少年は神の生贄になる

shounen wa kami no ikenie ni naru

少年は神の生贄になる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神117
  • 萌×223
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
13
得点
690
評価数
145
平均
4.8 / 5
神率
80.7%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
少年は神の花嫁になる
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813013013

あらすじ

「少年は神の花嫁になる」「少年は神に嫉妬される」に続くシリーズ第三弾!!

神の子としてキャメロット王国で過ごすようになった樹里は、男同士の恋愛が当たり前という感覚にはまだ違和感があるものの、自分の子を産め、と情熱的に愛情を伝えてくるアーサー王子に抱かれることに抵抗できなくなりつつあった。
けれど、自分が本当の神の子ではない樹里は、このままではいけない、いつか自分は元いた場所に帰るのだから、とアーサーに惹かれる心を抑えていた。
そんなとき、王族と貴族が参加する狩猟祭が開かれ、神の子として参加した樹里の前に、死んだはずの本物の神の子が現れて!?

表題作少年は神の生贄になる

アーサー・ペンドラゴン キャメロット王国の王子
海老原 樹里 高校2年生

レビュー投稿数13

こんなにも面白いファンタジーBLがあるなんて!


少年は神シリーズ三作目。
進展があると本当~~に面白い!

今回も魔女の謎が少しずつ解明してきて、騎士ランスロットとの距離もグッと近くなります。
夜光花先生の三角関係ものが大好きな私にとって本っ当に最高な設定です。

また、今作は物語が一気に動き出し過ぎて最終巻かと思いました。
こんなにハラハラするものなの!?と汗握りながら読み進めました。

夜光先生のファンタジーは映像が浮かんでくるので、小説ですがアニメを見ているようです。
BLを交えつつも、何故こんなにも面白いファンタジーが書けるのか…。

0

少年神シリーズ3作目。「生贄になる」

3作目のツカミは、マーリンの独白から。
ここでマーリンの行動の意味やジュリとは何か、が明かされ始める。
本作はすごく動きのある巻で、まるでジェットコースターみたいに。
民たちは奇跡を起こす樹里を慕い、崇め。
ランスロットは、王軍の騎士ながら樹里の護衛になって片時も離れず。
そんな中でアーサーにどんどん惹かれていく樹里はなんとなく身体も変化していくような感覚。アーサーに抱かれると濡れて開き、もう妊娠してしまいそう⁉︎
ランスロットも熱い想いで樹里を護り、そのままイケメン2人が樹里を取り合う雰囲気で続くのかと思いきや!
突如ドシリアスな空気感に急変するストーリー。
なんと本物の「ジュリ」が現れるのです。
樹里は偽物と断罪されて投獄され…
ランスロットが王に背いて樹里を助け、あの湖のある領地へと逃避。
そこでの王軍/アーサーとの戦闘と、湖に棲む「妖精王」の登場!
妖精王はジュリを遠ざけ樹里を助けます。
ますます樹里こそが「神の子」という流れ的な。
目まぐるしい!ハラハラ!緊迫感!
そんな中、恋愛的には樹里はアーサーを選び、アーサーは本物のジュリの邪悪さを知って樹里側についてくれますが、今度はなんとマーリンを護衛に付ける、という展開。
そしてマーリンだけが知るジュリと樹里のいのちの秘密が仄めかされています…
どっちにしろ樹里は死ぬしかないのか⁉︎
これはすぐに次巻を読みたくなる〜!

0

物語が動き出した!

ドキドキした〜
今回、物語が動いたわけですが、樹里が捕らえられてしまった場面は本当に辛かった。
やっぱり、私はランスロットが好きです♡
騎士の誉であり、人としても尊敬すべき存在だと思います。
助けに来てくれた時は感動して泣きました。

やっと気付いたのですが、魔女の夫が樹里の父なのですね^^;
ということは、ジュリとマーリンとガルダは樹里の異母兄弟?
魔女と樹里の母も魂分けした存在なのかな?
これからどうなるのか、不安でいっぱいです。

もはや、ラブストーリーよりも普通に物語として先が気になってしまっています。
どんどん面白くなっていくところが素晴らしいですよね^^

0

少年神3巻目

ランスロットver出る前の復習中。ho●toさんで購入したもので、表紙、カラー口絵、モノクロ挿絵ありと表紙折り返しあり(この巻から!)、裏表紙なしでした。この巻で本物ジュリ復活!だんだんお話がダーク面に向かうしょっぱなという感じです。
以下盛大にネタバレなので、これから読む方はパスで。



当巻のメインイベントは、樹里がランスロットといい感じになった時に、はっきりランスロットにアーサーへの思いを告げるところでしょうか。そこにいたるまでのアーサーとのやりとりは甘さあって幸せにまにま♡なんですが、ランスロットの心中を思うと、とってもツライというのもあり。
と、ここまで書いて、ふと「ランスロットverだとここはどうなるんだ???」とめちゃくちゃ気になりました。ラフラン湖に来ないと妖精王様にもお会いできないし。(この妖精王が猛烈に素敵!!!王の威厳あり、でも透明感あり、そして美しい!)この方は必須なのだと思うのですが、一体どうなるのか。

夜光先生の頭の中を覗いてみたい気持ちでいっぱいです。
とにかく来月のランスロット1巻目に大注目です!

