ひとりぼっちの可愛い大人に恋をした――。

ワールズエンドの庭

world's end no niwa

ワールズエンドの庭
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×226
  • 萌16
  • 中立3
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
240
評価数
62
平均
3.9 / 5
神率
27.4%
著者
motteke 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
価格
¥648(税抜)  
ISBN
9784861348280

あらすじ

春から一人暮らしを始めた大学生の司は、隣のお化け屋敷のような古民家に住む翻訳家のおじさん・上松と知り合う。
四季折々の花が咲き乱れ、瑞々しい野菜がなるおじさんの庭に惹かれ、一緒に縁側で過ごす時間に幸せを感じ始める司。
そんな時、上松には忘れられない大事な存在がいることを聞いてしまい…。

表題作ワールズエンドの庭

はじめて独り暮らしをする大学生
翻訳家

レビュー投稿数11

No Title

あらすじ紹介文の「おじさん」と初登場場面の無精髭で読むのを避けるところでしたが先まで読んでみて本当によかったのでレビュー残します(おじさんBL苦手民より)

作中の上松(受)は10代の攻めから見ると30歳という年齢が「おじさん」というだけで容姿はそれよりも若く見える中性的な美人、基本的に素の仕草や生態はしっかり男(ここもおじさん呼びポイントなのかも)なんだけどふとした表情や反応がめっちゃかわいい。攻めが惹かれるのもわかる、かわいい。
攻めも一途に真っ直ぐ受けに気持ちを向けていくタイプで若いながらも芯があって懐が深い(個人的に好き)

攻め受けどちらのキャラクターも魅力的でストーリーにも引き込まれ読後感も心地よい、出会えて良かったと素直に思える一冊でした。

あと帯?の煽り文「キスして×××してドロドロ」で読む前はねっとりじっとりエロメインな話かとそこも読むのを躊躇うポイントだったけど読後の印象と全然違った。全体的に空気が澄んでいる爽やかな話という読後感なので。確かにセリフで出てくるけど。

とりあえず萌4にしましたがもう1回読んで神に上げるかも。
自分の中では4では足りない4.5です。

0

優しくてかわいい

すこーしものたりなさもあってちょっとオマケの5って感じですが、高めの評価につられて読む人が増えればヨシ、みたいな。

都会のお坊ちゃま育ちな攻めくんが、無表情で淡々としているのはわりと最後まで貫かれます。

淡々としていながら、だんだんと鍬や鋤がサマになっていく様子がなんとも味わい深いです。

そもそもしょっぱなの、茂りすぎた枝をそのまま切り落としたら攻めくんの部屋に落ちてしまうところ、とっさに気づいた冷静な攻めくん、でも言い出す隙もないおじさん、実際に枝が落ちても突き返さず淡々と受け入れる攻めくん、扱い方を教授するおじさん(そうじゃねえだろ引き取れよw)。

ずっと、若いけどとにかく淡々とマイペースな攻めくんと、年上だけどお調子者的なマイペースのおじさんとの、噛み合わないはずのマイペース同士がふわふわと融合しているのが不思議でおもしろい。

攻めくんのほうは淡々ととはいっても若さゆえの情熱もエネルギーも思い込みもちゃんとあって、それが徐々にはっきり見えてくる過程も自然で良かったと思います。

なにより、おじさんの過去の恋人のことは彼なりに受け止めて理解もしていて、でも生きている自分の友達にはおじさんを見せたくないって嫉妬もする、このへんのものすごいおおらかさと若さとがうまく表現されているなあと感じました。

いつか、イングリッシュガーデンを紹介する本を、翻訳と監修の共同作業で出版すればいいと思うよ!

1

あったかい

かわいいおじさんと年下学生の
あったかくなる恋のものがたり

初めて読んだ時はあまり心に留まらなかったけれど、時間を置いてふと読んでみると初見とはまた違った感じ方を抱いて、繰り返し読めば読むほど、じんわり心に染みていきました。あぁ、これは良き作品だなと、思います。

2人にはゆったり日常を生きて欲しいです
(*´꒳`*)

1

読んでよかった

1

おじさんには到底見えない30歳の可愛らしい「おじさん」

表紙はまるで高校生同士のような雰囲気ですが、一人暮らしを始めたばかりの大学生(通称テクノ)とお隣に住む年受け美人受け(30歳!金髪のほうです)という組み合わせ。

土や緑とは無縁に育った都会っ子テクノがお隣の一軒家の庭に惹かれて、庭いじりをするようになります。そこは「なんにもないけど、なんでもある」世界で土いじりをするうち、自然が見せてくれる様々な表情に感情に心揺さぶられるようになるテクノ。

庭の持ち主は一人で一軒家に住む30歳の翻訳家。美人さんで可愛らしくて物凄く若く見えるんだけどテクノは彼のことを「おじさん」と呼ぶ。。。。(30歳はおじさんじゃないし、おじさんには到底見えなーい!)
実はおじさんはかつてこの一軒家で恋人と一緒に暮らしていたのだけど、恋人を亡くして一人ぼっちになり数年経ってもそこから動けずにいます。過去の亡くなった恋人はさほど登場しないのだけど、おじさんが元恋人から深く深く愛されて甘やかされていた事が判ります。おじさんがそれを未だに忘れられないのも充分理解できるし、でもずっと一人は辛くて誰かにドロドロに甘やかされたいという願望を捨てる事ができない気持ちもわかるから切ない。

おじさんが悲しい過去に囚われている事を知りつつも少しずつ、時には大胆に距離を縮めようとしてくるテクノ。
過去の恋人への罪悪感を抱きつつテクノに惹かれていくのがとめられないおじさん。
この二人の距離感がとても良かったです。

ただおじさんが「年下には勃たない」という人なんで、テクノとそういう雰囲気になって勃たなかったらどうしよう…と恐れて一歩先へ進めません。
テクノに抱かれる、抱かれないとする理由が、故人に対する気持ちやテクノに対する思いだけではなく、おじさんの下の事情に左右されているという点が余計だと思いました。
そういう設定にするならせめて、過去にそうなるような何かがあったのか?など少しは掘り下げて描く必要があったように感じます。
そんな余計な設定にせずに素直に、テクノがおじさんをドロッドロに甘やかす様子を描いてくれればなぁって思いました。

でも全体を漂う優しい雰囲気のおかげで、読後感はいいです。

0

おっさん?

