劣情宅配便

retsujo transporter

劣情宅配便
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×28
  • 萌16
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
8
得点
108
評価数
35
平均
3.3 / 5
神率
14.3%
著者
井上ハルヲ(オハル) 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
大誠社
レーベル
LiLik文庫
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784865180220

あらすじ

超・好みのAV男優「ウサギくん」に恋してしまった岩崎。けれどその正体は部下の宮本で!? 運送会社が舞台の下剋上オフィスラブv

表題作劣情宅配便

宮本直樹,28歳,ハヤブサ運輸の新人ドライバー
岩崎大輔,32歳,ハヤブサ運輸主任ドライバー

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数8

ゲイビと言えばゴーグルマン

運送会社に勤める岩崎はゲイで目下のところお気に入りのゲイビに出ている「ウサギくん」に恋している。男優名ではなく攻のゴーグルマンの腰のあたりにある痣がウサギに似ているから勝手にそう呼んでいた。
岩崎は会社では主任の立場で懐いている部下に宮本と言う男がいるが、ある日、ロッカーの着替えでその宮本の体にウサギくんと同じ痣を見つけてしまう…

これはもう思いっきりすれ違いの物語。
宮本はもともと主任の岩崎が好きだったのに、ゲイビに出ているのを岩崎にバレて反対にゲイであることをバラされたくなければと関係を迫ってしまう。
岩崎はまさか恋しているウサギくんが宮本だなんて、恥ずかしいしと強がって突っぱねてしまう。
そして、こじれた関係が出来上がって、宮本は最初に岩崎に興味ないと言われたのを根に持って最後まではしないけれど気持ちイイことはする。岩崎は相手がウサギくんだからイイはずなのに気持ちイイことだけされておかしくなりそう。
そして、宮本が毎日のようにオイタをしたことと仕事の忙しさもあって岩崎が倒れたことで、ようやくふたりの関係が進展します。

延々すれ違ってすれ違って、やっと!
宮本は岩崎に悪いと思ってクライアントに土下座までして成果を上げて謝るのですが、そのクライアントはやや当て馬で素敵なおじさまな雰囲気。この方気になります。
当て馬ですがあまり深くは関わってこないので、もし続きがあるとすればこの方に引っ掻き回される可能性ありな感じ。

その後、岩崎も素直になってお互いの気持ちを打ち明けてハッピーエンド♪
すごい遠回りしちゃって宮本がつぶやく「何かオレら馬鹿みたいですね…」
ほんとです(笑)

運送会社ならではのエピやクライアントとの取引交渉、キャンペーンなど仕事と上手く絡めてふたりの関係が描かれていて、かなりエロい!のに骨太な読み物でした。

4

宅配のお兄さん(*´∀`*)

攻め様受け様共に、運送会社勤務の宅配のお兄さんです(*´∀`*)

受け様は、職を転々としていたがやっと5年前に安定して運送会社に勤務するようになり
正社員になって主任にまでなっています
ゲイビで気になるお尻にウサギの頭に似た痣を持つ
タチ男優(受け様命名:ウサギちゃん)が気になって仕方ありません

攻め様は、受け様が務める運送会社にバイトに入り
受け様から正社員にならないかと誘いを受けて
めでたく正社員になって受け様の事を慕っています
見た目チャラいけど、仕事はちゃんとこなしています

受け様は、攻め様が「ウサギちゃん」ではないかと気付きますが
自分がゲイだとか気付かれるのが怖かったりしていますが
攻め様から核心を突かれて、思っていないことを言ってしまい
すれ違いの始まりですwwww

すれ違い過ぎて攻め様からの一方的な事をされますが
受け様も拒めません (*´∀`*)ここら辺の葛藤がキュンキュンしておもしろい

攻め様、ゲイビに出るだけあって攻め方を熟知した感じですw

4

虚構と現実が混在する気持ち

ちょっと前に話題になっていた気がするなんとか男子、今でも人気なのかは不明だけど
そんな男子を連想させる運送会社が舞台の意地っ張り&すれ違いラブ。
どうにも某運送会社が頭に浮かんでしまうので苦笑いしてしまう。
確かこのサイトもこの運送会社・・・なんてそれはお話の世界でありますが、
昔は借金返す為にこの運送会社で云々働くくだりがあったのですがまさに
そんな風に言われた時代が確かにあったなんて思い出しました。

私の中ではすっかりその某運送会社が舞台設定となってしまった為に妙にリアルな
情景が浮かんできてしまった敗因なのかノリ切れないままに読み終わってしまった。
だって毎日お会いするメンズが頭に浮かぶのですもの(笑)

内容は運送会社に働く主任と新人ドライバーとのすれ違いラブもので
主任の岩崎は自宅で密かにゲイビを毎夜見てるようなゲイさんで、
そのビデオに出てくるゴーグル攻めメンズで腰にウサギのような字がある男優に
いつしか虚構の恋をしている設定なのです。

