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koi ga kikoeru
表題作『恋が聞こえる』
高校生が、片思いの男子の声だけが聞こえなくなる話。
かなりのご都合主義で、全然無関係なクラスメートが話している恋バナによって告白するしないを決めたり、突っ込みどころが満載でした。
本番はナシで、これだけなら評価は中立。
同時収録の短編が3本あったのですが、こっちが何ともエロ面白く、すごく個性的でした。新也美樹さんのギャグに通じるものを感じました。
正直表題作みたいな純愛より、こっち方面を目指してほしい気がします。あらすじだけで笑えます。
『イキすぎ男子の苦難!』
攻めが遅漏、受けが早漏という高校生カップル。
挿入しても、攻めがイケないのに受けがイキっぱなしになってしまい、しばらくエッチはやめておこうとしたら、受けは禁欲の反動で、学校で攻めを見かけるだけで勃ち、イッてしまうようになり…。
『ラブイズ坊主』
全国から集まってくる、使われた性具の供養をしているお寺の住職が受け。実は性具は、受けが自分の自慰に使うことで供養していた。
お尻はバッチリ開発されているのにバージンな受けの元に、ファンから送られてきたという性具を供養してほしいとモデル・攻めが訪れる。いつものように自分に挿入したところ、性具に取り憑いたファンの生き霊に乘り移られ…。
『特命!×××男子!』
記者の受けが、先輩攻めに、特命としてあるモノをアナルに入れて運ぶことを命じられる。その、ローターにしか見えないモノを挿入され、攻めとともに移動する受け。やがて取り出す際、指が届かない位置に入ってしまったモノを、攻めが自分自身のモノで取り出すと言いだして…。
同時収録作と表題作とのギャップがすごかったです。
表題作なんて本番すらなかったのに…。
表題作の「恋が聞こえる」は、引っ込み思案の秋吉がクラスメイトの清良を好きな気持ちを懸命に抑えたり、両想いになってからは口下手ながらも気持ちを伝えようとするところがとても可愛かったです。清良の方も人気者なのに奥手だったり、告白の仕方も手紙だったりととても好感が持てるんです。
なので、エッチなんて全然ないけど手を繋いだだけで、おぉーっ!って応援したくなるような学生らしい爽やかな作品です。
同時収録の作品はかなりぶっ飛んでいて、同じ人が書いたとは思えないほど。私としては、最初の作品だけで一冊読みたかったですね。