あふれて、こぼれて、恋しくて。

afurete koborete koishikute

洋溢著 洒落著 眷恋著

あふれて、こぼれて、恋しくて。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×217
  • 萌22
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
10
得点
181
評価数
50
平均
3.7 / 5
神率
18%
著者
ナナイタカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
レーベル
フルールコミックス
発売日
価格
¥680(税抜)  
ISBN
9784040680026

あらすじ

地元を出て、何年経っても
結局俺は―――」

花巻裕太の初恋の相手は、
実家の向かいにあるお茶屋“福まる園"の
跡取り息子・福元千鶴。
「千鶴の淹れるお茶をずっと飲んでいたい」
という淡い夢を抱いていたが、諦めて上京し就職。
しかし、転勤の辞令が下り、地元に戻ることになって!?

ヘタレなリーマン×老舗茶屋の跡継ぎ息子
幼馴染の二人が紡ぐ
ほっこり優しく、たまらなく胸キュンな
両片想いのラブストーリー!

コミックス描きおろし1話分収録☆

表題作あふれて、こぼれて、恋しくて。

花巻裕太(ゆーちゃん),東京で働くサラリーマン
福元千鶴,老舗お茶屋さんの跡取り息子

その他の収録作品

  • ないしょのはなし(描き下ろし)
  • カバー下:ちづるの「おいしいお茶を淹れるコツ」

レビュー投稿数10

どっちが先に言うか問題。

食べ物大好き人間なので、ナナイタカさんの作品で一番最初に購入したのがこの作品でした。
今回レビューを書くために3年ぶりの読み直しです。

お向かいさんでずっと一緒に育ってきた裕太と千鶴の話です。
裕太目線で描かれています。

大学から東京に出て、その後会社勤めを始めて3年目。
もう地元に戻ることはないと思っていた裕太に突然の転勤命令が。
7年振りに地元へ戻った裕太のこころには、置いてきたはずの想いが甦って…。

両片思いのときって告白って、どっちが先にしたら良いのでしょうか。
どっちも同じように思ってるのなら、どっちが言ったっていいはずですよね?でもなぜかBL界では攻めが先に言って然るべきみたいな風潮があるようなないような。
裕太と千鶴も両片思いです。だけど千鶴が小狡く見えるんですよね…。
「ゆうちゃんのお茶は僕が淹れてあげる」と言った幼少期からおそらく千鶴の方が先に恋心を自覚していたんですよね(描き下ろし参照)。戻ってからというものずっとチラチラしてるし。もじもじしてるし。でも言わない。
言わないだけじゃないんです、この千鶴。言わせる。言わせた上で「ずっと言ってくれるの待ってた。僕もゆうちゃんが好きだから」みたいな。え?っていう。なぜ待つのさ?っていう。君が先に言ったって良かったんじゃないの?っていう。
ゆうちゃんの気持ちは分かってるけど、自分からは言いません。なぜなら勘違いだったときに傷つきたくないからです、的な狡さが透けて見えてしまって…。計算女子じゃないですか、もう。チラチラもじもじ「…待ってた」って、おーい。
虫も殺せません、ボク…みたいなキャラだったのが、告白シーンから一変、肉食男子に変貌を遂げていきます。エセ草食こわい。こういうひとがいつも恋愛の勝者になるんですよね、知ってる。よく知っております。

というわけで受けのキャラは…でしたが、裕太は平凡でいいやつでした。

0

幼馴染同士のほんわり&もどかしい恋

お砂場遊びをしながらの「ゆーちゃんのお茶はボクがいれてあげる」という幼馴染の言葉にズキュンときてしまった幼い頃の攻め。
時は過ぎ……お茶屋の息子に抱いた淡い初恋は地元に置いて上京したはずなのに、再会してあっけなく蘇る恋心。