そんな時期に自分がバイトだった宮元に声を掛けて正社員に勧め、今では自分の班で
面倒を見ることになった宮元がゲイビのウサギくんと密かに呼んでいる男優に
似ていると気がつき、抱いて欲しいと思っている相手に似ていることから気になって
こっそり着替え姿を見て痣を見つけて本人だと知ってしまったことからギクシャクします。
虚構の恋の相手が目の前にいたら、プチパニっくになって挙動不審になっても仕方ない。
今までは見た目はチャラいけど仕事には真面目に取り組む部下だと評価していたのが
ゲイビで恋心を抱いた相手だと知った途端今まで通りにはいかなくて、
ついには宮元に理由を聞かれてしまう。

そこで互いにゲイで相愛だと話せば解るのに、宮元の一言多い物言いと
売り言葉に買い言葉で応酬する岩崎、年下宮元はゲイだと言わない代わりに
交換条件のようにみだらな関係を強要。
岩崎も相手が抱かれたいと思っていた相手だけに拒みきれない。

すれ違ってしまった心がある人物の登場で嫉妬からさらに悪循環のスパイラルへ、
なよなよしたイメージとは皆無なドライバー同士の恋のゆくへ。
虚構から現実の相手を愛しいと思ったときに本当の恋が始まる感じでしょうか。

3

“ゴーグルマン”ってww

オハルさんとしても、井上ハルヲさんとしても初めて読ませていただきました。
宅配のお兄さんって設定で既に期待せずにいられませんでしょ!?w
佐○男子とかクロ○コ男子とか、
ライバル社の垣根を越えた微笑ましいエピソードもよくネットで拝見して
…お兄さん達、仲良しネ♪と違う意味でも勿論ニヤついてますがw
こちらはライバル社のお話ではありませんでしたが
お仕事はやはり大変そうでした;

岩崎はハヤブサ運輸の主任で若いながらも周囲から信頼されるなかなかの人格者。
配送課でバイトしていた宮本という男をスカウトして
今ではすっかり懐かれているのです。

でも岩崎はゲイで、部屋ではゲイビを観てシてしまうというギャップがまず良い!!
そのシリーズタイトルが『爆イキ野郎』っていうのにふきましたけどもw
男優の中で好みの体格をした男の腰にウサギのような痣があって
岩崎は〝ウサギくん〟と呼んでいるのですが
…なんで痣がウサギ…?w
ハヤブサとウサギの関係が何かあるのかしらと深読みしてみようとしましたが
結局わからなかったです;

ウサギくんはゴーグルをしているので顔までわかりませんが
岩崎は焦がれてしまっていたのです。
もし出会えたらと妄想して、虚しくもなりますが
実はそのウサギくんが…!!という展開。そうこなくっちゃw

宮本の正体を知る前に、ロッカールームで宮本の体を見て欲情する岩崎が
社内のトイレで我慢出来なくて自慰しちゃうのがエロかったです…。
乳首を少し痛いくらいに摘まむんですよ!?w
作業着のままで!!!
描写はあっさりめでしたがシチュエーションにムラムラしましたよ…ええ…。

宮本にそれを知られ、ついにはゲイバレまでもしてしまい
(宮本へ「違うバイトしているのか」って確かめた時点で仕方ないんですが)
そこで気弱な態度じゃなくて逆切れチックになったのが個人的に好みでした。
“お前で抜いてたわけじゃない”とか“チャラけた男になんか興味ない”とか
宮本にしてみれば傷付いたでしょうけど
こじれる方に進まないとあっという間に両想いになっちゃうのでw

ゲイビのバイトを口止めするかわりに
岩崎を気持ち良くさせると口でしたりして…いいいいいいやらしい!!!
本当にしつこくて恐縮ですが、あの作業着でぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!

送り状のミスをしてしまった宮本を皆でフォローし、
相手先に頭を下げる岩崎主任がかっこいいっす!
そこで、昔お世話になってちょっとした貸しがあった工藤さんと再会し
解決してくれて親しげだった様子から
岩崎は以前工藤さんとデキていたんだと思い込んで
宮本は強引に抱いてしまうのですが、
多少遠回りでもしっかり結ばれるので無問題です☆

嫉妬にかられる年下ワンコ(ちょっと意地悪)って素敵!!
そんで名誉挽回というか、
当たってくだけろできっちり仕事面でも取り返してくれたので
宮本株上がりましたw

想いが通じ合った後のHがまた気持ちよさそうで
ゲイビ男優のテクって…妄想だけでもヤバいです!!w
そりゃ岩崎も毎回頭真っ白にさせられるよなー…。


みずかねりょうさんのイラストがまた素晴らしかった!!!
ハヤブサ運輸の制服とロゴマーク、実際ありそうな感じでしたし
すごく体に馴染んでるような質感がヨダレものでした!!
萌×2寄りの萌で!!!

