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flesh&blood
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
長編&未完(現時点で)のシリーズと言うことで何となく尻込みしていたのですが、読んで大正解でした。
面白いです。BL的な萌えはまだあまり感じられないのですが、物語そのものが面白いです。冒険譚的な面白さが詰まっていました。
親の仕事の都合でイギリスに住んでいる高校生の海斗が、友人との旅行中にひょんなことからエリザベス朝のイングランドへとタイムスリップしてしまうことから物語は始まります。
当時のヨーロッパはまだまだ白人社会だし、生活様式やら価値観やら何から何まで現代とは違うし…果たして主人公の運命やいかに!?
…心配は無用でした。海斗くん、順応力高いですね。頭の回転も早いし語学力もあるし。年相応のやんちゃな部分もあるので、ちょうどいい押しの強さで生き抜いてくれそうで一安心です。
読み始める前は、日本人の少年が主人公だったとしても異国を舞台にしたタイムスリップモノに感情移入できるかな? なんて心配もしていたのですが、すんなりと作品の世界に入りこむことができました。
主人公が日本人という設定が、変にこじつけのように感じられたりストーリーの足を引っ張ったりするということもなく、自然な感じに作品内で生かされているのがすごいな〜と思います。
当時の衛生事情なんかもちゃんとぼかさず書かれており、タイムスリップという設定により説得力を感じました。水洗トイレに慣れてしまっている現代の日本人にとっては、タイムスリップ先では見過ごせない事情ですからね。ロマンはないけど、やっぱり書かれている方がリアリティあるな〜、なんて思いました。
そう言った設定や時代考証が、しっかりとした物語の軸としてあり、更にそこに登場人物たちの魅力がプラスされています。
年相応にわがままで好奇心旺盛だけど根はナイーブな主人公の海斗を始め、海賊船の船長を務めるジェフリーや、敵対するスペイン海軍の将校ビセンテ…etc.
メインキャラクターみんな素敵です。雪舟薫先生のイラストもより魅力を引き立たてています。個人的にはカラーイラストのビセンテがすごくツボでした。麗しい…。主人公との今後の絡みに期待が膨らみます。
この物語の幕開けの先には何が待っているのか、ワクワクさせてくれる一巻でした。BLとしても冒険活劇としても今後の展開が楽しみです。
歴史背景のしっかり書きこまれた大長編というのは
今更私が書かなくても有名なので皆様ご存知と思うのですが
何より、キャラクターが男ぽくて好きです
BがLする為に慌てて作られたキャラクターという偽物感がなくて
その人がその人としてその時代に生きて存在している、という息吹を感じます
華やかなイラストもとても魅力を添えてます
既刊25巻読み終えての感想です。
確かに序盤のBL要素は、男の友情に毛が生えた程度しかないのですが、それを補って余りある面白さです。
序盤の歴史描写が退屈に感じる場合もあるかもしれませんが、それを乗り越えるとあとはジェットコースターのように落ちたり上がったり翻弄されながらあっという間に読み終えてしまいます。
それぞれのキャラクターの魅力をここで語ると愛が溢れすぎて爆発してしまうので割愛しますが、とにかくBLという枠に収めておくには勿体無い小説だと思います。
面白いは面白いんですが、それは歴史の面白さであってBLの面白さじゃない気がします。面白さのツボはキャッチしているのに、BLや恋愛じゃなくてなろうよりなんですよね。
いっそ薄味ならBL失くしちゃえばとも思いましたが、歴史ものやトリップものが見たければ一般作をみればいいので、そちらと比べると力不足かなと思います。
良くも悪くもBL業界だから新鮮に感じられ、文章や展開の巧みさが目立つのでしょう。
それに最近気になるんですが、最近攻めの出番が少ないですね。
二十巻以上出して、攻めの内面としても受けとの関係上も、また展開においても煮詰まりすぎて、これ以上進展させたり他に転がすわけにいかないのもので迂闊に出せないのは分かりますが、着地点の明らかなものを放置されると間延びして感じます
初めてのBL小説です!
初めてのBL小説なのに、こんなに長いのに手を出してしまいました!
最後まで読みきる自信がありません!
海賊と言ったら某映画が思い浮かびます。
あと、某漫画。
読みきる自信はないけど、ハマってしまって海賊を検索かけました。
キャプテン・ドレイクとか、海賊にまつわる単語的なのを検索して実際どんな人だったのか調べてます。
海斗とジェフリーの恋愛発展はまだまだこれからみたいでエロいシーンもないですが、面白いです。
わがままな海斗だけどそこも少年らしくて可愛いです!
