振り返れば、声が聞こえた

furikaereba koe ga kikoeru

振り返れば、声が聞こえた
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
式村なゆ(しきなゆ) 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
サークル
眩暈<サークル>
ジャンル
ダイヤのA
発売日
価格
ISBN

あらすじ

御幸と沢村がお互いを少しずつ意識していくお話です

表題作振り返れば、声が聞こえた

御幸一也,高校生,野球部主将・捕手
沢村栄純,高校生,野球部投手

レビュー投稿数1

きみの声がきこえる

しきなゆさんが描く御幸先輩と沢村くんがとても好きです。
野球至上主義の御幸先輩はめちゃくちゃ男前で
投げることが大好きな沢村くんはすごく可愛いくて。
今作は、恋という名前がつく手前くらいの想いを抱くふたりの話。

声がきこえなくても、見ているだけでわかる。
何を話しているのか、何を考えているのか。
豊かに溢れる感情、熱のこもったその表情を見ていれば―

捕手の御幸先輩にとって、投手沢村くんは”バッテリー”として
当たり前のように特別な存在だった。
けれど、どこかで感じている、野球から少しはずれたところで
彼を特別視している自分がいることを。
それは沢村くんも同じで、
気づけばいつでも御幸先輩に目を遣っていた。
密やかに心に抱く、淡い独占欲と共に。

何か大きな変化や事件が起こるわけではなく
野球中心の日常生活の中で
リリカルな心理描写が瑞々しく丁寧に描かれた
甘酸っぱい空気が広がる作品。
しきなゆさんの描くきれいで繊細な絵柄にぴったり合います。

萌えポイントとしては、ラストの御幸先輩の半端ない格好良さ!
想いを伝えようとする沢村くんの口を押え
沢村くんと賭ける”最後の夏”への熱い想いと共に、
『全部終わったら、俺から言わせて』というエンディングには
部活ものBLとして、この上ない爽やかな”キュン”と好感を覚えました。

イチャラブだけが同人誌じゃない、
清々しさ溢れる読後感がとても素敵!
うーん、しきなゆさんの御沢、本当に大好きです♡

1

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