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俺より長生きするんだろ、琥珀……。
kitsune no mukotori
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
狐の婿取り3巻です。
涼聖たちがいつものように自宅で団欒していると、突然地震が起こる。その後どういうわけか雨が降らなくなった村では、お年寄りが次々と体調を崩してしまう。ただの熱中症ではない雰囲気に、不審に思った琥珀たちだが、一先ず雨が降らないことには問題が解決しないと判断。琥珀が雨乞いの儀式を執り行うことに。
だが、その途中で妖力を何者かに奪われ、琥珀は意識を失う。
今回の萌えポイントは、陽の雨乞いでした!この場面の挿絵は是非ともカラーで見たかったです。あと、立烏帽子に水干姿の琥珀も凛として、美しい…。琥珀は涼聖とのセックスによって妖力を得られるという、とてもBLらしい設定です。意識が戻ってすぐHしてたけど、尻尾はすぐ三本にはならなかったのかなー。
5月には新刊が出るみたいなので、今から楽しみです。
番外編である『狐の婿取り2.5』未読です。微妙に分からない所はありましたが、ほぼ問題なく読めました。
シリーズ第四弾であるこちら。前作ではちみっこの存在感が強すぎて、主役二人の影が薄いと感じましたが、今作では頑張ってくれました! 特に攻めの涼聖さんです! 脇役に至るまで大変個性的なメンバーなので、まともで常識派である彼は、なんだかかわいそうなくらい影が薄かったのですが、今回は大活躍でした。やっぱり攻めは受けの危機に颯爽と立ち上がってくれないとね!!
今までは多少の波乱はあれど、ほのぼの&イチャイチャが基本でした。しかし今回は後半から結構なシリアス展開です。きっかけは村に雨が降らなかったり、食べ物が無くなるという不穏な展開です。
主役二人がイチャイチャしたり、橡が弟の赤ちゃん健診に訪れたりと、前半はほのぼのと進みます。相変わらず陽ちゃんも可愛らしく、タロイモの葉っぱと河童のぬいぐるみをふりふりしながらの雨乞いは悶絶ものです。この陽ちゃんの雨乞いでほんの少し雨が降った事から、琥珀が本格的な雨乞いの儀式を行います。すると雷が落ちてきて、琥珀の魂がバラバラになってしまうんですね。今までに無いシリアス展開で、「どうなっちゃうの!?」と手に汗握ります。
そこでいつもは影の薄い涼聖の出番です。災いの元凶は沢に居る龍神だと分かり、琥珀を助けるために立ち向かうのです。ここが非常にカッコイイんです!! 烏天狗である橡や、妖狐である伽羅が行くと言うのに「琥珀をあんな目に遭わされて、黙って待ってるなんて出来ない!」と一緒に向かう所に男気を感じます。ちょっと無謀かもとかチラッと思いもしますが…。しかし人間である事を差し引いても妖気に鈍い特性を生かして、知恵と勇気で龍神を捕獲します。さんざん存在感が無いとけなして来ましたが、ここでのかっこよさに一発でノックダウンでした(//∇//)
その後はいつものほのぼの展開で、龍神がただ癇癪を起こして拗ねてるだけの、割とカワイイ神様だったり…。この作品のいい所は、みんないい人(神様?)ばかりで悪い奴が出て来ない所なんですね。
そして、これまた割とあっさり琥珀が目を覚ましたりと平和展開です。都合良すぎだと思われる方もおられるでしょうが、この作品はこれでいいのです!!
エッチで妖力を回復するという設定のため、目を覚ましてからの甘々も楽しめました。二人の絡みは、ツンデレ気味の琥珀が、エッチの時に非常に恥ずかしがるのが破壊力抜群です。そして涼聖が「可愛い」を連呼するという胸焼けする甘さです。毎度ワンパターンではありますが、安定した甘さでした( ´艸`)
続編も楽しみです!