実はこのシリーズを買う前にここのレビューを読んでいたのですが、主人公がすごいワガママ、歴史の説明が長いだの色々不安になるようなことが書かれていたのですが、まっっったく気にならないほどキャラクターや描写が素晴らしかったです!
『えっ…言うほどワガママじゃなくない…?むしろめっちゃいい子じゃない…?』とまで思いました。笑
お試しで5巻までしか買わなかったですが、今すぐにでも全巻買おう…と決心するくらいには嵌まってしまいます。笑
イギリス在住の日本人の少年二人は、憧れの海賊であるキャプテン・ドレイクの足跡を辿るための旅に出る。
ところが旅の途中で、少年のうちの一人・海斗はドレイクゆかりの地であるプリマスで、次元の壁のようなものに飲み込まれてしまう。
海斗が目覚めた場所はまさしくそのキャプテン・ドレイクが活躍する「大航海時代」。
信じられないことに海斗はタイムスリップしてしまったようなのだ。
途方に暮れる海斗だったが、運よくドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長・ジェフリーに助けられる……
という話でした。
まだまだ物語は始まったばかりなので、いったい全体、物語が何処にたどり着くことになるのか、まったく想像が出来なのですが(そしてどれだけのカップルが誕生するのか……)。
何はともあれ、海斗はジェフリーに助けられながらも、海の上に旅立って行きました。
長い物語の始まりの話。
イングランド史に詳しいと、知ってる名前とかが出てきてもっと面白くなるんですが、残念ながら私は、海外の歴史は専門外なので、さっぱりわからないので、新しい言葉がたくさん出てきておもしろいなあ……と思うレベルです。
まあ、いわゆる完全なファンタジーですね。
ただ、ここから先はとてもとても長い旅になると思うので、最後まで付き合う気力のない人じゃないと読めない本だと思います。
道のりはとてもとても長いので、それだけは気をつけて。
私も先は読んでいないので、これから先がどうなるのか、に関してはまったく未知数です。
姐様方のお話を伺っていて、割と糖度低めかな?と勝手に思ってましたが、
全くもってそんなことないです!!!(*゜∀゜)=3 ムハー
まるで極限まで水分を控えるフルーツトマトの栽培のようで。
ひたすら苦手分野(あぁ…すみません)で焦らされまくり、
エロが枯渇しかけた分、糖度が増すんですーーーーーーっ。(*≧∇≦*) キャッ
いやはや。
活字苦手なのに。
まさかこの壮大な長編小説に手を出すことになるなんて。笑
世界史苦手だし、横文字の登場人物の名前も全然覚えきれないし。
絶対苦手だと思ったんです。
いや、確かに苦手なんですが。
なんですがぁ。
それを凌駕する萌えなのですっ。ヒャッホー♪ヾ(≧▽≦)ノ彡☆
(キスシーン止まりですけどね…)
とりあえず歴史もの特有の長い々説明で、初っ端だいぶ心が折れます。
(これがないと内容が分からなくて困るのはわかってるのですが… (^_^A)
また、ジェフリー(攻)が中々登場しないのも焦らしテクですかね。
これは。
その間海斗(受)の我儘お子様思考が垂れ流しです。
正直めんどくさいです。
で。やぁーーーっと、ジェフリー登場で萌えに舵を切ります。笑
軽薄そうな物言いに煌びやかなビジュアルを纏っているのに反し、
実は男気あふれるキャプテンってだけで激萌えなんですよ!?