初読みの作家さんです。
あらすじを読んで購入。おっさん受け(うほうほ)
しかし読んでもおっさんが出てこない。
まさか!?この表紙の人がおっさん!?ばかな!
ヒゲ生えてますけど、まったくおっさんに見えないので、おっさん受けが好きな方には合わないかもしれません。
お話は読みやすく、ほんわかしてました。
ただ、おっさんである意味があったのか?
攻めの子よりもかなりきゃるんとした顔なので、重要なところなのにここは間違えてしまったとしか。
普通のお兄さんでよかったですよね。

読みやすい分色々使い古されてる感じで、正直残らないのが残念。

1

もっと読まれるべき!

初読みの作家さんだったのでドキドキで読みました。
結果とても良かったです。レビューも評価も少なすぎると思います!!もっと読まれるべき作品だと思います。

まず、このお話のほわわんとした雰囲気がとても魅力的です。キャラクターも可愛いし、絵も可愛い。受けの葵さんのお家のお庭も素敵です。作品が持つそうゆう和やかな雰囲気が、先生の絵柄にとても合っていて、いいなぁと感じました。

お話は、大学生の純粋まっすぐな男の子と、ピュアな心を持つ可愛いおじさんの恋物語です。攻めのテクノ音楽好きのテクノ(あだな)は、若々しくて、でも飾り気が無く、本当にどこにでもいそうな若い青年という感じでした。決して健気なわけではないのですが、素直でバカっぽい魅力的な男の子です。一方、受けの葵さんは見た目とても幼いですが、30歳のおじさんです。昔同棲していた彼氏が亡くなってから、元気の出ないおじさんです。そんな彼に、猛烈にアタックしていくテクノ。葵さんは、昔の彼に大切にされていたようで、罪悪感を持ちつつテクノに惹かれていきます。葵さんが年上の彼氏に本当に箱入りのように大事に大事にされていたことが、彼の純粋で愛されたがりのところに伺えました。そこに、若さだけで突っ込んでいくテクノが清々しいです。

とても優しい気持ちになれるお話でした。この作家さん、注目して今後も応援したいです。

4

30歳、おじさんか

あまーいお話で、私は好きです。
マンション暮らしの今時の若者が庭に惹かれ、畑仕事をして、猫に触れ…と言う流れが、なんかわかると言いますか。
もちろん、庭には、そこに住む人の性格が出てきますから、テクノがそこに通いだしたのは単に自然に魅せられたわけではなく、そこに住むおじさん込みでの空間が居心地がよかったのでしょうね。でも、お互いに居心地がいいなという関係から、お互いの知らない世界や友達関係に嫉妬したり、笑顔がみたいなと思い始めることによって少しずつ自分の気持ちに気づいていく感じとかが丁寧に描かれていて分かりやすかったです。
初めて同士じゃないなんて、よくあることですが、主人公カップル以前のそれぞれの恋愛とかはあまり聞きたくないので、私的にはこのくらいのさわりだけの説明で十分でした。

くっついた途端に3年間の遠距離になってしまいましたが、それぞれがやるべきことをやって信頼して待っていられる関係というのも好きですね。

2

自然に囲まれた二人のお話。

初めて読む作者さんでしたが、とても読みやすく可愛らしくて心温まる作品でした。
お金持ちの家に生まれ、超人工的な暮らしをしてきた司(テクノ)が初めて一人暮らしを始め、広い庭を持った隣人の”おじさん”と出会い、二人の関係も始まっていくお話。
”おじさん”は過去に恋人を亡くしており、テクノと出会ったことで過去と向き合い前を向く姿に心打たれました。めげずに何度も”おじさん”に想いを伝えるテクノも男らしくてカッコ良かったです。

ただ、”おじさん”があまりに可愛らしく幼い印象を持ちました。正直、”おじさん”には見えないです。30過ぎ?の設定のようですが、どう見てもテクノと同年代…無理矢理”おじさん”もしくは”年下攻め”設定にしなくても良かったのでは?と思います。

また、3年間離ればなれだった時の様子や、3年後再会してからのエピソードももっと読みたいなぁと思います。
先生の次回作にも期待させていただきます!

4

微妙な糖衣錠

非常に申し訳ない物言いですが、本作は
版元を間違えてしまっている気が致します。
可能な限り作風とレーベルの気風を
寄り添わせようとはなさったのでしょうが、
その努力を他の所に向ければまた違う
選択肢を見出せたのではないかと。
帯とタイトルが内容の殆どを言い表している
状態と言うのは、正直よろしくない感じですね。

作品としてはあっさりと読めます。
実に癖なくあっさりと読めます。
だから多分油断してしまうかも知れません。
この作品が普通に甘い作品なのだと。

5

この作品が収納されている本棚

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