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ストイックな良心×ビッチな欲求
akuma de iiko de itainda
ビッチ襲い受け
クラスメートの男子に片想いしている性少年・児玉。彼に取り付いて、善悪の判断を下させる役目を担っている「欲求」と「良心」は、片や児玉を善きほうへ導くため、片や児玉を堕落させるために日夜働いている。しかし宿主児玉の性欲が旺盛になるにつれ、「欲求」の力が強まり、「良心」を誘惑するようになって…。
人間の脳内で善悪を囁きかける「良心」と「欲求」の擬人化マンガです。彼らの宿主の児玉と、その想い人の蓮見くんとの恋愛マンガかと思ったら、そちらの進展はほぼなく、「良心」と「欲求」が争ったり誘惑したりされたりのマンガでした。表紙のキャラクターがその擬人化イラストです。
「欲求」は「良心」を堕落させるために日夜誘惑に励んでいます。そして真面目な「良心」もついに陥落。受け攻めは「欲求」×「良心」かと思っていたのですが逆でした。「欲求」の襲い受けです。真面目堅物×ビッチです。
絵がとても綺麗だし、堅物×ビッチタイプの組み合わせが好きな方には楽しめると思います。ただ擬人化ものなので、話が分かりづらいところも多々ありました。
あとはツンデレマニアのオタク×ツンデレくん、ホームステイ先の外国人×人見知りの高校生、酔っ払い×駅員、静電気に悩むカップルという短編が入っていました。
ホームステイものと駅員ものは個人的にはくっつく過程が理解できなくてあんまり…でしたが、それ以外は面白かったです。いろんな話が入っていますので、どれかは楽しめるのではないかな〜と思います。
意外なカップリング
「良心」と「欲求」という、ちょっと変わったカップリングでした。
実際に実態はなく、難しく考えると精神世界の住人ですよね。
なんか面白い設定だな～という感じでした。
しかし、お話はサラっと読めるコメディータッチです。
良心と欲求はもちろん仲は悪いけど、四六時中一緒に居るからか互いを意識はしています。性格は本当に正反対で、小悪魔と真面目を絵にかいたような二人です。
常にちょっかいをかけて来るのは欲求のほう。
しかしこのべたべたな組み合わせが非常にうまくいってると思います。
仲が悪いくせに互いが好き、という組み合わせが好きな方にはオススメです。しかし、最後にこっちが受けなのか･･というのも驚きでした。
よく考えれば最初からそうなのですが^^;受けが小悪魔系というか、淫乱受けなのでその辺は好みが別れるかも･･･。
ちょっと続きが見たくなってしまうお話でした。
一冊まるまるでなく、短編集なので様々なカップリングが読めるのですが、基本的にはちょっとべた？と思うようなものが多かったです。
紙屋さんのシンプルな絵が好きだな～と思いました。
