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yankeekun to yane no shita
表紙を見て、もしかしたらこの子はちょい安っぽいヤンキーかなぁ?と思い読み始めたのですが、違いました。最近多い、チビで可愛い顔してるからナメられないようにヤンキーのフリしてる…とかではなく、これが親思いのいい子で、さらにケンカも強くて正義感もあるなかなかの男前なんですよ。でもツンデレで童貞なのがポイント。前髪下ろしてるシーンも多いです(これが◎)。後ろの背の高い子が同い年の義弟で、彼がわりと最初から強気な攻めを見せるのですが実は臆病で、リードできるのはヤンキー兄のほうだったり?(←童貞なのに)。あと表紙も好きなのですが、私には中味のほうが数倍可愛く感じたし、数倍イイ!赤面ヤンキー、キュートです♡
一冊に3つのお話が入っています。ヤンキー受けやら年下攻めやら、それも自分の好きなタイプのキャラばかりだったので非常に萌えました。3作品とも、人としての部分と恋愛の部分両方がうまく入っていて、セリフもキャラと相性良く、気持ちよく読めます。Hシーンは男子高生らしいガマンできないのがよく出ている感じ。ストーリーに関しては王道かとも思いますが、先を考える間もないほど入り込めてすごく面白かったし、作者の作品は初めて読んだのですがこれがテイストなんだろうなぁというのをいくつも見つけてうれしくなりました。
◆『ヤンキーくんと屋根の下』(表題作)p.3-
陽介(義弟)×真尋(義兄)。同い年、実はクラスも同じだったことに親の再婚で初めて気が付くヤンキー兄。兄のキャラがサイコーです。「俺 セックス、とか したこと ない から」にはギャーっとなって押し倒したくなりました。もちろん彼は押し倒されるんですが。
◆『となりのオレサマ』p.85-
家が隣でいつもご飯を一緒に食べて育った幼なじみ同士。美雪(ドS・高校生)×空(オカン気質のM・大学生)です。Hシーンもよかった。カバー下の人物紹介で『空(ソラ)』の名前が『葉瑠(ハル)』となっていたのですが、本編では空でした。ミユキとハルって女の子カップルみたいだから『空』の方が私はいいかな。
◆『恋は急転直下』pp.135-158
高梨(超ワンコ・高校生)×希ちゃん(先生・27歳)。暇さえあればキスをしに先生を探し、俺にしようよと迫ってくるやさしいワンコと、ホントはその気はないが昔から好意を無下にはできないタイプで、いかにも流されそうな教師の話。短いページでぐいぐいツボを押され、一番好きでした!こういうの描かれるなら、また絶対買ってしまうだろうと思った作品。きゅんきゅんです。
男前なヤンキー受け、年下ドS攻め、年下ワンコ攻めがお好きな方に、
とってもおすすめな一冊かと。
ぜひ他の作品も読んでみたい。何気なく手に取ったのですが、自分の予想をはるかに上回る面白さでした!!さらりと読めてしまったけど、読み返し回数は多くなりそうです。
ヤンキーの真尋(受け)は、ある日ケンカしていたところを長身イケメン(攻め)に助けられる。あまりにもさわやかな様子が胡散くさくて邪険にしていたのだが、なんとその男と、親同士の再婚により義兄弟になってしまう。同じ家に住むことになったが、部屋のエロ本を見つけられ、その流れで触りっこをする羽目になってしまい…。
これが表題作で、このカップルの話が本の半分くらいのページ数を占めていました。
この話がすごく可愛かったです。ヤンキーだけど義に熱く、暴れん坊なのに小さい受けにすごく萌えました。親思いで、他人のために体を張れる勇ましさ。きゅんきゅんしました。同い年だけど、誕生日の早さでこっちがお義兄ちゃんだというのもよかったな。
攻めのほうも、さわやかイケメンで飄々とした雰囲気なのに、エッチのときは余裕がなくなるのが微笑ましくてよかった。双方が、自分の方が振り回されていると思っている関係って素敵です。
他に短編が2本。
高校生×大学生の幼なじみ同士の話は、昔可愛かった攻めにかまってほしい受けの話。料理作ったり頑張ってるのに、かまってもらえない受けが不憫で、受けをあまり尊重してくれない(ように思える)攻めにちょっとイラッとしてしまいました。
あと高校生×教師の話は、まあ可愛らしくはあるんだけど、ページ数が短すぎて萌える余地がなかったかな。
評価的には表題作が神で、他のが萌ってかんじです。平均して萌×2で。
どのお話も読後感は幸せに浸れます。
表題作の2人の始まり方が軽くて、え‥と少し引いた感じから始まったのですが、後編で陽介が前々から真尋を気にしてたことや、真尋が最初から最後まで可愛くてかっこいいことに全部持っていかれました。
そのあとのお話にあった、真尋が攻められるばかりではなく塞ぎこむでもなく、男らしく陽介の気持ちを確認していたシーンがとても印象的で、かっこ可愛いってこれだ!って、つい思ってしまいました。
次作のとなりのオレサマ。
これは表題作よりも内容的にはあっておかしくない展開でもあり、軽いノリから始まるでもないしで、お話としては1番好きです。
こちらも、空ちゃんが可愛くて可愛くて!『ムートンが似合う大学生って!』って、関係ないとこできゃー!ってなりました。
こちらはひたすら可愛いだけの空ちゃんを、年下扱いされることに嫌気が差したらしいオレサマ天使くんこと美雪がしっかりと引っ張ってリードしてて、かっこいい攻め様天使くんでした。
この2人はずっーとこの先もこんな感じなんだろうなあ‥って気がします。
3作目の恋は急転直下。
ぐいぐい押す高梨くんが可愛くて!
1番ページが短いお話なのに、高梨くんが希ちゃんを好きになった経緯もちゃんと書いてあったりして、スッキリまとまっていたと思います。
欲を言うなら続きが気になる2人!
付き合ったの?まだ焦らすの?どうなってんの?って、1人で想像を膨らましては自分の脳内では限界がありました笑。
本当に全てのキャラみんなが素敵で、お話もひとつひとつまとまっていると思うので、ほわほわ幸せになれる物を読みたい方にオススメです。
微妙にどちらも(血の繋がらない)兄弟ものという一冊でした。
表題作「ヤンキーくんと屋根の下」
小柄だけど勢いのあるヤンキー・真尋と再婚で兄弟になった洋介。
お兄ちゃんとか弟って感じは微塵もないので、関係は単純に「ひとつ屋根の下で暮らす同級生」という感じです。
主人公は小さく意地っ張りでツンデレ、でも純情。
とてもヤンキーらしいヤンキーというか、BLでいうヤンキー受けのスタンダードな感じですので、ヤンキー受けが好きな方にはオススメです。
2人が体の関係を持ってしまうまでがあっさり早いな~と思わなくもないですが、短編なのでこのくらいなのかな?とも思います。絵もとてもかわいらしかったです。
「となりのオレサマ」
こちらのほうが個人的に好みでした。
隣に住む幼なじみという関係ですが、小さいころからほぼ毎日一緒に食卓を囲み、ソラは美雪をほんとの弟のように思っています。
ソラは天然お人よし系。美雪はタイトルにもあるようにオレサマな歳下。
私は(仲がいいこと前提で)オレサマな歳下攻めというのがかなり好きでして、カップリングは非常~に好みでした。
しかし、好みなのであまり疑問に思わなかったのですが、冷静に見たらこんなオレサマのどのへんがソラはいいのか不思議ですね^^;
結構最初から最後までソラが振り回されていて気の毒な気もします。
もう少し甘いシーンがあれば良かったのに、とも思います。