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薄雲
kitsune no mukotori
作中一番の苦労人
コミコミ購入特典の小冊子です。
端的に言えば涼聖と琥珀のつまらない痴話喧嘩に巻き込まれることになった伽羅の話です。
ある日、香坂家に行くと、何だかぎくしゃくした空気が流れていることに気付いた伽羅。
診療所でも患者が二人の仲違いに気を揉み、陽ちゃんもいつもと違う雰囲気に困惑……そんな様子を見かねた伽羅が、涼聖に何があったのか聞くと、わざとじゃないというのを前提にして、涼聖はことの起こりを話します。
最初はいつものように陽ちゃんのツリーハウスの案内画像をビデオカメラで仲良く見ていたのですが、間違って録画モードにしたままエッチに縺れ込んでしまい、翌朝それを見た琥珀が大激怒。
わざとじゃないという涼聖の言い分も信じてくれず、とりつく島もないまま数日にわたる冷戦を繰り広げることになった……という顛末です。
それを聞いて二人をの間を取りなし何とか仲直りするという話なんですが、伽羅の苦労性がそのまま出ていておかしかったです。
ライバルのはずなのに、結局は二人の仲をとりもってあげてるとかお人好しすぎて可愛い。
涼聖からお礼がしたいと言われて、いなり寿司をお願いするのがまた可愛い。
全員の大好物だからといなり寿司パーティになっちゃってるのが、これまたその様子を想像して最高に可愛いのに大満足でした。