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デビューコミックスも気になっていたかいだ広先生。ちるちるのインタビューでの試し読みがいい感じだったので、2冊まとめて購入しました。
2冊目のこちらは4組のカップルの短編集です。
・『俺がおらんとあかんやろ』
関西弁で話すカップルです。関西には修学旅行で行ったことがあるだけで馴染みがないので、私の中の関西弁のイメージはテレビに出てくるお笑い芸人なので、うるさくてやかましい(関西の方ごめんなさい)イメージなんですが、チカとちはるの話し方はおっとりのほほんと脳内再生されてとてもいい感じでした!世話を焼く役割が逆になって動き出す二人の関係がふんわり描かれていて、BLにはよくある設定だけど作家の味が出ています。表題作になっているけど、描き下ろしを入れても短いです!エロも最後まではしていません。もっと二人のお話を読みたいと思いました。
・『溺愛ファンタジスタ』『溺愛ファンタジスタ延長線』
得点王に輝くほど有望なサッカー選手の悠馬と、悠馬が幼いころから憧れていたキャプテンの黒田。
すごい才能のある選手として描かれている悠馬の、黒田への変態じみた執着が楽しいです。黒田の部屋のトイレットペーパーまで額に飾ったコレクション部屋とか、黒田の嫁になるのを夢見てきた悠馬なので、家事も料理も完璧とか、いつ練習してるんだ!?とつっこみどころはありますが、オチも楽しかったです。
・『明日も晴天なり』
隼人とずっと一緒にいたくて田舎に残った天。隼人の畑を手伝いながら親友として過ごしていたけれど、ある日隼人の唯一の肉親である祖母が倒れて…。
天が健気で泣けました~(T_T)、隼人が好きだから、幸せになってほしいって心から願っている優しい男の子なんです。隼人には祖母しかいないから、結婚して子供を持って、幸せになってほしい、自分は出来ることをするんだ、明日には「おめでとう」って言おう。
短いお話なのでサクッとくっついてはしまうのですが、天が本当に健気で可愛いので、もっといちゃいちゃが見たかったです!
・『石油王さまのおなり』
こちらだけはイマイチでした。どうも私はこういったアラブ物は楽しめないようです。
どれも心がホッとするような温かい作品でした。かいだ先生がピクシブで公開されている『幸福神社前電話ボックス』というお話が素晴らしいので、BLではありませんが興味のある方は覗いてみてください。先生自身の人柄が作品に表れているのだなぁとわかります。作品と人格は別のものだと割り切って楽しむのもいいですが、作者と作品がリンクしているお話はやはり心に響きます。
ホンワカなBLです。
激しいのも好きですが、やっぱり時にはホンワカを読みたくなるもの!
そんな時にオススメの作品です。
ちはる(受)に尽くし続けることに生きがいを感じていたチカ(攻)が、両腕を骨折!
何もできないと思っていたちはるが、ご飯を作ったり、世話したり!あれ?これはこれでありかも!クセになる!
というお話。
表題作以外も、サッカー選手同士だったり、農家同士やアラブの石油王だったりと、なかなか面白い設定ばかりで、現実にはないでしょ!と感じつつも、BLはファンタジー!心を癒してくれる清涼飲料水!
どのお話もきゅんきゅんして、ほっとする素晴らしい作品です。
私的には、『溺愛ファンタジスタ』の悠馬くんがお気に入り。
黒田しゃんの家のトイレットペーパーを持ち帰り額に入れてるあたり、かなりの変質者なのに可愛い(笑)一途過ぎて笑えます。
つい最近作者の前作を読んでみたらとっても面白くて、お気に入りの一冊になりこちらも読むのを楽しみにしておりました。今作には表題作+3作品が収録されています。可愛い恋心と、相手のことを想って諦めようとしてもやっぱり「この気持ちは止められなーい!」な展開が印象的。楽しく読みました。4作品ですが、なんだかもっといろんな話を読んだような、バラエティに富んだ一冊です。たぶんどれも衣装(職業)が特徴的だからかな。しかし同時に...先のレビュアーさま方も書かれていますが、短編なのでやはりもっと読みたいというものがほとんどでした。終わり方はすっきりしているとは思うんですが、イチャコラがもう少しほしい…。
ところで裏表紙に、全4カップルが同じ橋の上に偶然いてそれぞれ何かやってる様子が描かれているのですが、なんとなくみんな似てる(笑)。黒髪攻め×明るいふわふわヘアの受け、というカップルが目立ったので、1つぐらい逆もほしかったかな。というのが、先日読んだ前作で黒髪受けがお気に入りだったというワガママな理由からなんですけどね。そしてこれまた個人的なあれなんですが、表題作のふたりの名前(チカ&ちはる)。どっちがどっちだっけ?って読みながらつい考えてしまった。ともあれイラストも可愛らしくてとっても素敵ですし(小っちゃい子も◎だった)、次も楽しみにしたいと思います。
デビューコミックでは可愛いリバを見せてくれた、かいだ広さん、
2冊目はどんなかな~~と楽しみにしていましたら、
エロさは少し控えめだけど、恋する可愛さが詰まった短編集でした。
■表題作「俺がおらんとあかんやろ」1話+描き下ろし
幼なじみの受けのことが大好きで、受けのお世話が生きがい!という、
中卒の鳶職人の攻め(表紙左)が、仕事で両腕を骨折☆
受けのお世話ができない…と落ち込んでいたら、
今までひとりでは何もできないと思っていた受け(表紙右)が、
かいがいしく攻めのお世話を焼いてくれて、ビックリ。
なのにそんな受けに、
攻めはお風呂で体を洗われて我慢できなくて、顔射してしまい…!?
両腕を骨折すると、トイレ後自分でお尻も拭けないのねw
ヘタレで格好がつかない攻めが可笑しくて、もっと読みたかったな。
お互いに大好き~なふたりがとても微笑ましかったです♪
■「溺愛ファンタジスタ」2話
同じチームのサッカー選手のお話で、
U‐21代表の若きエースの受けが、ベテラン選手の攻めにゾッコン。
とにかく受けは、攻めのことが好きで好きで、
試合でゴールを決めたらぎゅっとハグしてもらえるから、
そのためにサッカーをやっている!というほど。
まるで嫁のように攻めのお世話をしてあげたりして、
すごく健気だし、恋に生きる!って感じで可愛らしい受けだけど、
う~~ん…
サッカーが好きな身から言わせてもらうと、
そんな軽い気持ちでやっている選手が結果を残して代表招集…ってのは、
ちょっともやぁ~っとしてしまったな、
もっと真摯にサッカーに打ち込んでいる姿も見たかったです。
■「本日も青天なり」
家の畑を継いで農業を頑張る攻め × 攻めの事が好きな友達
攻めと一緒に居たくて、進路も変えたほどなのに、
幸せになってほしい…と、攻めと女の子との恋を応援するほど、
受けはとても健気。
その姿がとても切ないけれど、実は攻めも……で最後はほっこり。
朝チュンなのが残念だったけど、素敵なお話でした。
■「石油王さまのおなり」
家族の生活のためにと男の娘カフェで働いている受けに、
石油王の攻めが一目惚れして、振り向かせるためにあれやこれやと…
とても微笑ましいのだけれど、
現実味がないのもあって軽~い感じの印象でした。
どのお話も、片方が相手の世話を焼くというパターンだったので、
もうちょっと違った展開も見れたらよかったなぁ。
でも、素朴でコミカルな作風は好きなので、次作も楽しみにしたいです。