可愛すぎて、叱れない……

狐の婿取り-イケメン稲荷、はじめて子育て-

kitsune no mukotori

狐の婿取り-イケメン稲荷、はじめて子育て-
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×25
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
73
評価数
18
平均
4.1 / 5
神率
44.4%
著者
松幸かほ 

作家さんの新作発表
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イラスト
みずかねりょう 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
シリーズ
狐の婿取り
発売日
価格
¥889(税抜)  
ISBN
9784773088472

あらすじ

人界での任務を終え本宮に戻った七尾の稲荷・影燈。
報告のため、長である白狐の許に向かった彼の前に、ギャン泣きする幼狐が??
それは、かつての幼馴染み・秋の波だった。
彼が何故こんな姿に……状況が把握できないまま、影燈は育児担当に任命されてしまう!?

結婚・育児経験もちろんナシ。
初めてづくしの新米パパ影燈は、秋の波の「夜泣き」攻撃に耐えられるのか!?
『狐の婿取り』シリーズ・子育て編

表題作狐の婿取り-イケメン稲荷、はじめて子育て-

影燈・七尾の稲荷 秋の波の昔馴染み
秋の波・元五尾の稲荷 現在は幼狐

その他の収録作品

  • 月草様、しあわせ爛漫
  • あとがき

レビュー投稿数4

子育て編

今回、涼聖と琥珀も少し出てきますが、メインカップルは前作で子狐になってしまった秋の波と新キャラ影燈です。ラブの要素は後半にある程度で、大半は子育てストーリーとなっております。
みずかねさんのイラストがまた愛らしいこと愛らしいこと。
この作品だけでもまぁ大丈夫だとは思いますが、まだ読んだ事ない方は是非とも順番に読むのをオススメします!
1、狐の婿取り
2、狐の婿取り ー神様、引っ越すの巻ー
番外編、狐の婿取り2.5
3、狐の婿取り ー神様、危機一髪の巻ー
4、狐の婿取り ー神様、旅立つの巻ー
5、狐の婿取り ー神様、決断するの巻ー
6、狐の婿取り ーイケメン稲荷、はじめて子育てー←イマココ

次巻は年内に出していただけるようなので、いまから楽しみです!秋の波が言う『あれ』の正体が分かったりするのかな?
今後はやはりと橡と倉橋か、もしくは黒曜と伽羅の進展を期待したいものです。
あと、BLとはいえ、私としては巻末の数ページで玉響と月草のガールズトークとかも見たいですね。

4

イケメン狐、子育て奮闘する ちょっとせつなめ話

表紙のイケメン稲荷に撃ち抜かれてget。

カラー口絵は ? 陽ちゃん? と思ったら違いました、
本巻の主役ちゃん、秋の波ちゃんのちみっこ姿。2歳児クラス。
かわいいなあー癒されるー
その下半分が爆笑もの。白狐様with 子狐の秋の波ちゃん。
まあ見てみてください、笑えるから。うちの犬も昔こんな格好してた。

中の挿絵も超絶絶好調中!
個人的神絵は、2歳児姿で走り回る秋の波ちゃんを後ろから追っかける
仮父 影燈の図!そのページ開けるたびに笑っちゃう~
もう一枚の神絵は、思わず涙する琥珀様の図。
見てるこっちもぐっすんしちゃうー
感動の再会です(泣)
今回 せつないトーンがほのぼのトーンと同等ぐらいあったので神に近い萌2です。

忘れちゃいけない!次回予告編の頁も素敵です!!!
秋の波ちゃんと影燈はさすがにお休み、それ以外のみなさん、
スーツ姿でカッコいいから!なんだかすごく得した気分です~

さてお話。
イケメン稲荷 はじめて子育て 200Pほど
月草様、しあわせ爛漫     30Pほど
の2編構成。

イケメン稲荷の方は
影燈(かげとも)、秋の波(前作で琥珀様に助け出してもらった子)が
メインのお話。
玉響(たまゆら 秋の波ちゃんの母)、白狐様、黒曜(伽羅の元師匠)、
もちろん、琥珀様、涼聖さん、陽ちゃん、伽羅も出てきます。

最初は本宮、途中から涼聖さん家をいったりきたり。
タイトル通り、影燈の秋の波ちゃん育児日記(笑)。
ぎゃん泣きは淡雪ちゃんの専売特許じゃなかった。
影燈、秋の波ちゃんと琥珀様の昔のつながりが書かれていて、
琥珀様が前作で秋の波ちゃんをどうしても助けたいといった背景なんかが分かります。

皆さんの愛情に囲まれ、秋の波ちゃんはなんとか頑張って、成長中。
そして満月の力を借りて、最後の最後の絡みシーン1回あり。
まだまだ大きくなるのに時間がかかるようで、ちょっぴり切ない、
でも未来を信じたいと思う終わり方でした。頑張れよ、秋の波ちゃん・・・

