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14歳分のジェネレーションギャップ年の差ラブ!
toshinosa jyuuyonsai no kiseki
一回り以上年の差があり、 仕事も生活環境も全く接点のない二人が出会い恋をする話がテンポよく楽しく綴られています。
強烈な性格や酷いことをする登場人物も事件もない、
普通の日常の中で出会い仕事して合間にデートして徐々に愛を育む二人です。
受けは一時ひきこもっていたというオタクちっくなラノベ作家ですが、結構計算高いところもあり、元旦那に色気を出しているような攻めの元妻を口先で丸め込んだり、無意識に年上の彼氏を手玉にとってしまえる強かさがありいいパートナーになれそうだなと思いました。
全体的に攻めの視点で書かれているのですが、心の声や自分ツッコミのセリフが面白くて笑ってしまいました。
出来上がったばかりのラブラブカップルは人目のないところでのバカップルぶりがもう甘くて甘くて…。
恥ずかしげももなく甘いセリフや大好きオーラ出しまくる幸せな二人を堪能しました。
攻めは年下の若い子を眩しく思いながらも楽しそうに働く充実した様子にまだ二人きりの生活にさける時間は取れそうにないけれど「それも今必要なこと」と余裕で見守る優しさが年の差カップルのお手本のような素敵な方でした。
製パン会社常務の38歳の攻めは、ある日店舗視察中に犬を怖がって逃げていた24歳の青年と出会う。彼を助けたことで仲良くなり、その後も街で偶然会ったりして妙な友人付き合いが始まるが…。
14歳の年の差カップルが、現実的にはドラマチックに、BL小説的にはそうドラマチックではなく出会い、結ばれる話です。
何というか、ジェネレーションギャップも多々あるし、受けも攻めもどちらも片意地なところがあるし、変な話、いつケンカ別れするんだろう、と思いながら読んでしまいました。そのまま上手くいく道筋が見えなかった…。今は恋に目がくらんでラブラブだけど、そのうち別れるカップルみたいに思えました。
まあBL小説だから別れないのはわかるけど、あんまりラブラブが持続する説得力がないんですよね。攻めは無理してる感じだし、受けはあまりデリカシーがないし、お互い仕事は忙しいし。
良かった面は、話は面白かったこと。受けと攻めの恋愛以外のパートは割と楽しく読めました。
あと絵が綺麗だった。38歳の攻めがあまり老けて描かれていないのもよかった。
小説版BLというのを久しぶりに読みました。挿絵が入ってるんですね。より情景を頭でイメージしながら読めたのでよかったです。
登場人物もさほど多くなく手軽に読めます。ページ数も少ないので早い人なら数時間であっという間に読めると思います。
歳の差があるからか最初は堅い感じですが、読み進めていくうちに打ち解け読んでる方もうれしくなります。
ただ、男同士の恋愛への葛藤や、お互いどのような心情変化で好きになっていったのかの描写が少なめでした。
これがはっきり書かれていれば更に胸が締め付けられる萌になったでしょう。
起承転結の「転」のが薄めです。割とあっさりとことが進みます。話が大きく展開するのが好きな人はちょっと詰まらないと感じるかもしれません。
逆にほのぼのと二人の付き合ってゆく過程が見たい人とかにはお勧めです。
あまりBLにとっついた事がない人、とっつきにくい人などにはお勧めの作品です。
みずかねりょうさんのイラストが好きで手に取ってみました。
内容は、ざっくり言うと私の中ではいわゆる、基本型ザBLって感じの作品でした。
有名な企業の常務の慶一郎(攻)と、作品がゲーム化もされているぐらい有名なラノベ作家の芳樹(受)が、偶然カフェでちょっとしたアクシデントにより出会い、その後も偶然に会ううちにお互いが好意を抱き合い恋に発展して行く。
ノンケの葛藤も特に深く障害になる事もなく、恋人同士の関係になっていきます。
(あまりにもあっさり好きになっていくので、そこが少々突っ込みどころなのですが)
十四歳の歳の差によってジェネレーションギャップはあるみたいですが、慶一郎もそこは大人の対応をしているし、芳樹も相手に合わせるような無理もしない。
同居をしたいと慶一郎が思っても芳樹の今はまだ仲間達との時間も必要だと、愛しいと思うからこそ、芳樹の成長を一番に考え判断できるナイスな大人の男でした。
十四歳差という若い恋人に対して甘々なハイスペックな攻め。
さらりと読める、とくに事件的な事も無く、若い恋人に対して試行錯誤しながら、時には秘書の意見も聞いたりしながら甘々している二人のお話でした。
ハラハラドキドキはありませんが、安定した甘いゆったりとしたお話を読みたい方にお勧めです。
あらすじ:
製パン会社の常務取締役・慶一郎(攻め・38歳)は、犬に襲われるオタク系美青年・芳樹(受け・24歳)を助けたことで彼と仲良くなる。
芳樹に惹かれていく慶一郎だが、彼の職業は分からないままで…。
攻め受け両視点あり、最初からほぼ両想い状態。
ドラマティックな展開はありませんが、美男二人が本気の恋に余裕をなくす姿が何とも可愛い!
セレブ紳士×オタクという組み合わせがとても良い化学反応を起こしていたと思います。
芳樹は、同居人の漫画家とコンビで活躍する人気ラノベ作家。
雑誌の表紙を飾るほどの美形ですが、本人はシャイでかなりのインドア派。
慶一郎の前では飄々としたギークを気取っているのに、内心彼に嫌われないかドキドキソワソワしている乙女っぷりが可愛かったです。
相方の漫画家やアシさんたちも揃ってキャラが濃く、仕事部屋での彼らのクロストークは大変賑やか。あとがきでも書かれていましたが、某人気漫画を彷彿とさせる楽しげな作業風景でした。
慶一郎は、どんな気障な台詞も似合ってしまう紳士系イケメン。
ダンディな彼が一回り以上年下の同性を好きになり、慣れないゲームに付き合ったり、ベッドに誘うタイミングに悩んだりしている姿に萌萌でした。
満を持して結ばれた二人のベッドでの会話はとにかく甘々。
「ね…、どうして、あなた、一緒にいかないんです?」
「……きみが、欲しいからさ」
赤ずきんちゃんかいっ!とツッコミたくなるこちらの会話が特にツボ。
職業も年齢も違う二人が、それぞれ相手の仕事や趣味を理解しようと歩み寄り合っている関係もすごく良いな〜と思いました。
萌×2寄りです!