そんでもって俺様なのに船員があきれるくらい初っ端から過保護。( ´艸`)
とにかく保護欲ダダ漏れで海斗にかまいまくり。笑
警戒心むき出しの海斗が中々ジェフリーに懐かないのですが、
(まぁ、他の登場人物に比べれば懐いてる方なんだろうけど…)
その状態で無理やり奪うキスシーンは秀逸なのです!!!!(*゜∀゜)=3 ムハーッ
そして雪舟先生の麗しいイラストでそのシーンが再現されているんですっ
角度が、キスシーンの角度が素晴らしいんですっ。(*´д`*)ハァハァ…
私はこの1ページだけでも買ったことを後悔しない。笑
ぜひぜひこのシーンは皆様に見て頂きたいです。
このシーン以降は海斗の甘ったれぷりが炸裂。
どれだけジェフリーを我慢させたら気がすむんだか。
キスどころか、触れることも禁止(ジェフリーが自ら決めたことですが…)したくせに、ジェフリーの袂で無防備に熟睡してみたり、
一人寝がさみしいからと、添い寝を懇願したり(…あれ、強要だよなぁ)
ことあるごとに「タナカ」(実在しない海斗を航海に連れ出した人)のことが好きみたいな発言したり。
声には出してないけど、和哉に会いたいってずっと想いを巡らしているし。
(そりゃあ現代に戻りたいって思ってるから仕方ないんだろうけどさ)
あぁぁ、ジェフリーが不憫です。
未来から来たと真実を言えない海斗がどうやってジェフリーと成就するのか
今から楽しみです♪
ココナッツ様
コメント有難うございます♪
はい。ほんと海斗うざかったです。笑
しかも、面倒なのは一巻なんですね!貴重な情報有難うございますっ
安心して次巻が読めそうです。^^
発送がだいぶ遅れてるみたいで未だ次巻は届いてませんが。。。。泣
こんなにエロ度の低い作品で萌えれるってほんとーに素晴らしいですね。vv
ゆっくり残りの巻を満喫しようと思います♪
ねぎまさま
そうなんですよね、海斗最初かなりうざうざなんですよね(^^;;
それが荒波に揉まれ変わっていく様も面白いですよ。
今ではすっかり好きになりました。
そしてねぎまさま同様わたしも詳しくないもので、歴史説明に膝をつきかけました…
多分一巻が一番面倒なので、これからは大丈夫かと!
キス一つ、台詞一つで萌えられる稀有な作品ですね(*^^*)
タイトルの通り、序盤で海斗の我が侭さや、カッとなる性格にイラッとしてしまい読まなくなってしまうのは絶対もったいないです。
商社の支社長という親を持ち、何不自由なく生活してきた甘ったれな男の子にしては、結構常識人な一面もあります。
16世紀に飛ばされ、何度も死んでもおかしくない場面に晒されながら、自分の甘さを痛感し成長していく海斗と、血縁とは関係なく愛と信頼を教えてくれた、海の兄弟たちの心に沁みる物語です。
良いところのお坊ちゃんなだけあって、教育もしっかりされていた所もこの話の面白いところですね。
トリップものなのに、いざ跳んだ主人公が、その時代の事を全く知らない…というのではこれほどの深みのある作品にはならなかったでしょう。
出来すぎなくらい出来る少年ではありますが、ある程度の器用さは、現代人的で良かったと思います。(というか、能力高い主人公好きなせいかもですがw)
BL=エロと思っている即物的な方には向かない作品ですね。
段々と形になっていく、魂を揺さぶられるような愛。途中途中、キスシーンや途中までするシーンがありますが、最終的に最後まで結ばれるのが21巻と、かなり先なので、恋愛の過程を重視する作品が好きな人にしかオススメできません。
歴史背景は知らなくても、イングランドの歴史に詳しい海斗がちょこちょこモノローグで注釈を入れてくれるので、問題無しです!
