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yongo keibi
久々に読んだ感じがする~っ。
今回は大きく分けて4つのお話です。
最初はセブンスヘブンに出てきたウサギちゃんと桐野のデートのお話。
他のキャラなら、桐野が滝以外の男とデートとするの?!と
イライラしてしまいそうなのですが、
このウサギちゃんはどんなに桐野の事が好きでも
ちゃんと桐野が誰を好きなのかっていうことを解っていて
自分をそういう意味で好きになってくれないということを
ちゃんと自覚してるので読んでて安心感があるのです。
なのでウサギちゃんが自分の病気に立ち向かってまで
一生懸命に桐野の事を好きな気持ちが可愛く思えてしまう。
もちろん滝がいるのでカップリングになるのは無理ですが
誰かいい人見つけてあげて欲しいな。
最後のショートではウサギちゃんならではの
ストーカー行為を働いてたけど憎めないんだよな~(^^;)
2話目は土佐と柏木のところ
ここはカップリングになっているにもかかわらず
お互いがというか土佐の方がまだ一歩引いてる感じがする
まだまだ不安の残るカップリングですね。
今回のお話にしても、土佐の余裕があるようでない
そのせいで柏木が苦労してる。
手放せないくせに余裕のある態度は捨てて
柏木のようにストレートに好きだから!でいいのにね。
3話目は芳賀さんのお話。
この人のお話はどの巻で読んだか忘れたけど、お相手は組の幹部。
だけど付き合っているわけではなくて…
でもお互いに何か魅かれるものがあるんでしょう。
相手が相手なだけに、これからの展開がどうなるかな~っ。
4話目はこれらのストーリーに通して出てきた
社内カウンセラー白澤と島津班長
ここもかなりこじれてるカップリング!
いいやまだ付き合ってないのでカップリングではないのですが…
元は島津と同じボディーガードだったけど
怪我の後遺症でガードには戻れずカウンセラーの方に。
その怪我の責任を凄く感じてて
島津の方は白澤に対して守らなければという対象に。
白澤の方だって島津の側にいられればいいって気持ちで
ボディーガードになったけど怪我の後遺症で苦しんでる。
だけどそのおかげで島津は自分から離れない。
だから苦しくても耐えられる。
健気なんだけど病んでます。
側から見ればお互い相手の事が好きなのに、
なんだかイジイジするんですよね。
誰か背中押してあげてください。
あのひねくれた性格では自分から動きそうにありません…
9巻と聞くと早いような気もしますが、出るのがじわじわなので待ちわびた感じが。
この巻はサブカップルを集めた短編集でした。
因幡×勇希、土佐×祥、芳賀×林、島津×白澤の4編入っています。
土佐と翔以外はくっついてるカップルでなく、カップル未満の方々。
メインの滝と勇希か少なくて残念…かと思ったら、これが全部面白かった。短編集なんですが、うまく一本のラインでまとめています。
テーマにするなら各々の持っているトラウマでしょうか。
皆何かしら傷を持っていて、でも必ずしもトラウマはマイナスになるものではない、というふうにまとめられています。
因幡×勇希のお話は前にチラッとだけ出てきたデートのお話をきちんと描き直した感じです。
潔癖で視線恐怖症で外に出られない因幡。
でも好きな人ができたら変わっていく、好きな人と一緒なら、海も植物も汚くて絶対触れない!て思っていたものが平気に思える。
まるで少女漫画のデートの、ようなんですが、じわじわくるお話でした。
因幡と勇希のカップルって、絶対に結ばれないので不憫ではあるんだけどこれはこれで大好きです。
因幡が大好きだけど、今回のお話を見ていても思ったのですが、これ因幡が女の子でも成り立つお話かも^^;
むしろ可愛いし女の子っぽいところがあって、BLである意味を見出せたらよりよいのに、と思います。
土佐と祥のカップルは作中で1、2位くらいに好きなので嬉しかったけど、本人もおまけのペーパーで言ってましたがいつから脇カップルに?メインだと思っていました。
明るくお互いパートナーを諌める立場にあるしっかりした人間ですが、そんな2人がよりそってしゃんとしている…わけでなく、何げに前から一番病んでるんじゃないかと思う2人です。
明るい、病んだカップルです。
でもその病んでる部分を肯定して終わってるところがよかったです。
祥は勇希の前では常識のあるおにいちゃんだけど、土佐の前だとワガママ女王様なギャップが好きです。
土佐も滝の前だと生真面目な常識人なのに、祥の前だと独占欲が強くスケベという…好きな人の前だと態度が違うというカップルは面白いですね。
芳賀×林は今までオマケ的な扱いだった気がしたのですが、だんだん幅をきかせつつある…カップルになるのかどうか微妙な2人ですが、お話としては林が芳賀をさらってまたあっさり帰した理由もなんだか曖昧でちょっとこれだけはしっくりこなかったかも。
今回のメインは美人カウンセラーの白澤さんと4班の班長島津さんです。
この本1冊まるまるが、白澤さん目線で語られています。
それがうまくまとまっていました。
みんなのトラウマや病んだ部分を知り尽くし、日々よくなるようお手伝いするのが白澤さんのお仕事ですが、一番トラウマにとらわれているのは白澤さんである、というお話です。
でも白澤さんはそのトラウマを克服しようとはせず、好きな人を縛るための武器にしているんですね。
もどかしい2人なのですが、真面目な忠犬タイプの島津さんと本心を見せない女王系の白澤さんの組み合わせはとても萌えました。
次回までまた間があきそうですが、次は滝と勇希を多めに…とのことですので楽しみに待っています。
今回は本編不在。
今までの気になっていた人たちに焦点を向けてみた。
そんな1冊となりました。
神出鬼没な白澤先生。
滝が心なしか一目置いている。そんな気遣いが見える先生の背景が多少明らかにされたり、シリーズ中最も難解な芳賀の続きも読めて気になっていた部分が解消され多少スッキリ。
特に芳賀の続きは性格のミステリアスさに輪をかけて相手が相手なだけにアダルティでバイオレンスな香りが漂ってきます。
久々に月天堂の面々も見られて心なし嬉しくもあるのですが、読み終えてよくよく考えてみると結局何も進展なく予告となるべき布石も感じられず。
中途半端な締めくくりに、反響次第で右へ左へと舵取りされそうな。
そんなイヤな事を考えてしまいました。