両片思いなのは読んでてバレバレです。
もはや家族のような関係が壊れてしまったら……と考えるとなかなか先に進む勇気がでずモダモダ悩んでしまう攻め。ヘタレです。
悩みつつも、長年の習慣でついひとくち差し出してアーン&パクっをやってる姿がかわいくて萌える。

ほんわり〜としている受けが意外と男らしいというか積極的で、「別に俺はそういうのしなくても……」とヘタレになってしまう攻めに対して、「してもしなくてもどっちでもいいならしたほうがいいと思う!」と主張するところが、おっ!と思いました。

受けがお茶屋さんの息子ということで、しょっちゅう日本茶が出てくるのでついつい美味しいお茶を飲みたくなってしまう一冊です。

1

かわいい、やさしい、いやされる!

ナナイタカ先生の『僕のサーシャ』がホッコリして大好きなんですが、今作もかわいく優しい恋を描いていて癒されました~。

リーマンの裕太は幼馴染の千鶴のことが忘れられない。
千鶴はお茶屋の息子で、小さい頃にスペシャルな笑顔で「ゆーちゃんのお茶はボクがいれてあげる」と言ってくれた通り、ずっと裕太のために美味しいお茶を淹れてくれた。
でも裕太は、家を継ぐために頑張っている千鶴にとって、自分の想いは邪魔にしかならないと思い、千鶴と離れることに決めた。
それから7年、転勤で地元に帰ると、そこには優しい千鶴の笑顔と美味しいお茶があって、裕太はまた千鶴に恋をする…

千鶴の笑顔が本当に優しげでかわいくて癒されます♪
なんで千鶴が美味しいお茶を淹れたいか?ってところに、千鶴の切ない想いも隠されています。
でも千鶴は純情一途なだけじゃなくて、現実を見てるというか、したたかな一面もあって、ただかわいいだけじゃないのも私には魅力でした。

描き下ろし「ないしょのはなし」
恋人になって一緒に過ごす夜、裕太は千鶴がなんかする度に「あの可愛くて天使みたいだった千鶴が…」とテンパってるのが楽しい。
千鶴が意外と積極的なんです♪

小っちゃい頃から想い合ってきた幼馴染の切なくてかわいい恋に癒されました。

1

可愛い幼馴染

もうホントにいい意味でゆるーく可愛いお話でした。
可愛い幼馴染モノです。
幼馴染の千鶴が好きで、でも想いを告げられない…そんな叶わぬ恋のために、
もう物理的に離れて就職したゆーちゃん。

そんなゆーちゃんの気持ちをなんとなく知っててやきもきしてる千鶴くん。
わふわしてるようで思い切りの良さにまた萌えました。

幼馴染だし男同士だし…
ということで、彼らの心の葛藤が切なくピュアに描かれていて素敵でした。
かといって、暗く重くなることは全くなく、
ほぼキュンキュンします。
安心して読めるほのぼの作品でした。

1

私はボブ推しです。

ボブ、前髪重めキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!待ってました!!!
これがあればもう他には何もいらないです(大げさ)
絵の感じとボブがとても合っていてナナイさんさすがだと思います。
幼少の頃の2人もとてもかわいくてかわいくて。
受けが幼くても重めの前髪に重めボブ?!かわいすぎます。
髪型のことしか言ってなくて申し訳ないです(笑)

表紙からふわふわしてゆるゆる天然チックな受けを想像しましたが、案外乗り気というかガンガン押してる印象を受けました。ヘタレ攻だからそれぐらいじゃないとダメかもしれないですね。

読み終わったあと緑茶が飲みたくなりました。

1

かわいい幼なじみ

前作の「鈴付きネコはにゃおと鳴く?」が可愛かったのでこちらも購入しました。
前の本も可愛いと思って読んだのですか、この本も雰囲気は前作と同じ、
きっとこういう雰囲気が持ち味で変わらないんだろうなあと思う作家さんです。派手なお話じゃないけど、部屋でまったり読むのが合う作品です。