1

いよいよ面白くなってきた!!

アーサー王伝説をモチーフにした剣と魔法の人気ファンタジー小説の三巻ですが、いよいよ面白くなってきました。最初の二巻は設定が設定なだけに、少しリアリティー感に欠ける所が気になりましたが、この巻では物語や世界観に安定性が出だし、本格的なファンタジー小説として読み応えがありました。
一、二巻ではアーサー王子のキャラクター性がいまいち定まらない所が引っかかり、ハマりずらかったのですが、この巻では主人公の樹里のお相手としての立ち位置にしっくりきて、樹里とのドラマティックな恋模様をじっくり味わえました。
ランスロットは当て馬的な立場にあるのが残念でした。樹里への恋に破れても、安定のカッコよさで物語を彩ってくれます。続きが楽しみです。

読書の合間に中世騎士ファンタジーものの洋ゲーをプレイをしていました。ゲームのビジュアルが小説の世界の想像を手助けし、余計に楽しめました。馬に乗った騎士や戦士のキャラクターを動かすのが楽しい。。騎士とか聖剣だとか魔法物は好物で、この小説はBL要素も楽しめるから願ったりかなったりです。

2

急降下の三巻です(笑)

やむを得ない状況や、強引に推し進められたとはいえアーサーとランスロット、二人の魅力溢れる男性と性的な関係を持ってしまうという私からしたらとってもおいしい(笑)状況の樹里でしたが突然の急降下!大ピンチの三巻です。

どんどん膨らむアーサーへの気持ちや、身体の変化に怯えながらも、アーサーの持つべき伝説の剣〈エクスガリバー〉を発見し、子どもをつくる以外にキャメロット王国を救う方法を見つけ、歴史に深入りする前に元の世界へ戻ろうとしていた樹里。
そんなタイミングにジュリの突然の出現で、王や民を謀った偽物として断罪され投獄されてしまいます。

自分をあれほど愛してくれていたアーサーにさえ突き放され、八方塞がりの状況に死を覚悟しながらも、ジュリからアーサーを守るためになんとしても生き伸びようと必死に足掻く樹里の姿は健気で胸が熱くなりました。

そして、この絶体絶命の大ピンチを救うのはやっぱりこの人、一途な男ランスロットです!騎士としての自らの進退、領地領民、すべてを懸けても樹里を信じ、守りきると樹里を励まし優しく支える姿、さすが誉れ高き騎士…。頼りになるだけではなく、苦しむ樹里に対するさりげない気遣いといいステキです。熱く情熱的なタイプもいいけど、静かに愛情を燃やすタイプもいいなぁ~。

そんな頼れる格好いいところを見せておいて、決戦を前にして「一度でいい…あなたがほしい」とか迫っちゃうなんて…もぅムッツリスケベさん(笑)
惚れてる相手がどんどん艶かしくなって、さらに自分だけを頼りになんとか頑張っている姿を見たら歯止めがかけられなくなるのもわからなくはないし、死を覚悟しているっていう状況なので最後に…って思うのもわかるんだけど、そのわりにはアーサーが好きと言われて尻尾巻いて帰っちゃうなんて…弱みにつけ入れないんだなぁ~(笑)恋敵を蹴落とす絶好のチャンスなのにつけ込むどころかお膳立てまでしちゃう始末だし…全く(笑)かわいい人です。

ランスロット推しの私としてはなんとかしてあげて欲しいと思う反面、お預けくらって内心では物欲しそうに指をくわえてるところもたまらない。愛すべき不遇な男ランスロット次もがんばれ〰️(笑)

2

動きだしてきました

少年神シリーズ三作目。
巻を増す毎に、この世界観にどっぷりはまっていくんですよね〜。

とうとうジュリが目覚め(蘇り?)、樹里は偽物と糾弾され捕えられます。
ランスロットの手により脱獄した樹里は、ランスロットの領地で身を潜める事に。
そしてアーサー率いる軍と戦う事になり…。

ジュリが現れてからハラハラな展開の中、見所はやはり樹里のアーサーへの想いの自覚です!
ランスロットの心中を察すると切なすぎて胸が痛い…。

エクスカリバーや妖精王の登場など、ワクワクも加速な今巻。
ファンタジー好きにはたまらない作品です(*´Д`*)

