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sayounara ikka
矢神が自分に対してのことには反応が薄いのに、他人に対して、世間話でさえ考えたり。
なんで元嫁には出来なかったのかな?
中身はすごくまじめで不器用な人で、愛おしいキャラクター。
座波は人当たりも良いし、もてそうで適当すぎるくらいの遊びの恋愛をしていて、別に不自由なく今を過ごしているのに。
矢神に惹かれるのは無いものねだりなのかな?
お互いが相手に出会って、少しずつ変わっていくような。矢神は人間らしく、座波は恋愛観が変わったり。
矢神は恋愛自体はじめての経験ぽいので、ゆっくり噛み締めながら幸せになるのだろう。
大事にね。
付き合うまでの「さよなら一顆」と、後日談「またきて一過」の二本立て。分量的には一冊の3分の2と3分の1です。思いの外、表題作が短かった印象。
社会人同士のカップルなので楽しみにしていました。
ひょんなことから知り合いになる、勤め先も仕事内容もタイプ(性格)も異なる二人。
ノンケ同士であり、知り合って仲良くなって、友情が恋に発展する展開は唐突に感じ、BL展開だから仕方ないのかなとも思わせられました。
同じ作者の「降ったらどしゃぶり」は、やはり勤め先も仕事内容もタイプも異なる二人の恋の話ですが、もっと丁寧にキャラクターの心情を追っていて、彼らをとりまく環境や普段の生活の空虚さや順調そうに見えての悩みなど、寄り添って読むことができる作品でした。ですが「さよなら一顆」は案に相違してキャラクターの誰にも共感できず寄り添えず、最後まで馴染めなかったです。
メインの二人が他愛ない日常会話を繰り広げ、なんということのない普通の毎日を積み重ねる。そういう意味でとてもリアルです。一穂先生の作品でよく見られる光景で、微笑ましく感じる場面のはず。
だけど、読んでいる私の問題かも知れませんが、どういうわけかまったく響かず、刺さらず、逆に戸惑ってしまいました。
レビューとして、同じ作者とはいえ他作品を引き合いに出すのは正しくないと思うのですが、自分の中で「さよなら一顆」をうまく咀嚼できず、安易に比較して申し訳ありません。
それと、キャラクター造形が挿絵頼みというか、外見の描写がほとんど無くて、イラストを見て初めてこういう容貌なのかと驚いたりしました。特に座波さん。
作品内容は、上記を読んでください。
出会った時は、店員と客だったので、二人とも丁寧語で話していたのですが、次に偶然会って飲んでから、榛名は変わらずの口調、比呂はタメ語に変更。でも、どうしても私の中で、それぞれのキャラに話し方が合わなくて、何度となく「あれ?これ誰のセリフ?」と疑問に思うことがありました。
それぞれの設定は、すごく好きです。
榛名は、女性をとっかえひっかえだったのに、比呂に対して先に恋心を抱き、柄になく悩むところとか、比呂は南が明かした日常の姿が堪らなく可愛くて、笑ってしまいました。ボールペンや付箋の話!
前妻に、かわいそうなくらい利用されて捨てられた?比呂ですが、普通の人よりダメージが少なく、だからこそ何か一つでもしがみつかなきゃと思った結果が、子どもの親権問題になってしまったのですね。
もうどうしてよいのか分からなくなっていた時に、会えたのが榛名で良かった!
そして、初エッチがお試しみたいな流れで、えー?!いいの?と(笑)
大まかな話の流れは予想できますが、ちょこちょこした所で、良い方に予想を裏切ってくれるのが楽しい!
