今カレの前では必死で声を抑えている受。
ヨリを戻そうと元カレにしつこく迫られ、様子がおかしいのを心配した今カレに受は全てをさらけ出します。
変な喘ぎ声も優しく受け止めてくれる今カレ。優しくてカッコ良い彼氏に受は幸せなはずなのに…。
意外性のあるラストが面白かった!
♦︎ハレモノラバー♦︎P子
こちらは性癖とかではなく、受の身体の障害という若干ナイーブなコンプレックス。
優しさと加虐心が表裏一体したヤンデレ攻の執着愛。
コンプレックスのかたまりである身体に触られ、拒絶したいのに感じてしまう自分でも制御不能な身体に戸惑う受。
歪な愛情だけど、まさしく唯一無二なふたりでした。
♦︎プリズム♦︎かたしな
“人とは違う目”を揶揄され人目を避けてきた受。
その目を綺麗だと言って愛でてくれる攻。
初めはおだやかだったふたりの関係は一通の手紙により変化します。
閉ざしがちだったけど、外の世界に飛び出そうとする受を繋ぎとめようとする攻。その執着は異常なほどで、受は以前から感じていた不安が確信的になり…
愛しているのは俺自信?俺の目玉?
あいかわらずちょっと病的なキャラと、皆まで言わないラストに思わずうなり声。
トリを飾るのにふさわしい作品でした。
その他、ホクロ、パイパン、強面、高身長受など、バラエティに富んだコンプレックス男子たちが楽しめる作品となっています!
今回は、超有名作家の名があるわけではありませんでしたが、気になる作家さまも増えてヨカッタ!
ガツンとクる作品はなかったけど、全体的に内容は満足!アンソロテーマのネタが尽きてきたら、第2弾とかだしてもいいのでは…?
このテーマにこの表紙ですよ!テーマの範囲が広くエロの出し方に個性がみえる感じではないですが、コンプレックスを恥ずかしがる受け、それに執着する攻め、+なにか、に注目です。以下いくつかピックアップしています。
◆羽澄しろ『卒業ランデブー』
付き合って3ケ月のふたりは攻めの家で高校卒業パーティーをしています。なかなか体を許してもらえないことが気になる攻め、それどころかこのタイミングで別れを切り出す受け。しぐさからウソを見抜いた攻めがムリヤリ脱がすと...え、パイパン?NO!なにしても生えないのです。さて攻めが取った行動はクリームとシェーバーを持ってきて受けに持たせ…愛がたっぷりの金髪ロン毛攻めがよかったです。攻め:「皮膚 刺激しまくって股間ボーボーにしてやる」(笑)。実はパイパンぽいルックスなのは攻めだと感じてしまったりするのですが、そこも含めて面白かった。
◆おまる『さよならコンプレクス』
こちらは「攻め」に長年あるコンプレックスのお話です。中学で好きになった子にそれを気持ち悪いと言われてから、恋愛できず風俗にも行けず女性との接触をなるべく避けている大学生。彼はちょっとした接触で「下半身が敏感に反応してしまう」のです。本当は恋愛がしたい、ただ好きになった子を大切にしたいだけなのに!そんな彼の前に現れた金髪ロン毛受けと一夜を過ごし、その彼が救世主となります。いやらしい気分になるとビッチに変身する受けくんだけど、おそらく本当はピュアで愛すべき男の子なのだろう。
◆しゃけ『ベイビーフェイスラブ』
少年のようなそばかすのベビーフェイス受けです。カフェでバイトをする受けと、カフェの客であり社会人の攻め(6つ上)。付き合って半年なのに、攻めがキスから先をしてくれないことに悩んでいる受け。きっとその「お子様顔」のせいだと友達に言われ、そうだもうこっちから仕掛けてしまえ、となる。冬なのに暑いとベッドの上で下着だけになってみたり、マッサージしてあげたりして誘うが効果ナシなのはなぜ?!すごくエロいシーンで、コーヒーを差し出すベビーフェイスくんの顔思い出しちゃって背徳感にゾクゾクな攻めがいいです。
◆しきなゆ『その声で感じないでくれ』
これは面白かった。受けはエッチのときに変な声が出ちゃうのでいつも声を我慢しているのだけど、彼に思い切って告白。だけど…コンプレックスを受け入れてもらってセックスしてもそんなに気持ちよくはないのはなぜ?やさしい彼に「かわいい声だよ」と言われるより、やんちゃな元カレに再会して「メス声♥︎」とささやかれた方がドキドキしてしまったことに気づいた受けは、また元カレに会いにいってしまうのでした。この、金髪でフードかぶってじゃらっとしたネックレスしている元カレのキャラが一番印象的です。元カレ目線も含めぜひ長編を読んでみたいお話だと思いました。
◆イゴ彦『上みて下みてまっすぐ歩け』
188㎝の高身長でネコ、そして自分より大きな人に甘やかされたいと願っている男子高生。このお話は攻めの同級生が年下ワンコっぽくて好きでした。背伸びしてキスしたり、お姫様だっこしてあげたり「ほら できただろ!」の満点の笑顔付き。ラストのHシーンからが急ぎ足でもうちょっとゆっくり読みたい気もしたのですが、年下ワンコ攻めの雰囲気が好きな者としてはとても満足です。
「コンプレックス」というテーマはやはり魅力的で、もっとたくさんの作家が萌えるコンプレックス男子や、それを含むシチュなど見てみたくなってしまいました。1~2ページとかで『性癖108TYPE』みたいなのとかもいいなぁ。あの価格で108人...そう考えるとあの本はお値打ちですね。勝手を言いました、そして話がずれてしまいましたが。