少年は神の子を宿す

shonen wa kaminoko wo yadosu

少年は神の子を宿す
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神98
  • 萌×213
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
554
評価数
115
平均
4.8 / 5
神率
85.2%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
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イラスト
奈良千春 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
シリーズ
少年は神の花嫁になる
発売日
価格
¥860(税抜)  
ISBN
9784813013082

あらすじ

樹里がアーサーの子供を妊娠!?元いた世界に戻ってきた樹里をマーリンが追いかけてきたのだが・・大人気シリーズ待望の新作登場!

表題作少年は神の子を宿す

アーサー・ペンドラゴン,キャメロット王国の第一王子
海老原 樹里,高校2年生~

レビュー投稿数7

シリーズ一番の甘々な巻でした

『少年は神の花嫁になる』『少年は神に嫉妬される』『少年は神の生贄になる』『少年は神を裏切る』に続く「少年神シリーズ」の5冊目。めっちゃ好きなシリーズなので発売を心待ちにしていました。

ストーリーは、というと。ごめんなさい、ネタバレしてます。




前作『少年は神を裏切る』の終盤と、今巻の『少年は神の子を宿す』というタイトルからも分かるように、樹里、ご懐妊の巻でした☆

前作で現代へ戻ってきてしまった樹里ですが、樹里を追ってきたマーリンによって樹里の妊娠が明らかに。アーサー王を守るためにほかの何を犠牲にしても気にせず、樹里を『敵』認定していたマーリンですが、樹里の妊娠によって樹里とマーリンの距離が近づきます。といっても、まだまだ樹里を信用しきれていないマーリン。なので、マーリンと樹里のやり取りが漫才の掛け合いのようでちょっと笑ってしまった。

モルガンは相変わらず非情で、強い敵。自分の子であるジュリやガルダを、国を亡ぼすための駒の一つとしか見ていない。

前作で正体がばれてしまったガルダ。
序盤と終盤にガルダ視点で彼の気持ちが描かれていますが、母親に必要とされず、ただの駒としか見てもらえなかったガルダの心情が綴られています。それでも、モルガンに愛して欲しくて、必要とされたくて、モルガンの指示通りに必死に動くガルダが気の毒でした。
彼が、モルガンの呪縛からいつか解放されることを願って。

樹里が自分のアーサーへの想いを自覚していること、アーサーの誤解と、マーリンの樹里への不信が払しょくされたこと、そして樹里が妊娠したこと。
モルガンの指示によって動かされたガルダの策略によって、ランスロットの「反乱」の危険はあったものの、『少年神シリーズ』の中で一番甘々で、そして優しい巻だったように思います。

樹里の妊娠によって、国が、そしてアーサーの命は助かるのか。

ああ、早く続きが読みたいです。

9

アーサーと樹里のいちゃいちゃが増し増し

シリーズ5作目。前巻でかなり気になる終わり方をしたので、続きを今か今かと待ち続けてようやく読むことができました。

ストーリーもぐんぐん前に進む面白さなのですが、アーサーと樹里の関係が初回からどんどん増して、今作ではかなり甘甘で可愛かったです。



以下ネタバレ含みます。




妊娠が発覚した樹里ですが、現実世界の母にバレる所はなんとも可笑しかったです笑
現実世界の母には、もっともっと活躍して欲しいと思うくらい、素敵なお母さんだなーと。
現実世界や、未来に飛び、ようやく再開したアーサーと樹里に、ほっとしました。やっぱり2人はこうでなくちゃ。アーサーのちょっとした行動や一言とか、樹里の心中とか、2人の絆が本当に深まっているんだと、口元が緩みます。いちゃいちゃが激しさを増していっているのも、いいですね。アーサーは、本当に樹里を大切に思っていて、樹里もアーサーへの想いを自覚していて、この先2人で幸せになる未来に変われば良いと願います。

ランスロットには信じられない事が起こりながらも、戦いはひと段落ついたわけですが、この先モルガンが更に恐ろしい事を仕掛けてきそうです。その前に、とりあえず、ランスロットには無事に早く戻ってきて欲しい。彼が苦しむ所はもう見たくないなー。でも、苦悩する姿も似合うのもランスロット卿…。ガルダも良い方向で救われて欲しいと思います。

ハラハラする場面もショックな場面もありますが、アーサーと樹里のシーンでは安心・癒される回です。

4

表紙と裏表紙の温度差がすごい

少年神シリーズ五作目。
前作で「もしや」なところで終わってましたが、とうとうタイトル通りになりました(*゚▽゚*)
元の世界に戻りお母さんにアーサーとの仲バレちゃう辺りは可笑しくって。
モルガンの魂分けしたお母さんだけど、性格は全く違ってさすが樹里の母って感じなキャラで好きです(´∀`*)

結局キャメロットで世界にまた戻ってアーサーと再会しますが、その時のアーサーの様子に激萌えしました。
剣よりも樹里が居なくなった事が大問題という、アーサーの樹里への想いがたまらない…!