宮本の勘で、工藤さんは妻子がいても岩崎を狙っているようなので
このへんもう少し絡ませて続編を読んでみたいです♪

あとがきもなかなか楽しかったですよ!
タイトル、もし『愛しのゴーグルマン』のままだったら
手にとらなかったかもしれませんww

3

意外とあっさり

タイトルや設定から想像するよりも意外と中身はライトなものでした。
思いのほか、すれ違う心情や仕事でのやりとりなども多く
当初の印象とは異なるけれど面白さがありました。

攻めは会社の部下で、実はゲイビの男優ですが
わりと受けの上司岩崎に懐くヘタレ要素もある攻めで
若さゆえの余裕の無いところがじれったくもあり、読んでて面白かったです。

今回初買いの作家さんでしたが、さくっと読める小説で文章も読みやすかったです。
設定で気に入るものがあれば、また読んでみたいと思いました。

2

あららぎ

>ココナッツさま

あららぎです。
コメントありがとうございます!
ペンネームが違うことは知っていたのですが他作品は
読んだことなかったので、『SH シュガーハイ』気になりますー^^
しかもメガネ受けらしいのでますます気になりましたwww
教えてくださりありがとうございました!

ココナッツ

あららぎさま

はじめまして、ココナッツと申します。
ご存知かなとも思いましたが、井上ハルヲさんは以前はオハルさんというペンネームで執筆されてらして、ちるちるさんでもそちらで登録されております。
個人的には『SH シュガーハイ』が刑事×麻取で面白かったです。(こちらはコミカル感はほぼありません)
井上さんの名前では他の作品はどうやら登録されていないようでしたので、ついコメントしてしまいました。
ご参考になれば(^^;;

男臭そうな

宅配便業者が舞台ってだけで汗臭さと萌え要素が2割り増し!(当社比)

ただひたすら男臭さを感じさせるタイトルに釣られて買ってみたら意外とあたりでした♪
男の汗とすれ違い、思い違いの純愛系な物語でした。
自分的に普段の日常生活の一コマが書かれていることは重要な萌ポイントなのですが
その点もばっちり書かれていてうまうまですた。
エロシーンも豊富で特に最初のすれ違いながらも青姦もとい青空(夜でしたが)口淫シーンは外という背徳感がありありとおいしく書かれていたよかったです。

内容が読みやすかったのでさらっと読みたいときにお勧めです。
贅沢をいうともう少し幸せなラブラブシーンを見たかったです。

1

『32歳主任』の疲れ具合にグッと来た

電子書籍で読了。挿絵なし(みずかね画伯の爽やかな画風はこのお話に合っていないような気が……)

ゴーグルマン!
知りませんでした。ゲイビの攻めってそういうのだった一時期があるのね。BL読んでいると世界が広くなるなぁ。
前にレビューされている方々も書いていますが『劣情』というほどのエロさは無いように私も思いました。実は井上ハルヲさんのラブシーンって、私はあまりエロく感じないのです。乾いているとでも言いますか。ひょっとしたらエロツボが違うのかも知れません。でも、この乾いた感じの文体、好きです。

このお話で面白かったのは32歳岩崎主任の『疲れ具合』なんです。ヘロッヘロに疲れていても、仕事頑張っちゃうんですよ。おまけに、部下の宮本のミスにも奔走する(これは好みのタイプであるとかないとかは関係ないんじゃないかと思う)いい人なんですよ。
ここに甚く共感しちゃってねぇ。
当初は「ゲイビ男優に恋をしていると思っちゃう32歳」っていうのが納得出来なかったのですが、読み進めていくうちに、どんどん岩崎さんが好きになっちゃって(不憫だからかな?)。
だから、大団円を迎えた時は「岩崎主任、良かったねぇ。宮本くん、岩崎さんを癒してあげてっ」と、お母さんのような気持ちで喜べました。

0

タイトルほどのエロさはない

井上ハルヲ(元・オハル)さんは文庫化している作品が少ないのですべて読んでいるのですが、なんとも今回は今までとは毛色が違う作品ですね。
ペンネーム変更とともに内容が軽くなりました。

**********************
受けの岩崎はもうすぐ32歳の運輸会社社員。
ゲイであることを黙っている為、家には居づらくなり、高校卒業と同時に一人暮らし。

攻めの宮本は、中途採用のため28歳になっている新人ドライバー。
チャラい見かけながら、仕事は真面目にこなすムードメーカー。
**********************

ゲイビデオの中に気になるタチ役を見つけ、繰り返し観ている岩崎。
もしかして恋?という岩崎なのですが、こちらから見るとその辺りは首を傾げました。
うーん、体が好みというだけでは?と。
アイドルに本当に惚れてしまうのと同様な気がします。

主任の岩崎の班に配属されている宮本は、岩崎にベタベタ。
それが微妙にゲイである岩崎に胸の高鳴りを覚えさせ、自慰までしてしまうという(苦笑

ゲイビデオだとか、会社で弄られちゃったりだとかは出てきますが、えっちの濃さはありません。
井上さんはあとがきでえっち度が高いようなことを書かれていますが、すっかり爛れてしまったわたしには普通だなあとしか感じられない始末。

受けは相変わらず、井上さんの商業作品でお馴染みの気の強いタイプです。(それしか見たことない)
同タイプの受けが続いているので、次は健気で大人しいタイプが読んでみたいなあと思います。
この作品は自分的なツボではありませんが、好きな作家さんなのできっとまた新刊が出たら買いますねー。

5

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