シリーズ第4弾。
今までまったりほのぼのハートフルな日常話のシリーズでしたが、ここにきて漸く事件らしい事件が起こりました(笑)
とはいえ、間に絶妙なギャグが入るので、そこまで重々しくならずに楽しめます。
今回の新しい登場人物は涼聖のご先祖にあたる座敷童のなりかけシロちゃんと、龍神さまという名のタツノオトシゴです。
日照りが続いて村の住人が次々に体調を崩したり、陽ちゃんの大事なおかしが度々消えたりする怪奇現象が起こったり。
あまりに雨が降らないので雨乞いをしてみたら、琥珀が雷に打たれて尻尾を沢山失い、魂がバラバラにされて狐の姿に戻っちゃったり。
犯人の龍神さまにもの申すため、伽羅、橡、涼聖、陽ちゃん、シロでパーティ組んで、ちゃんちゃ、ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃん、ちゃんちゃ~ん、ちゃんちゃちゃ~ら……とドラ○エよろしく山奥の沢に冒険に出掛けたりと、まぁ忙しいこと!
陽ちゃんの初期装備の鍋の蓋とすりこぎは全然役に立ってないけど、何かもう可愛いから何でも許せちゃうよねというお決まり展開。
今回も陽ちゃんの可愛さ大爆発で、このシリーズの主役は陽ちゃんだと勝手に思ってます。
最終的にはめでたしめでたしなので、安心して読んで頂いて大丈夫です。
涼聖と琥珀のラブイチャも楽しめますし、モフ成分も補給、橡んところのアルビノちゃんも淡雪という素敵な名前が与えられ、非常に楽しめました。
表紙で言えばイケメン稲荷までの中で 当巻が一番好きかも。
琥珀様(稲荷神 受け)がキレイすぎる。みずかね先生有難うございます~
カラー口絵は一転、ぷっとふきだす陽ちゃん号泣&涼聖さん慰めの図。
もう可愛いなあ。中の挿絵も陽ちゃん絶好調。
タロイモの葉と河童のぬいぐるみ持って雨ごい踊るの図は
だめだ、ずるすぎる可愛さ。本人が純粋なので、もう腰砕けるしかないです。
変わり種では 阿雅多&浄吽(狛犬)がメインの挿絵1枚あり。
これまたイケメンなんだよな。
登場人物(攻め受け以外)
陽ちゃん:琥珀の妖力で育てている妖狐(子ぎつね)。みんな溺愛。
伽羅:引っ越す で登場。琥珀様love。
陽気な性格、私にはぶんぶんしっぽ振ってる忠犬な印象が。
月草:神社の神様、超絶グラマー美人。力強いらしい。陽ちゃんに首ったけ。
阿雅多・浄吽:月草様の狛犬。記憶を読む力がある。弟は画伯らしい。
橡:引っ越す で登場。琥珀様の領域のお隣さん。淡雪の子育て中な烏天狗。
淡雪:橡の弟。2.5で卵から孵る。かわいい面で絶大活躍中!
染乃:涼聖のばあちゃん(故人)。今回さりげなく活躍。
祭神:集落の神社の神様。琥珀の知り合い。ご近所付き合い?あり。
等々、いろんな方々が出てこられます。当巻で まだ増えます。大変。
1巻は切ない系→そのあとは陽ちゃんパワーで可愛いモフ系
引っ越しもしたし、もふもふ幸せもの と思ったら
今回は琥珀様大ピンチ。涼聖さん大わらわ。
涼聖さんの涙って初めて見たかも です。
ただその琥珀様のピンチに、涼聖さんは伽羅と二人して頑張ったので、
より一層、信頼感が深まったようです。
雨降って地固まる?かな?琥珀様の妖力は変わらずいったりきたりですが
神格?狐格?のおかげか 穏やかに平穏に暮らしていけそうな
終わり方でした。
おまけですが
最後の予告にある絵がすごい異色。みずかね先生の絵?ほんと?という感じ。
仮面つけた横たわる美女(月草様?)
×二人のしっぽつき仮面男子(黒づくめ 狛犬?)
で誰なんだかさっぱりわからず。ま次号内容とは異なるって
言い切っておられるので余興 かな?