けれど、多少なりとも人物や背景を知ってる人が読んだ方がより楽しめるんだと思います。
人物の歴史背景だけではなく、当時流行っていたものや習慣など、かなり細かい所まで書かれていて、作者の努力と知識量に舌を巻きました。
この本を知ったのは図書館でした。
当時、ミステリー小説が好きで図書館でよく借りてました。ミステリー小説の中にもBL要素って結構あって、(閉鎖された学校とかで性的虐待とかですけど)何となく、手に取った本でした。何巻まで置いてあったかはわかりませんが…5巻くらいまでは借りて読みました。
続きを読みたくて借りようにも、他の人に借りられてて借りられない日が続き…その内で良いやと思っていたら数年たちました。
そして、やっと去年、全巻揃えたんですけど、やっぱり面白いです。引き込まれます。雪舟薫先生のイラストも好きになり、雪舟薫先生が挿し絵をされている小説を少しずつ集めました。
このお話に出てくる海賊たちも気になり、図書館で調べた思い出があります。
ただいま話題沸騰?のフレブラ一巻です。
あ、いや、答姐で話題になっていて知ったもので(笑
個人的には甘々ラブラブが好きで、関係を持つまでけっこう引っ張られると聞き躊躇していました。
その巻までわたし辿り着けるのか?と。
そんな阿呆な理由で放置してありましたが、やっぱり雪舟薫さんのイラストが美麗でウットリ…
この為だけに買っても良いと思わされました。
他の作品で拝見した時は何も思わなかったんですけどね。
受けの…といってもまだ受けていませんが(苦笑)、海斗は17歳。
ロンドンにある寄宿学校の生徒で、家族を毛嫌いしています。
攻めのジェフリーは26歳のイギリス人。
容貌優れた伊達男で、イギリスに忠誠を誓う海賊船船長。
お話自体は、現代のイギリスから1500年代のイギリスへ海斗がタイムスリップしてしまったというもの。
そして、歴史を知っている未来人である海斗ならば当たり前の歴史知識が、過去ではまるで未来を読むかのように扱われ…某超有名な少女漫画と似てますが…きっと今後、海斗争奪戦になるのでしょう。
最初の数ページ、あれれ?海斗と和哉(海斗の現代の友人)がカップル?と思うような展開。
抱きしめちゃったりした時には、こちら頭腐っておりますので『そこでチューしちゃって!』なんて思っちゃいました(笑
や、でもそれだと海斗は攻め…?
松岡さんの作品は大昔、多分読んだことがあるとは思うのですが、文体がわたしにはちょっと読みづらかったです。
台詞以外のところで『彼』と書かれることがあって、彼ってどっちのこと?となってしまう。
あと、これは売りの一つだと思うのですが、イギリスの歴史の説明が…読むの面倒に…ぁぁぁ、すみません(汗
特にビセンテの(スペイン人で、ざっくり言えばジェフリーの敵)独りモノローグなくだりが長いの(涙
読み飛ばししてしまったので、今後わからなくならないか不安が…
ただ!
ここを抜けて海斗がビセンテに助けられる辺りまでいくと、萌え心が戻ってきましたー。
良かった…なくしちゃったかと思いましたよ(涙
ここで、押し倒してくれればもっと良かったのに…そこにジェフリーが助けに入ってくれれば…なんて不謹慎なことを思うわたしは、常に読書中は腐ィルター装備なので、この壮大なお話を読む資格なしかも。
ああでもジェフリーの、『笑いながら人を殴ったり、切りつけたりすることもできない訳ではない』という一文でなぜかメロメローなので、続刊も購入予定です。
はー、ジェフリーが素敵王子様(海賊だけど)風攻めで堪能いたしました。
あと、もう少しラブ度が高いと嬉しいのですが。
主人公の名前が、東郷海斗…成程と思いました。
歴史は好きでもかなり偏ってる&大して詳しくはない私ですが、
この作品は相当歴史を調べて書かれていると思います。
正直出版レーベルがBLなので(恋愛が主である、という意味で)
その辺りは手を抜いたとしても誰も文句は言わない部分かと思うのですが、
作者のその気合と心意気、大好きです。
この作品にBL色を求めると、肩透かしになるかなと思います。
確かに話としては恋愛が主軸になっていることは間違いないのですが、
硬質な文章なので色気は抑えめになりがちな描写かと思いますし、
冒険譚の味付け程度に思っておいたほうがいいのかも。
それよりも、カイトがどう困難を克服していくのか、
そしてジェフリー達がどうスペインと戦っていくのかが、
どきどきわくわくさせてくれる要素であると感じます。
タイムスリップものということで読む前は少し躊躇したのですが、
主人公・海斗が現代に生きる我々の代表となってくれ、