ただ、話的には好きですが、キュンとくるかと考えると、萌評価で止まりました。
2人での、飲み以外での日常の絡みが、もう少し欲しかったかなぁと思いました。
大好きな作品で今まで何度も読み返していますが
座波くんと矢神さんが出逢った涙の日(7月3日)に、と
思い立ってまた読み返しました。
過去に六股も経験した事がある男なんて
リアルでならイヤでしょうがないはずなのに
そのわりに女に執着しない、優しいのかどうかよくわからない座波くんが
性別以外の共通点なんて何も無さそうな矢神さんに
どんどん心が乱される様子が楽しいのです。
勿論矢神さんは意図的にそうしているわけではないし
いくら矢神さんが他人の機微に多少疎くても
いつだって真剣に接してくれているから
座波くんの戸惑いに共感しつつ
ノンケで女にだらしなかった男の本気の恋にときめいてしまうのです。
攻め視点というのも大好きな要因のひとつですが
あ、こういうところで気になっていっちゃうんだ、
というエピソードの数々が些細なことのようだけど
それ見逃してたらこうはならなかったかもだったり…。
ひとつひとつの出来事の積み重ねが自然で
そつのないタイプだったはずなのに今までになかった感情の波も
すべて矢神さんに向かってしまう気持ちが止められない。
秀逸だったのは床に落とした互いのネクタイのシーン。
そこで一気に性的に意識してしまった座波くんのしんどさがたまりません。
実際いたら、もしかしたら付き合いづらいかもしれないと思ってしまう矢神さんの
長所も短所も座波くんにとっては愛しさや歯がゆさだったりなので
ああもう恋だなぁ、と。
エピソードのひとつに、座波くんの部屋の鍵が
金属疲労で折れてしまっていましたが
この作品の発売数日前に私の以前の車もコレになり
めちゃくちゃタイムリー!と一人で笑ってしまいました。
(私の場合はスペアがあったので大丈夫でしたが)
ホント、物も人も何もかも見掛けだけじゃわからないですよね。
だから面白い(ジャ○ポケ)
草間さんの描かれるスーツ姿の男性はやはり最高で
作品の世界観にとても合っていましたし
夜のまとう雰囲気とか素晴らしい!!
大きな事件ドーン、大きな感動バーンというわけではないのですが
設定と登場するアイテムが活かされていて
心情の変化が非常に大好きな作品です。
中古貴金属買取チェーン店「百顆」に勤める座波榛名は、閉店間際に婚約指輪を売りに来た矢神比呂に、気まぐれで夏みかんを振舞います。
その夏みかんを食べて、それまで淡々としていた比呂がぽろりと涙を零します。
比呂のことが妙に心に残った榛名。
数日後、榛名はセフレ(女)の機嫌を損ねホテルの前で打たれるのですが、その現場を偶然比呂に見られてしまいます。
比呂が榛名の腫れた顔を手当てしたことをきっかけに、二人は客と店員から、知り合い、そして友達のような関係になっていきます。
比呂のことを知るうちに、榛名は少しずつ彼が友情とは別の感情で気になり始め・・・という物語です。
他の方も書いていらっしゃるように、読み始め、なかなか入っていけませんでした。私この物語合わないかも・・・と思いながら読み進めました。
どこからか・・・多分、榛名が恋心を自覚したあたりから、やっと面白さが分かってきた感じです。
なので、榛名が告白してからの『またきて一過』は凄く萌えました!
比呂が榛名のことを好きなのに伝えられないところ、そんな比呂に榛名が振り回されるところ、ここがメインでガッツリページ数があったら良かったのに・・・と正直思っています。
想いや気持ちの”分量”のくだりも胸に響きました。「顆」の部分も、もう少し掘り下げて欲しかったです。
比呂のキャラクターが、なかなか掴めませんでした。
自分でも放り出したいのに手放せなくて、どうしていいか分からなくなる・・・気持ちは分かるけど、それが比呂にとっては親権なのが納得し辛いというか。う~ん、そこ拘るんだ?みたいな感じでした。
「高性能だけどちょっとポンコツ」感がもう少し早く掴めていたら、もっと比呂を好きになれて、榛名にも共感出来たのではないかと思います。
読みながら、色や映像が思い浮かぶ作品です。そこは凄く綺麗だし、素敵だと思います。
後味は悪くないので、大人な恋愛ものが読みたい方にはオススメできる作品なのではないでしょうか。
比呂に告白するまで、榛名が女性とかなり遊んでます。浮気もへっちゃらなクズ男です(笑)
比呂も離婚した元妻がいますし、登場人物に女性の影がチラつくので、苦手な方はご注意を。
数詞の『顆』を初めて知り勉強になりました。
訳ありな矢神の背景が明かされず気になりました。
どんな育ちをしたら矢神のような男ができがあがるのか
対人スキル低すぎ、空気が読めない天然な純情さんです。
それでいて粘着質のところがあったり…。
突拍子もない出会いや事件や極悪人もいない話です。
ゲイでもないのに同性に惹かれていく段階が自然で
ほんとにあるかもと思わせる大人の恋の物語でした。
笑える座間語録がツボでした。
ホテルのベッドの上で、すぐ体許しちゃうのは嫌、とサッカーに例える不思議
「両思いになっちゃったと」という座間がかわいかった
電気つけたままするのが嫌なら、暗くしてもっと恥ずかしいことする
はぁ〜〜〜。すっごく素敵な表紙だと思いませんか?
