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seiheki bl
よくぞ!出版して下さいました!!と言わんばかりの内容でした。
各タイトル後の【 】内のどれかにピンとくる方はぜひおすすめです。
どの作品も続きが読みたくなる終わり方で、どれもまだまだ膨らむものをまとめた感があり、もっと読みたかった…アンソロだから仕方ないのでしょうね(´・_・`)
まだその絵画を見ていたいのに後ろの人に押されて違う所に流れて行くしかない美術館にいる時のような心境です(笑)
とくに【死体性愛】はオチがオチだけに攻めと受けの精神的情交を本誌に増して描けたならよりコアな読み解き方が出来、さらに良かったのになと思いました。
また漫画だけでなく、巻末のイラスト付きフェチコラムがまあなんと(エロ)面白い。それぞれの作家の◯◯愛が紙面からひしひしと…作家さんらに共感してしまった(笑)
絵柄は色々ですが、それぞれの【 】に一番似合った絵柄で良かったです。
なによりそれぞれ作品の中の彼らが世間で定義される「異常」から逃れ、
幸とも不幸ともつかない快楽に没頭している様がとても良かったです。
恋煩シビト先生作品目当てに購入。
が、他にも面白い作品が多くあって、お得感がありました。特に七菱ヒロ先生「スリートレース」、唯野先生「溺れたい彼」が収録されていてラッキー。
「性癖BL」と銘打ち各短編に「〜症」と名称がついてかなり癖のある物語が繰り広げられますが、その「性癖」は本当に病的な狭義の執着というよりは、「お題」的なプチ変態プレイのキーワードとしての捉え方が多いですね。
全11作の短編コミックと、コミック執筆陣とはまた別の作者様5人による「ふぇちコラム」、コミック執筆陣様達の一言コメント、が巻末に収録されています。
粗筋やレビューに上がってないので、「ふぇちコラム」の作者様をあげておきます。内容は、各1Pのイラスト&コメントです。
ためこうさん「ルーズソックス男子」
暮田マキネさん「乳首&地味顔」
桐式トキコさん「ボクサーパンツ」
koさん「女装&靴下」
茶古ねぢをさん「尻」
特に好きだったのは、お目当ての恋煩シビトさん「食べたいくらいに」(死体性愛)と、雁皮郎さん「蕎麦屋と幽霊」(濡れフェチ)の2点。
この人の他の作品も読みたい、と思ったのはロッキーさん。
性癖として面白いと思ったのは「寝取らせ性愛」と「閉所愛好」かな…特に閉所愛好は江戸川乱歩の「人間椅子」を耽美的なBLで読みたいです。
木村ヒデサトさんのヘンタイ極まりないイラストもさることながら、紫×黄色のどぎつい配色と、この堂々たるタイトルデザイン!
電子版で買いましたが、タブレット内の本棚ですら立ち上げて一番最初に表示される本棚に置いておくのは躊躇われます^^;
有害図書指定されているので、電子版は装丁・タイトル表記違いで2パターン販売されていますが、元の装丁の方が圧倒的にインパクトあります。
中身の良し悪しはその性癖に興味あるかどうかで大きく左右されると思います。
私は、恋煩シビトさんのNecrophilia【死体性愛】が読みたかったのと、七菱ヒロさんのCandaulism【寝取らせ性愛】に興味を惹かれて買いました。
七菱さんのは欲してる構図での3Pエロだったので満足!
シビトさんのはネクロフィリアとカニバリズムの合わせ技で好きなのキタコレだったのと、シビトさんの絵柄が引き立つ時代物だったのが良かった。
これはもっとガッツリ広げて描いて欲しいくらい!
他は、文川じみさんのEspectrophilia【鏡像投影性愛】が良かったです。
鏡に映る自分に欲情するってナルシシズムの延長かと思ったら意表を突かれる展開へと突入。
歪んだ愛ばっかりの本アンソロの中でも一番歪んでました。
後はちょっと物足りなかったり、性癖そのものにそんな興味なかったりと、マニアックなだけに中々全部好き!とはなりませんでしたが、概ね面白かったです。
性癖をお題にしたアンソロジー。
恋煩シビト先生の「食べたいくらいに」が目当てでした。読む前からネクロフィリアがテーマだから死体と戯れる描写はあるだろうと覚悟はしていましたが、想像をはるかに超える猟奇さと鬼畜ぶりにビックリしました。どこに愛があるのかわからないよ…涙目。
他のお話は、奥深いというか、性の深淵すぎて理解できないところもありましたが、驚いたりへーって思ったり、それなりに楽しめました。
電子では全年齢版とR18がありますが、「食べたいくらいに」はR18にしか収録されていないようです。