幼なじみの千鶴がずっと好きで、でも伝えられずに地元を離れて就職した裕太。転勤で地元に戻ってきて、やはり千鶴がまだが好きだと気が付きます。

普通のサラリーマンとお茶屋の後継ぎでお向かい同士。
読んでるとすぐにこの二人は両思いでは??と思ってくるのですが、それでも最後までくっつきそうでくっつかず、でもハラハラや辛さもなくて、安心して読めました。

多分、この二人は告白をして断られてもダメになったりしない、お互いが大事だということが空気でわかる大事な大事な親友という関係。
千鶴が大人しそうに見えて意外と情熱的で積極的なのが意外で、ささやかな方言も可愛かったです。
「子供の頃からの幼なじみ」という設定がお好きなかたは楽しめるのではと思います。

2

【微ネタバレ】ほっこりあったかい♪癒し系

ナナイタカ先生の作を品は初読みになります。

最初はカバーに一目ぼれで購入しました。

もう本当、ほっこりする作品でした。幼馴染の次期和菓子、日本茶屋当主とサラリーマンのお話し。
作画も丁寧でストーリーもしっかりしています、エロ少なめです。
自分的に幼馴染が成長して…とゆうのが好物なのでなかなかツボでした。
ゆーちゃんも東京出てきてからも緑茶好きやし、やっぱ千鶴を思い出しながら飲んでたのかな?と思うと悶えますww
千鶴も実は自分の父親がゆーちゃんを感動させたことにやきもち(?)して一生懸命入れ方学んだり…本当けなげ…。

お互いが両片思いで、おしい!…あぁおしい!ともやもやしました…
好きなんのに、お互い苦しくても言えなくてでも着実にお互いの気持ち、心境に近づいてって…

だから千鶴の『やっと言ってくれたぁぁ!』には激しく同意いてしましました!
幼馴染だからこその難しいもどかしい感情、田舎だからこその周りも人の温かさや支えがあるから二人はのんびりできていくのかなと思いました。

その後のエッチも『あ…おっき…♡』とかコテコテのセリフでも天使千鶴ならアリなのかなと(*'ω'*)

とってもほっこりまったり癒された作品です。
激しい系でなく疲れたを心癒してくれる、そんな作品でした。

ピュアでふんわり系を読みたい疲れた方におすすめしたいです!
( *´艸`)

出てくる和菓子、日本茶は読んでると食べつくなる!飲みたいって思いますよ♪
千鶴のおかっぱ最高!

2

幼なじみの両片想い

幼なじみへの想いをもてあまし、東京へ進学、就職した攻めは、会社の転勤で地元へ戻ることになった。実家に戻ってみれば、向かいのお茶屋の後継ぎ・受けは相変わらず可愛く、自分の気持ちがまったく変わっていなかったことを思い知らされる。関係が変わるのが怖くて思いを告げることは考えていなかったけれど、なぜか受けの様子もどことなくおかしくて…。

1冊まるまる同じカプの、焦れ焦れする両片想いの話でした。
攻めは普通に仕事はできるし、普通にイケメンだし、なかなかいい男なんですが、とにかくヘタレです。受けならずとも「はっきりせいや!」とどやしつけたくなります。
受けくんはとってもいい子で、いつもニコニコしているお茶屋さんの看板息子。東京へ行っちゃった攻めが帰ってきて嬉しくて仕方ありません。態度やら何やらで攻めのことが好きなんだろうなぁ、とは早い時点でわかるのですが、肝心の攻めには伝わらず、これまた焦れ焦れ。

攻めの視点の話だったので、ありがちな「攻めが女性といるところを見て誤解する」なんてエピソードも割と新鮮でした。誤解ってこういうふうにして生じるのね…。
受けが攻めの気持ちに気づいていたのなら、告白を長年待つのじゃなく、なぜ自分から告白しなかったのかな、との疑問は残りました。あと攻めが女性といたことの誤解も解いてない。まあくっついたから問題ナシ、になったのかな…?