400年前のヨーロッパ全般の時代背景を解りやすく、
スムーズに紹介する役割を担ってくれていると思います。
物語の導入部分が海斗の生い立ちの説明となるのですが、
その部分がちょっと読みずらかったかも…。
文章に硬さがあって私好みではないのかなと思ったのですが、
そこを抜けてしまえばするすると読めます。
海斗の現代における悩みもちっぽけなものとなってしまう16世紀の世の厳しさを
機転をフル回転させて乗り切ろうとする点では一種の憧れを
孤独に押しつぶされそうになり時に爆発してしまう点は親しみを持ちます。
これから多彩な人物たちの策略謀略が物語をどんな風に転がしていくのか、とても楽しみです。
言うまでもなく大変評価の高い作品ですが、これだけ絶賛レビューが並んでるのでひとりくらいいいだろうと本音を書きます。今更なので内容には触れません。
まず、前提として私は今出ている分(1~21巻+外伝等)まで読んでます(17・18巻くらいの時に纏め買いしたような気が・・・)。
BL的・特にH方面の要素はかなり薄いです。
ただ、個人的にH描写はたいして求めてないので、その点はまったく問題ありません(ラブは別です)。
どうだったかと訊かれれば、つまらなくはなかったんです。
1冊終わればすぐに次と、飽きずにほぼ一気に読めましたから(纏め買いした分は。その後は出るたびに買って読んでました)。
ただ・・・申し訳ありませんが、正直なところ私は『1回さら~っと読んだらもう充分』です。『面白い』とは言えません。
とりあえずストーリーがわかればそれでもうOK、もう1回読みたいとは思いません(というより読みたくない)。
ハッキリ言ってしまうと、とりあえず『ラストがどうなるのか』だけは気になってたんですが(実際それだけのために惰性で読んでたようなものです)、なんかもう最新刊のあたりではそれさえもどうでもよくなって、完結を前に全部手放してしまいました。
う~ん、小説としては一応読み応えはあるんでしょうが、個人的にラブストーリーを読んだ満足感はカケラもありませんでした。キャラクターやラブには別に思い入れはありません。←のちに、堪らなく不愉快という意味で印象深いキャラクターは出て来ますが、それはまあ置いといて。
キャラクターに関しては『魅力がない』というよりも、あくまでも『私が魅力を感じない』んです。特に、ツンデレだか意地っ張りだかの生意気な受が大キライなので。
そういう意味では『BL』としてはまったく好みじゃないんですよね。私がBLに何より求めるのは『ラブ』(H描写は別になくてもいい)なので。『リアリティ』も『仕事その他の描写(こちらはちょっと違いますが)』もむしろ邪魔なんです。
さらに、私はファンタジーはそれはもう大好きですが、その中でも所謂『トリップもの(タイムトリップ・異次元トリップ)』は例外と言ってもいいくらいの苦手要素なので余計かもしれません。
番外編小冊子やペーパーもいくつか持っていますしあったら一応は読みますが、こちらの番外編のために手に入れたものはひとつもありません(本編についてきた小冊子・ペーパーや、他作品の番外編目当ての全プレ等)。
つまり、まあその程度です。
読むんじゃなかったとは今も思っていません。だからって『読んでよかった』ともまったく思わないんですが。
あえて言うなら『完結してから読めば(ラストもわかって)よかったかな~』って感じでしょうか。『どうせなら』であって、今はもうラストも興味ありません。
イラストについては、前半の雪舟さんは個人的には結構好きなタイプの絵柄です。
ただ、彩さんは挿絵として悪くはないと思うけど、絵柄はまったく好みではないですね。むしろ苦手です。
評価は『(私が読んだ1~21巻+番外編等の)シリーズトータル』で、当然ながら私の極めて個人的な好みの問題です。
松岡さん作品はかなり読みましたが、どうもあまり合わないようです。面白いと思う作品もなくはないんですが、こちらも含め『もう一度読みたい』作品がひとつもない。
まあ、相変わらず好みがズレてるんでしょう。
騙されたと思って読んでみました。騙されて良かった!! ファンタジーの何が苦手かと言えば、時折感じる違和感と置いていかれる感なのですが、それが全くなかったです。むしろ変な現代モノよりよっぽどリアルな男たちの熱い物語に胸が高鳴ります。BLというよりも匂い系の冒険歴史小説という印象。
「あの空の蒼さと海の青さが溶け合う彼方には『何か』がある」
『何か』が始まる!というワクワク感。水平線へのロマン。
イイ男達が続々と登場して必然的に生まれる様々な関係。敵と味方、主従、好敵手、仲間、友情、そして愛…?