4

眠気もふっとぶストーリーテラー

電子化お楽しみ作品です!もう、次の巻も早く出して〜〜っ
やきもきしながら電子化を待ち侘びる作品。

今回は、まさかのジュリの登場!そんな状態で、寝る前のちょこっと読書が、眠気も吹っ飛び、真夜中の読書に突入。
一気読みしてしまいました・・。
マーリンの胸中もやっとわかり、話がどういう流れで来ているかが見えてきます。
せっかくアーサーといい感じに乳繰り合えたのに、ジュリの登場で、まがい者扱い。
でも、実際、樹里としては違う世界から来たしで、嘘吐きと罵られても反論出来ない。
明日にも死刑宣告と牢獄に入れられ、あまつさえ、兵士達に強姦されそうに・・!
もう寝てる場合じゃなくなりました。
これで「つづく」だったら、精神衛生上、堪りません!
さすがのストーリーテラー、最後はなんとなく次の巻まで待てる状態にして、読者を送り出してくれます。
一応、善悪がはっきりしてる物語なのが救いですね。わかりやすい。

そういや、気になるのは、樹里の父ちゃんですね。
小さい頃に亡くなった設定でしたが・・二つの世界を行き来してるとして、どこ行ったんだ・・。かなり樹里の方の家庭ほっぽり出してたけど・・。

3

ドキドキを安定供給、大洋図書の夜光作品。

シリーズももう3冊目。
ふぅー、今作も、ハラハラどきどきポイント満載でしたね!

このドキドキというのが、重要でして、まずLOVEのどきどき。
シリーズが進むにつれて、主人公の樹里の逆ハーレム状態というか、ひとりモテモテ状況。
それがイヤミにならないのが、キャラクターの魅力ゆえですね。
樹里が、いろんな面で自己葛藤しながら戦っていく姿を応援してまうし、そんな彼に惹かれていく周りの気持ちもよくわかります。
また、そのまわりの人物たちが個性的なのも、変わらぬ魅力です。

ふたつめ、Hのどきどき。
夜光先生は、妖しげな世界を書くことに長けた作家さんかと思うのですが、特異なシュチュエーション、自分を抑制出来ないようなHシーンが、実にいやらしくて萌えますね。樹里のカラダもどうなっちゃっているんでしょう〜。

みっつめは、樹里に立ちはだかる危機に(ハラハラ)どきどき。
今回は本物の神の子ジュリが登場や、エクスカリバーの登場で場面がかなり展開していきます。
妖精王まで出てきたときには、最高に気分があがりました!

でも、よくよく考えると、薔薇シリーズと構成や登場人物の配置は大きくは変わりません。
かたやオカルト的、今回はファンタジー。主人公は異世界に飛び込み、謎が謎をよぶ。
同じパターンであっても、面白いのはなぜなんでしょう?
今日は時間をかけて読書したいし、そんなときは面白さ保証の大洋図書、夜光作品で間違いなしと手に取りました。
LOVEはもちろん、どっぷりと物語に沈みこみたい!というような、直球のエンターテイメントを欲するときにぴったりのシリーズ。
(余談ですが、英田サキ先生の『DEADLOCK』も私的にはその部門です。)

面白い小説は漫画の何倍もの威力を発動するんだな、と本作で感じました。
きっとそれは、同じ1冊でも入る情報量が漫画よりも小説のほうが圧倒的に多いからでしょうし、読む時間もかかります。
その小説がシリーズものであった場合、威力はさらに掛け率倍になるわけで、本作も最終的にどこまで魅力が広がっていくのか?

このあとの結末が「結局、薔薇シリーズと同じパターンだったよね」、「でも、それが定番で面白かった!」となるのか、はたまた「意外な方向にいってビックリ!」となるのか?
早くも結末がいまから楽しみですし、まだまだこの先にあるどきどきの安定供給を、ジレジレしながら待っています。

7

面白くなってきました

夜光先生の作品は、花→獣人→薔薇の順番でハマって、特に薔薇シリーズが神だと思っています。ファンタジーで、ミステリーで、冒険で、甘々なラブで、エロで、切なさもある。家族愛。友情。網羅し過ぎ!(蛇足ですがラウル派です)
なので、少年は〜シリーズは、正直若干の二番煎じ感を感じていました。
主人公が高校生で、騎士が出てくるファンタジーとか…。

ですが、やっと面白さがわかってきました。
試しに買ってみた1冊目。買ってはみたものの読み飛ばした2冊目を読み返しました。

例えば「不死者」みたいなわかり易い対象もいないし、「騎士団」みたいな拠り所もなく。
普通の高校生だと思っていたのに、たった一人で急に異世界に飛ばされて。自分に優しくしてくれている人が、何かを画策しているかもしれなくて。何を信じたらいいのか分からない。自分が何者かさえ分からない。
たくさんの謎。
そんな中で必死に掴み取る、自分が信じられるもの。感覚。

そのスリルと、潔いファンタジー感。
攻め様は強く、公正で、時には傲慢な。the王子様。横恋慕してくるのは高潔な騎士。

3冊目にしてやっとドボンしました。

エロ>ファンタジー。
紛れも無いBLですが、ファンタジー作品です!とか言い切って職場で読める位にはファンタジーとしての面白さがあります。

3

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