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tsutaeteiino
可以说爱你吗2
2巻はいきなり幹(攻)が谷部(受)に、先に進めても大丈夫かなと思ってた所、待ったが…という所から始まります。
お互いそれぞれに相手の気持ちを考えて、強引に進めていく事も無く、少し進めては反省したりと、想い合っての事なのですが、やっぱりなかなか先には進んで行きません(笑)
でも、それぞれ相手の気持ちも分かるから幹は引くし、谷部は押すし(笑)
その繰り返しでいつの間にか二人の感情は同じになっているのが良かった〜。モテる幹に無自覚に嫉妬している谷部に、嫉妬されて嬉しい幹。
同じくらいのテンションの穏やかな二人が、些細な出来事で確かめ合いながら精神的にも物理的にも近づいて、幹も最後には甘える事にも遠慮が無くなっていく。
最後まで、同じテンションで話は進んでいきますが、確実に変わった二人の感情の変化がじっくり読めて良かったです。
最後に、幹が社会人になってからの話がありますが、やっぱり二人の空気感は全く変わらない所も一安心でした。
何も起こらない物足りなさよりも、読んだ後のほっこり感がとっても好きです。
富士山先生は作者買いしている作家さんの一人です。
今回は1,2巻(2巻で完結)同時発売という事で、一気にラストまで読めるたので、続きが気になる・・・というストレスもなくて、とても良かったです。
お話は、ノンケの2人が、お互い一緒に居る時の居心地の良さから(厳密には攻め様が受け様の存在が気になりだしたのが始まり・・・。それで告白された受け様もこのまま気まずく別れてしまうのは嫌だ・・・という気持ちになり)、とりあえず付き合ってみよう・・・ということになり、ゆっくり距離を縮めて本当の恋人同士になっていく2人のお話です。
この流れがまたなんとも自然で穏やかで優しくて良いのです。
ある意味プラトニックなので、十代の初恋カップルを見ているかのようですが、でも、攻め様はそんな状況でも十分幸せをかみしめているんですよね。攻め様的には、受け様がまさか自分の告白を受け入れて付き合ってくれるなんていう奇跡的な事になると思っていなかっただけに、今こうしていることがもう幸せで・・・
でも、同時に、受け様がどういうつもりで付き合ってくれているのかが分からなくて不安にもなったり・・・
で、当の受け様は受け様で、どうしても怖くて最後までできない自分でいいのだろうか・・・と悩んだり、攻め様に嫉妬したり・・・としっかり恋愛モードなんです。
2人とも、各々悩んではいるのだけれども、深刻過ぎたり、ドロドロしたり・・・という暗い展開には決してならないのも読んでいて心地よいんです。
そして、なかなか最後までできない分(このじれったさがまた何とも萌えツボです)、やっと結ばれた時には2人の嬉しい気持ちがひしひしと伝わってきて・・・
大きな事件は何も起きないけれども、物足りなさとかは全くなくて、むしろ凄く素敵なラブストーリーの世界にどっぷり浸れた作品でした。
表題作のほかに、作者様の初期作品も同時収録されているのですが、こちらはもやもや~な終わり方をします。
思わず続きを書いて完結させて欲しい・・・と思ってしまいました。
攻め様がどうしようもないタイプで・・・、受け様はめちゃくちゃ健気だけど、自分を大事にできていなくて・・・
BLはハッピーエンド!!がモットーな私としては、どうにかこの2人が幸せになるようなエピソードを一生懸命妄想中だったりします・・・
ゆっくり読み進めようと思っていたのですが、結局は我慢出来ず。
すぐさま手に取り見届けてしまいました。
あれれ…。
な始まりとなりましたがそこが安定の「らしさ」だとほのぼのしてしまいます。
着実に向かっていく気持ちは伝わってきますが、2人の間では浮かれすぎない、都合良く考えない。
そんな自制が効いているのか、もどかしくもすぐ振り出しに戻ってしまう。
それでも谷部の微妙な変化に、一喜一憂を繰り返しながら確信する答えに、一歩踏み込む幹。
「好き」という気持ちに誤魔化しを許さない一瞬の真摯さに、幹と谷部だけでなく読み手の姿勢すら正してしまう威力を放ちます。
ほんの一瞬の張り詰めた空気の後に続く初々しい告白。
やはりこちらまで照れてしまうほど気恥かしさがまとわりつく可愛いらしいみっともなさ。
官能的というよりはくすっぐたく感じられる睦合いに、体の距離、心の距離だけでなく何か大切な距離が縮まった。
日々のやり取りに含まれる甘えに、きっとこれからもそんな感じで毎日が繰り返されるのだろうと思えるラストでした。
1,2巻同時発売の2巻になります。友情がゆっくりと愛情に変わっていく、大人のラブストーリーです。表題作の他に、昔の作品が1シリーズ収録されています。
◎表題作
レンタルビデオ屋でバイトしている大学生の幹と客として来ていたサラリーマンの谷部。1巻では、付き合いを始めたけど2人には気持ちの温度差があって、まだまだ幹の片思いのようです(エッチもまだだし)。
でも、何気ない日常を重ねて、確実に、谷部の気持ちが育っているのが分かります。幹を狙う女の子には嫉妬するし(気付いてないけど)、幹のことをもっと知りたいと思うようになるし。
そのことを知った、幹の驚きと嬉しそうな表情にキュンとなります。やっと谷部の口から告白が聞けた時には、幹と一緒に万歳をしたい気持ちになりました。だって、幹の、谷部の心も身体も手に入れるまでの我慢強く待つ様子が健気だったから…。
そして、本当の意味で恋人同士になった後でも、今までと比べて大きな変化があるわけじゃないけど、その小さな変化(素直に甘えられるとか)を大事にしてる感じに胸がホッコリします。
描き下ろしの『その後のふたり』では、社会人になった幹の話で、何年経っても変わってない2人に安心します。ほんと、富士山さんの描かれる夫婦のようなカップルが好きだな~と改めて思いました。
『恋情マッド』『シェルターの合鍵』2002年の作品です。
大学生同士の体から始まるラブストーリーです。
女好きで浅く広く付き合う相手を好きになった池内(受け)の、体だけでも手に入れたいと無理をしてる姿が切なくてキュンとなります。その後の、帰ってこない相手を待つ姿も。
相手がろくでなしで、ハッピーエンドには遠そうだけど、池内には幸せになってほしいです。
本編は、二人の仲が深まってゆくおはなし。
はじめの方はまだ攻めが「これはお互いの恋愛感情の上に成り立っている関係じゃない」なんてモヤモヤと考えてるけど、結果的には特に二人に亀裂の入るような誤解とか事件とか起こらずに、日常の積み重ねで想いが重なってゆく。ラストもこの二人は仲良く、長く続くんだろうなぁと思わせるような気持ちのいいまとまり方でした。
同時収録は2002〜3年の「恋情マッド」が2篇。
こちらは打って変わってかなりヒリヒリした味わい。
最近の私はこういうの、好きです。
大した知り合いでもないゼミ仲間の女たらしと、なぜか唐突にセックスする受け。ゲイではないはずなのに「本当のところは自分でもよく解らない とり込むのでもいい とり込まれるのでもいい」
大人しそうな受けの心の中。どんな風が吹いてる?「わかる?ーわかるわけないか」
いや、最近の私はさ、なんとなく、わかるよ。
何も始まってない、続きがわからない、今があるだけ。恋のはずなのに自分
だけが中心で独りの感じ、若くって、独りよがりで。