私はまず表紙に一目惚れでした。
眼鏡の男性を愛しげに見つめる視線。二人のシルエットに重なって、
夜のネオンの街並に溶け込む宝石と夏みかん。
ただただ華やかなだけではない、銀座というより有楽町とか新橋寄りの、
大都会だけどほんの少しだけうらぶれた雰囲気。
そこへきて、このタイトルです。非常に想像力を掻き立てられました。
一穂さんと草間さんのタッグだし、もう間違いないだろうと。
結果。ナイス先見の明、私!でした。
私は作者買いの作品でも、主に収納場所による事情で、
基本的にレビューを吟味してからようやく購入に至るのですが、
こちらは上記のような理由で、書影が発表されてから発売日を心待ちに。
で、買ってすぐに読んで、中身にもはぁ〜♡♡♡となって、
今までもう10回以上再読しています。
そして。ふとレビューを見てみると。
ん?
自分評価と皆様の評価に乖離があるのに気付き、
一穂さんの作品の伝道師(イヤ。ほぼ伝導していませんが気持ちは…!)
としては黙っておられず、レビューさせていただいた次第です。
ものすごく長い前置きで申し訳ありません。さて。
ストーリーは皆様が既に書いてくださっているので、
個人的なお気に入りシーンをご紹介させていただこうと思います。
<その1>
物語中盤までは分かりやすい色気はほぼ皆無です。
とは言え、座波が矢神を特別に感じていく様子は
かなり最初の方からちょいちょい伝わってくる。
例えば、『湿舌』という気象用語のエピソードで、
読者は座波の気持ちがほのかな性欲を孕むものだと気付かされます。
一穂さんはご存知の通り、引用やダブルミーニングを用い、
非常に印象的な言葉まわしをされる方ですが、
この作品では、台風を中心としたお天気用語ですね。
ふと気付くとその巧みさに感心してしまいます。
<その2>
矢神の部屋、妻の話をしている最中、
諍いの渦中にいる辛さを訴える矢神を落ち着かせる座波。
興奮する矢神をベッドに寝かせ、眼鏡を外してやる座波に、
矢神『…何でもじょうずなんだな』
じょうずなんだな、っておい!かわい過ぎでしょ…矢神サン。
『じょうず』がひらがなで尚かわい。
<その3>
最後の一番萌えたところと甲乙つけがたいのがここ!
112ページ、お互いのネクタイを、
ここではまだ、ただリラックスするためだけに(←重要)解き合うシーン。
解いて投げてうねって重なり合う2本のネクタイを見て
『蛇が戯れている』ようだと感じた座波。
そしてそう感じた後の彼の衝動について書かれているのですが、
あんあんしてたり、擬音でずぶ濡れな感じ(も勿論好きですが!)より
ずーっとエロい。
<その4>
そして最後。ここが秀逸でした…!!!!!
台風が原因の偏頭痛に悩まされて店に泊まっている座波。
前段のエピソードとは違い、漏れてくる電気もないのに、
そこには座波がいると確信を抱く、休日出勤帰りの矢神。
ここのエチも含めた一連の流れと表現が大好きです。特にこのくだり!
『榛名の手は温かかった。寝起きの、しっとりと高い体温のままで
子どもみたいだとかわいくなる。でも携帯をズボンのポケットに
突っ込んで比呂の腰を抱き寄せる強さは当たり前に大人の男で、
ギャップにくらくらする。』
私も!くらくらする!!
最近気付いたのですが、BLの攻めに対する私の評価は、
自分の好みかどうかということのようですw。
八神さんに夢中の座波さん。かわいくて男っぽくて超タイプ。
ちなみにこのシーンには草間さんの挿絵もあって美味しさ倍増。
いや〜個人的な萠えを長々と、大変失礼いたしました//////。
こんな意見もあるということで、皆様も是非読んでみてください!