「とんだ性悪だ。どれだけ、俺の我慢を試したら気が済む?」
性的接触は禁止という条件でキャビンボーイとなったカイト。キスすら断固拒否なのに「一人じゃ眠れない」と船長ジェフリーを誘うシーン。一緒に寝るのに手は出せないこのジレンマ(悶)! そして今後、我慢を試されるのはジェフリーだけではないという噂。水平線の先にきっとロマンがあるように、我慢の先にきっと快感が待っていると、信じます。
可愛い愛されキャラは好みではないのですが、甘ったれで生意気な所もあるけれど素直で一生懸命、頭の回転は悪くなく機転のきくカイトにはいつの間にか私もほだされていて、見守って行きたくなりました。
過酷な環境での冒険と戦いが始まりますが、ハードな描写は必要最低限で、海賊映画の拷問シーンや激しい戦闘シーンが苦手な私には嬉しいトーンでした。甘々ではないけれど、現代っ子のカイトがそれなりに頑張って道を切り拓いていく姿にほだされていくジェフリー船長以下海の男たちは、確実に甘いです。厳しさと優しさの甘辛バランスが絶妙な物語。
ロマン?何それえろいの?って方には過酷な長旅なのかもです(笑)
評判の高い長編歴史ものの世界に、満を持して漕ぎ出してみました。
今現在出ているのは、21巻まで、未完です。
1巻はその物語の始まりの章。
長くイギリスで暮す髪を赤く染めた高校生の海斗は、海賊達に憧れている。
夏休みに親友の和哉と共に、キャプテン・ドレイクゆかりの地を巡って旅に出るが
プリマスで次元の壁に引きずり込まれ、大航海時代にタイプスリップしてしまう。
ドレイク傘下の金髪美形の船長・ジェフリーに助けられ、
未来を知っていることを「占い」の能力と信じ込ませて、
ドレイク達からの庇護を得て、海賊船に乗り込む……
まずは口絵の美形のキャプテン二人(ジェフリーとスペイン方のビセンテ)にウットリし
更には次々に出て来る、ドレイク、ウォルシンガム、フェリペ二世、
エリザベス一世といった歴史上のスターに、シェイクスピアの登場も匂わされ、
その上隻眼の航海長まで登場となれば、テンションは自ずと上がろうというもの!
そして面白かったのは、主人公海斗のキャラクター。
常識、衛生面、食べ物、その他あれこれ、多分想像以上に現代人にとっては苛酷な環境。
タイムトラベルってしてみたいけれど、
16世紀なんかそもそも匂いでヘコタレそうとかかねがね思っていた私、
生意気だけれどまだまだ甘ったれな17歳が
パニックを起こしたり大泣きしたりしながら
語学力と歴史への知識を駆使し21世紀人の叡智を生かして
ピンチを切り抜けていく様にとても心動かされる。
歴史的な背景もかなり書き込まれていて、読み応え充分。
カップルはジェフリー×カイトなんだろうけれど、
LOVE抜きでも、H抜きでもいい!と思える程、
世界観と男達が魅力的な作品。
途中で絵師さんが変更になるのは承知だが、雪舟先生の挿絵も素晴らしく
華を添えている。
ああ!こんな面白い作品に出会ってしまった幸せ!
夢中になりすぎて、生活が破綻しないように気をつけながら読まねば……
20巻を超える大長編傑作BLの始まりの一冊。
主人公・海斗はまだ陸の上で、運命の相手と思われる人物とも出会ったばかりの、序章を読み終えたに過ぎないのに、この身の興奮はどうしたことか。
以前から評判は聞き及んでいましたが、かつて某長編BLに挑み、一巻であえなく敗退した記憶が邪魔をして、自分が手に取ることはあるまい、と思っていました。
気が変わったのは、熱い紹介文を投稿して下さった先達ファンの皆様のお陰です。
読んだのはまだこの一冊だけですが、感謝の念に堪えません。ありがとう、ありがとう!
旅立ちを目の前にして、期待よりも不安を募らせている様子の海斗ですが、読者の私は、まだ見ぬ恋と冒険の物語への憧れに、高鳴る胸を抑えられません。
今更感が否めないのですが、大好きな作品なので1巻のレビューを書かせていただきます。
2013年現在でも連載中の大長編作品です。
19巻という長さに達しても失速することなく、何よりも時代背景がしっかりとしているため、飽きることが一切ありません。
長すぎる作品が苦手だという方も、一巻一巻が孤立したお話ではなく一つのまとまったお話なので、続きが気になって次々と読み進めることができるはず!です(笑)
登場人物もみんな魅力的で、一人一人が“生きている”なぁと感じさせられます。
荒波に揉まれて成長してゆく海斗に、周りの人物たちの変化…登場人物全員に愛着を持ってしまうほど、素敵なキャラクターが多いのです。
とにかくおすすめだ!としか言えませんが…
巻数が多いのが難ですが、買って損はないと思うのでぜひぜひ読んでみてください~!