今後お互いの家族を巻き込んで一悶着あるのでしょうが、とりあえずはくっついてハッピーなところで終わりでした。
くっつくまでが長い割に、すれ違いの切なさなどは皆無な話でしたが、ほのぼのした雰囲気は味わえる1冊です。

3

純なふたりに、心洗われる気持ちです

ナナイタカさんの2ndコミックは、
攻め視点で描かれた幼馴染同士の両片想いのお話でした。

デビュー作は、わたしが今まで読んだ本の中で1番!!というくらい、
とにかくひたすらほのぼの~とした本だったので、
今回もそういう路線だろうと思って手に取ったのですが、
予想よりも切なさが効いていたなぁという印象を受けました。
(あくまでも、ナナイタカさんにしては…です)
前作よりも読みやすくてよかったな、
じわぁ~っと胸に広がる切なさや温かさがあって、好みの本でした。


小さい頃から、向いのお茶屋さんの跡取り息子の幼馴染、
千鶴(受け・表紙左)のことが好きな、攻めの裕太(表紙右)。
現在、その受けのいる地元を離れて東京でのリーマン生活3年目。
でも結局、彼女も作らず、
自分でお茶を淹れながら、思い出すのは受けのこと。
そんなある日、
会社から地元の支社にしばらく手伝いに行くよう命じられて、
久しぶりに受けに再会、するとやっぱり恋心は再燃していって…

どうして、攻めが受けに想いを告げることなく地元を離れたのか…
それでも、また受けと向かい合わせの家で生活を始めると、
嬉しい、楽しい、また会いたい…
やっぱり受けの事が好き…受けだけが特別なんだ…という想いが、
日常の中でゆっくりと膨らんでいく様子が、丁寧に描かれていきます。

両片想いのお話とあらすじにもあって、、
攻めが告白をして、そうなの!? 実は僕も好きだったんだよ…
そう受けが答えて~という展開なんだろうと思っていたら、
告白された受けの反応がちょっと予想と違って、新鮮に感じました。

攻めの想いを知りながら、そのタイミングを尊重してあげて、
だけど芯の強さも持ち合わせていて…なんて、よく出来た嫁みたい?
それでいて、
Hな事には意外と積極的だったり、だけど清純さは失わなかったり…
一見ふにゃっとして見えるけど、
こういう大和撫子系の子が男のハートを掴んで離さないのかもな。

するする~~っと読めるお話ではあるんですが、
美味しいお茶を味わうように、ゆっくりと読み進めると、
ふたりのいい味わいが心に広がってきて、
その純粋さと相手を想い合う気持ちに、すぅーーっと心が洗われました。

5

ほのぼのしすぎ

ほのぼの作品大好きです!
ほのぼのしてそうだなって思って買いました。両片想いも大好きだし。

が、ちょっとほのぼのし過ぎじゃないだろうか……。この内容だと一冊丸々使わなくてもいいような。悪くはないし、好きな感じではあるんですが、もうちょっと離ればなれになった切なさか、それじゃなかったらお茶屋さんの努力具合とか描かれていてもよかったような。

両片想いなんですけど、両片想いのよさは読者だけは二人のお互いの気持ちをわかっているのにすれ違っているのがもどかしい、というところにあると思うんですが、どうも見た感じすれ違ってない。主人公(攻)側の気持ちは見えるんだけど(攻視点です)、受が行動しない。受も好きなんだよねってわかるんだけど、だからって葛藤しているようには見えない。受はなんで待ってるだけなの? 受が半歩でも踏み出していれば、このお話、半分くらいのページでいけたんじゃないかなって思ってしまいました。

攻のへたれ具合ももどかしかったけど、受がなぁ……。雰囲気とか絵柄とか好きなんですが。他の方のレビューが読みたい。

2

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