個人的に普通のサラリーマン同士の日常のお話に最近とにかく飢えていて、購入前にあらすじを読んで、やった!と思いました。
ですが、他の方がレビューで書いていらっしゃるように、名前の部分。二人のフルネームをまず頭にたたきこんでから読み進めないと、ちょっと戸惑います。これは間違いないですね。一穂さんが意図的にそうやって書かれていることはわかるんですが、読者としては少し入りづらい部分がありました。もうちょっと違う名前なら大丈夫だったかも・・・・。なので私は敢えて、矢神比呂→矢神(名字)、座波榛名→榛名(名前)で書いてみようと思います。
矢神の悩みの部分を共感できる人って世の中にたくさんいるんじゃないかな?どんな場面でも、そこで自分がどう行動したらいいのか、いちいち悩んで、考え過ぎるからうまくいかないし、決して人と接したくないわけではないのに自然にできなくて、それが「エレベーター問題」だったり「待ち合わせで相手の姿に気づいた時手を振るかどうか」だったり「何もなくても、ただ、また飲みたいな、とかいう理由でメールをしてもよかったんだろうかと悩む」ことだったりして。でも榛名はそれが自然にできる。
自分には難しくてうまくできないことが、相手にとっては「当たり前」で「簡単」なこと。お互いがお互いのニガテな部分を認めて、得意なところを尊敬して。
すこし、ん?と思ったのはやっぱり、エレベーターが壊れた→男同士でも入れるホテル→とても感謝しているから君が望むかたちで報いたい=憎からず思っている相手(同性)に簡単に身体を許す・・・・のところでしょうか。でもその後、「怒りには無頓着」なはずの矢神が「反射的にむっとした」り「6分の1はいやだ」と言ったあたりで、榛名に対する特別な感情も見えて、読んでいる自分自身納得していった感じがありました。
後半矢神目線のお話もあって、それも必要なお話だったと思うのだけど・・・・お店でヤっちゃうのはこの2人のイメージと違った気がして。終始やっぱりエッチシーンが全体的に好みじゃなかったので「萌え」という部分だけでいうとこういう評価なんだろうな~と思います。
キャラクターとか心理描写とかとってもよかったから個人的にはもったいなかった・・・。
一穂さんの紡ぐ言葉は、全て心に留めたいと思える言葉。なんかサラっとストーリーを追って読んでしまうのがもったいないと思ってしまいます。
あれれ?
一穂さんはこれで多分三冊目ですが、前二作は好みなので、あらすじを読んで迷わず買いましたが、あれ?
ちょっと今回はハズレかも。
まあ、個人的に合わなかっただけなのですが、何が合わなかったのかよくわかりません。
淡々とした話は好きだし、挿絵は草間さんだし文句ない筈なんですが。
可笑しいなあ。
多分、矢上のずれ方の方向が駄目だったのかもしれません。
理解出来ない事が多々あるので。
理解出来ない人なりに理解出来ない方向がわかるものなのですが、何だか「え?どうして?」と納得できない事が多くて。
あと何より濡れ場が駄目だったのが大きいかも。
これはギャップ萌えになるんですかねえ。うーん。
タイトルはとても好きなのですが、この場合のさよならした「一顆」は何なのかわからなかったです。矢上の過去?
貴金属買取店に努める座波榛名のお店に、矢上比呂が結婚指輪を売りに来店。
帰りがけ突然の降ってきた雨がおさまるのを待つことにした二人でしたが、突然比呂が涙を流し・・・。
理由も聞くことなくもう会うこともないと思っていた榛名でしたが、町で再度比呂に再会し親しくなっていきます。
社交的で明るい榛名と、真面目で天然(鈍感)な比呂という全くタイプの違う二人ですが、違いすぎるからこそ相手に興味がわいてしまう感じでしょうか。
そして気付いたら榛名の頭の中は比呂でいっぱい。
部屋でお互いに慣れない手つきでネクタイをはずし合うシーンは可愛かったです。
ただ親しくはなったけど人付き合いが苦手で鈍感な比呂との距離が縮まりきらない二人だったはずが、榛名が告白したあとの展開はあっさりしすぎていてちょっと物足りなかったです。