で、秋の波ちゃんが野狐になった理由が少し出てきます。
なんだか暗雲立ち込めるといった雰囲気で、ちょっとドキドキ。
そういえば、もう一組大好きな橡さんと淡雪ちゃん、倉橋さん。
今回お休みでした。進展なしですね、残念。

短編の方は、影燈が出張するので、秋の波ちゃんが涼聖さん家に
一泊しに来た時のお話。
忙しくてぷち切れそうになった月草様が電撃訪問し、
二人を溺愛して帰っていきました(爆)
いいわーこんな言う事よく聞く可愛い天使二人いれば、
癒されること間違いなしだわ。

次は、ほんと誰が主役かな。
野狐になる話もやっぱり出てくるんだろうなあ。
先生、本当にみんなを危ない目に遭わせないでくださいね。よろしくお願いします。

3

顔がによによしっぱなし

狐の婿取り番外編。
前回、野狐化してしまった末に救い出されて赤ちゃん狐になってしまった秋の波と、そんな秋の波の昔なじみである影燈が、秋の波の面倒を見ることになったというドタバタ子育て編でした。
このシリーズ、ちみっこの可愛さが本当に凄まじく、母性本能をぎゅんぎゅんくすぐられるのでたまらなく好きなのですが、今回は作中でも随一のちみっこ話。
まさに「はじめての子育て」という感じで、あたふたする影燈の姿を見るのにによによ、可愛い赤ちゃん狐の秋の波にによによ。
子育て中、ずっとによによによによしてたんですが、それだけじゃないのも素晴らしい。

記憶を保っていた秋の波が一夜限りで元の姿に戻り、その身に起こったことを話す姿にはもう胃がギリギリ、胸がぎゅうぎゅうと搾られるように辛く切なかったです。
責任を感じる影燈や、琥珀の涙にも貰い泣き。
実はお互いに思いを寄せ合っていて、ここにきて漸く両想いだったというのが分かる、という展開でしたが、一夜しか元の姿に戻れなかった秋の波……。
そりゃ熱い夜を過ごしますよね~とは思うんですけど、また子供姿に戻った時の罪悪感といったら!!
何か凄い悪いことしてるみたいな後ろめたい気持ちになりましたが、はやく秋の波が大きく成長することを祈るのみです。

今後は少しシリアスな展開になっていくのかな……と様々な思いを抱きつつ、続編を楽しみに待ちたいです。

0

癒されるけど、BL要素は薄い…。

「狐の婿取り」シリーズ第七弾です。
前作でシリーズ一段落という感じで、今作では新キャラでの「子育てもの」。主役が交代しています!
いつもの面々もちょろっと出て来ますが、あくまでメインは新キャラ・七尾の稲荷の影燈(攻め)と、前作で幼狐として生まれ変わった?秋の波(受け)です。

人界での任務を終え本宮に戻った影燈は、昔馴染みで現在は幼狐の姿になってしまった秋の波の子育てを任命され…というあらすじ。

基本的には、やたらと泣く秋の波を、新米パパのようにアタフタと面倒を見る影燈…というドタバタ&ほのぼのの子育てもの。影燈視点ですが、合間合間に秋の波との本宮で過ごした過去の記憶が回想という形で入ります。
この回想というのが、二人の出会いから、一緒に過ごした日々の中でお互いに惹かれ合う…、更に秋の波との別れという、ちょっぴり切ないもの。

前作から引き続き、相次ぐ稲荷の野狐化という不穏な事態に対する序章とでもいうのでしょうか。今作で、少しだけその謎に切り込まれています。おそらく、次作ではこの事態に皆で立ち向かい…という展開になるのではないかと…。

ほのぼの子育てにはとても癒されるし、好きな相手を一から育て…という展開にも萌えます。期日限定で、秋の波が大人の姿に戻りというのもキュンキュンしますし。

しかし、あまりにBL部分が少ないような…。
元々このシリーズ、子育てものを読んでるんだか、BLを読んでるんだか…とふと疑問に感じる時はあったのですが、あくまで前作までは琥珀&涼聖というカップルがいて、メインは二人の恋愛でした。
今作でも、ちゃんと影燈&秋の波というカップルは存在してアッサリながらエロもあるのですが、大部分が幼い秋の波の子育てで占められており、恋愛パートが少なすぎる…。これから恋愛パートに突入してはくれるのでしょうが…。

そんな訳で、話は面白かったのですがBLとして評価すると『萌』です。早く二人のイチャイチャが読みたいです…。

他、秋の波、シロ、陽ちゃんのちみっこ3人組が可愛すぎる番外編。かくれんぼをしたり、おやつを食べたり…と大変癒されました(*´ω`*)

4

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