Cab vol.41

新連載も番外編も充実☆

お目当てのウノハナさん「犬と欠け月」は今回短めでしたが、他作品も面白く、なかなか読み応えある号でした☆

■ナツメカズキ「MODS」crack_3
デリヘルボーイ・シロの過去編。
父親の借金を返すためヤクザの風俗店で働かされているシロ。
父親がシロの稼いだ金を持ち逃げした後、雀荘主人で元ヤクザの時雨のもとに預けられます。
他の男たちと違いシロに手を出さず、手をつなぎ一緒に寝てくれる時雨。
時雨と過ごすうち普通の生き方に憧れ始めるシロに、時雨は一緒に逃げようと約束してくれますが…。

あまりにあっけない別れの場面が切なく、雨の中静かに泣くシロが痛々しい幕引き。
時雨が良い男すぎて、信虎よりこっちとくっついてほしかった想いは残りますがw、現在編の信虎の頑張りにも期待しています！

■ 日塔てい「愛に血迷え! -聖夜とバンビーナ編-」
クリスマス。千之助は敏と一緒に自宅で妹（赤ちゃん）の面倒を見ることに。
構ってもらえず泣き喚く40歳児・敏に手を焼く千之助。
そこへ敏に電話で呼ばれた元セフレの西川と、彼を追ってきたロレンツォも乗り込んで来て…という賑やかな番外編。
「泣き止んで　お嬢さん」
とイタリア男のテンションそのままに赤ちゃんをあやすロレンツォが素敵でしたw

■こん炉「Family Affair」page.1
入院中の祖父に遺産を全て譲ると宣告された主人公（受験生）。
後見人の座をめぐり火花を散らす親族たちのせいで勉強が手につかず、予備校の講師に相談しますが…。

実はこの講師、主人公の叔父の一人で、主人公に後見人に指名された途端本性を表し…？
一瞬で主人公をパンツ一丁にして、
「乗りな　甥っ子」
とほくそ笑む講師はドSの匂いしかしませんが、果たして彼は主人公の「家族」になってくれるのか。
主人公は無事受験を終えることができるのか。
シリアスなようでコミカルな空気がいい感じで楽しみな新連載です。

■ウノハナ「犬と欠け月」round 6.5
新シリーズのプロローグ、16ページ。
退院して2ヶ月後、店を再開した一弥。
なかなか引っ越してこない岳に理由を尋ねると、
一緒に暮らしたら一弥しか見えなくなくなり嫌われてしまうから…と何とも可愛らしい返答。
俺だけ見てろとキスする一弥ですが、互いに笑顔はなく何となく不穏な雰囲気です。

翌日、ジムに復帰した一弥は、岳の臨時トレーナーに挨拶。
彼は一弥の現役時代の因縁の相手らしく、今後どのようにストーリーに絡んでくるのか楽しみです。