ストーリーの大きな流れとしては、とうとうジュリがやられます。
そして瀕死のランスロットは妖精王の元へ。
樹里は身籠るわジュリは亡くなるわでモルガンの怒りが増して次巻へ続きます。
新刊(最終巻)が出るまで、の〜んびり読み返そうと思ってましたが、何度読んでも面白くページをめくる手が早まってしまうのが誤算でした(^^;;

1

絶好調の盛り上がりの巻に大満足でした!

少年神シリーズ5巻目。タイトルから、樹里の懐妊の話が中心に進むと思いきや、アーサー王伝説の迫真に迫る展開の嵐で目が離せなかったです。モルガンやジュリの残酷さにも背筋が凍りつつ、目が奪われます。

こういうアーサー王伝説のような有名なストーリーをBLバージョンで楽しめるのは嬉しいです。王道なストーリーは先が読める分、作家さんの力量が問われる事も多いですが、しっかりした骨太な文章で下調べもしっかりしてあるので、薄っぺらくなく安心してアーサー王をモチーフにした世界に没頭出来ます。ストーリー展開の運びも上手だし、キャラクター・メイキングにもブレがなく安定しているので、クライマックスの盛り上がりもひとしおでした。

とにかくアーサー王とランスロットが文句無しに魅力的なのがイイです。これだけ世に鳴り響いている英雄人物をカッコよく描くのって、逆に難しいだろうに。夜光先生の描くアーサー王とランスロットは雄々しくて、器が大きいので、伝説負けしていないなーと思いますww長年築き上げたお互いの信頼で結ばれた強固な主従関係でありつつも、愛する樹里をめぐり危うさのあるアーサー王とランスロットの関係性にも萌えるばかりです。
次巻樹里とお腹の子にも危機が迫るのか…次巻も楽しみです。

0

ネタバレ

待ってた新作!発行頻度が私の感覚だと高めで嬉しいです。次回作も一年以内だとうれしい。

BLでのガチファンタジーは貴重なので神シリーズ、薔薇シリーズがとても好きです。
CPはアーサー×樹里で固まったのかな?ランスロット×樹里も好きなのですけど、ランスロット的に不義理はできないよね。とか思いながら読みました。
今回、ジュリが死んだり、無敵だと思っていたモルガンへの打開策が見つかりそうだったり、ストーリーが進んで面白かったです。ガルダがな、今後なにかやらかすと思っているのですが。
終始樹里が気持ち良さそうなのがよかったです◎

3

いよいよですね!

シリーズ5作目です。
4.5と一気読みして一息ついております。
ジュリとの決着がつき、魔女・モルガンの怒りもMAXですね^^;

今回はエクスカリバーを持ったアーサーが大活躍で、ワクワクしました。
でも、やっぱり私はランスロット派なんですよね。
魔術にも抗う意志の強さ……さすが騎士の誉です!

そして、妖精王は最強じゃないですか?
いつもいいところでやってきてくれる。
ちょっと都合良すぎる感もありますが、それでも心強い!
あぁー、早くランスロットに戻ってきて欲しいな。

番外編のランスロットもやっぱり健気で、愛する人の幸せを願う姿に胸を打たれます。
このシリーズを読み終わったら、ランスロットが主役の騎士シリーズを読もうと心に誓いました^^

0

少年神シリーズ5作目。「子を宿す」

タイトルがもはや余りにも直球。
4作目「裏切る」のラストにて、樹里につわりの症状が…?だったけれど、これで確定しそのままそこを重点とした展開に?と思いきや。

冒頭のツカミは、ガルダの独白。
ガルダの、呪われた人生。恐ろしい魔女だけど、お母さんだから恋しい、愛して欲しい、だがそれは叶わずただの駒として扱われるガルダ。再びモルガンの命令を受け…

そして元の世界・日本に戻った樹里とお母さん、後を追ってきたマーリンの少々ドタバタした日常と、やはり魂分けの影響は逃れられずに結局は樹里とマーリンでキャメロットの世界に戻ることになるお話。
そこから本作はかなり血生臭く、モルガン/ジュリとの対決はすごい緊迫感!
ランスロットの乱心シーンは特にページを捲る手が止まらない。
ただ…
妖精王の存在が常にランスロットを救う事が分かったのでこれからは少し安心して読めそうです。
モルガンは一体何を求めているんだろう?
子供を駒にして、
全てを破壊して、
そんなに昔の王が好きだったのかしら?そんな風にも思えないんだけど。
魂がひとつになった樹里はこれからもっと「力」を手に入れるのだろうか?

私、長髪好きなんで、ランスロット・マーリン、特に妖精王。最高です。

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