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sugar high
井上ハルヲさんが2008年に、オハル名義でシャレード文庫から出された『SH シュガーハイ』の続編です。
こちらは電子のみで、後書きによりますともう一冊構想されてらっしゃるようです。
シャレさんの方は絶版ということで、確かにわたしも探せなくて仕方なく中古で買ったかな。
今は電子で本編の方も買えるようですので、そちらをお先にどうぞ。
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攻めは組織犯罪対策課の刑事、柘植。
警察庁から警視庁預かりとなったレールを踏み外したキャリア警部で、早瀬と寝るまではまったくのノンケ。
受けの早瀬は麻薬取締部の捜査員。
以前は嗜虐的な上司の菅田と付き合っていましたが、菅田が収賄等で逮捕されたのと同時に縁を切り今は柘植と関係を持っています。
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本編から半年後、二人は当たり前に体を繋げるようになりましたがそこはやはり組対と麻取。
全部が全部話せるわけじゃないのがリアルです。
特に麻取の早瀬は、潜入捜査当たり前なのでね。
内偵に入れば数ヶ月会えないこともあり、今回も二人が会えたのは二ヶ月ぶりでした。
そんな久々なのにも関わらず、翌日からは再び早瀬は内偵に。
その内偵は本編でも主題になり、出処を叩いたと思っていたSHという麻薬についてで…
早瀬と柘植ですと、早瀬の方が奥底には誰かいないとダメな部分があるように思います。
それが以前は菅田で、現在は柘植。
強がっていますし一人で立っているように見せながら、依存体質っぽい。
なので柘植との関係をなあなあにしたくないのかも。
本能で、自分がずぶずぶになるのを感じているのかもしれませんね。
それは柘植へ、内偵の情報を漏らしてしまったことでも見て取れます。
なんというか早瀬って柘植に比べてあまり人間臭くなかったんです、本編では。
そんな早瀬の血の通った部分が、今回良くえがかれていました。
なんとなくここで終わりなの?という感じですがとりあえず事件自体は落としてらっしゃるし、なんと言っても200円という安価なんですよ。
コストパフォーマンスはかなりのものです。