今も昔も大好きな作品です。
もっそい面白いです、もう1巻を手に取ったら次に次にと読み続けてしまう事が請合いの面白さ!
友人と旅行中の高校生・カイトが16世紀の大航海時代にタイムスリップしてしまう。
異国人であり、タイムスリップしてきたなどと言えば狂人扱いされそうな立場でありながらカイトは、運の良さと持ち前の頭の回転の良さや機転をフルに生かして、この時代で何とか生き延びて行くのです。
カイトの保護者的存在であり彼の乗る船の船長でもあるジェフリーや、その片腕、ナイジェル、そして最初にカイトを見つけたスペイン人のビセンテと魅力的なキャラクターがこれでもかーって位に登場します。
BL色はかなり薄めなのですが、この作品はそこがまた良しなのであります!
もう絶対おススメな面白さ。この面白さを是非。
この作品だけはずーっと読んでいて好き。なんでだか。
まずは凄すぎるの一言です。
世界観がしっかりしていて絶対に飽きることのない作品と言い切れます。
その上キャラにこんなに魅力があるとは・・・。
大体はお気に入りのキャラとか好きなキャラって一人に絞れちゃうんですけど、
それが出来ない。
続きを買わずにいることも出来ません。恐るべしです。
それに情景描写も素晴らしいです。ストーリーを反芻してみると、まるで映像を見ていたんじゃないかってくらい鮮明に蘇ってくるんです。16世紀のロンドンの町とかがね。
会話にもぐいぐい引き込まれていきます。ちょっとふざけたような会話が面白くて、何度も読み返してしまいます。
そしてイラストにも見惚れてしまいます。今は最初とは違う方が描かれているんですが、どちらの方もなんていい絵を描くんでしょう・・・。うっとりしてしまいます。
やはり、この作品には凄すぎるの一言に尽きますね。
そして、こんな素晴らしい作品にめぐり合えたのが幸運と思えます。
松岡なつき先生、イラストレーターのお二方に感謝しています。
してもしきれません!
いや、ほんとマジでおもしろいです。イギリスの歴史は、あんまり知識がないので、大丈夫かと心配しましたが、ぜんぜん大丈夫でした。とっても勉強になります。(知識があったらもっとおもしろいのかもしれませんが。。。)とにかくぐんぐん惹きつけていく話だし、どの巻も巻末で次が読みたくなるような終わり方なので、ついつい次の巻に手が伸びてしまいます。
登場人物達が非常に魅力的だし、イラストが超がつくほど美しい!
今のところ8巻まで読みましたが次が読みたくてうずうずです。
カイトの恋愛に関してはかなりスローな展開ですがそれがまたいい!!
超おすすめです。
「長編シリーズを未読ユーザーに読ませる道しるべ」に、galooさんが説得力ある推薦文を投稿して下さったお陰で、私はこの本と出会えました。
まだ一冊しか読んでいませんが、ものすごい傑作の予感がします。
ありがとうございます。
最初この作品に手を出そうかどうか迷っていた自分は愚か者でした…!
試しに一巻を買って読んだらめっっちゃハマり、それから中毒です!
一気に全巻集めました。
歴史モノで長いので
ぐだぐだなかだるみするかなーとか思っていましたが全然そんなことありませんでした。
とってもスピーディーに話が進むので読んでいて気持ちいい。
でも一つ一つの描写は細かいし、登場人物の動作もイメージしやすい。
そして驚いたのはその舞台となる16世紀の綿密な歴史考証です!
ここまで歴史についてよく調べられているBLはなかなか無い!
私自身その時代が好きで、色々調べてたことがあるのですが
ドレイクや無敵艦隊や船の造り、食べていたもの、衣服の構造に宗教 etc…
読んでいて顔がニヤけてしまうほど。
敵方の王様の愛人の話なんて普通出てきませんよ…!
何度か感動で叫びたくなりました。
松岡なつき先生は本当にこの時代が大好きなんでしょうね。書いているのが楽しいって伝わってくるようです。
この作品に力を入れているのがありありと出ている感じ。
読んでる方も楽しくなるのですよ~。
そんなしっかりした土台の上を動き回る登場人物たちがまた魅力的なんです!
なんでこんなにかっこいいんだ!
海斗を愛する人全てに感情移入してしまいます。
みんなが幸せになって欲しい…。
もう海斗が四人いたらいいのにいい!
イラストを描いている雪舟さん、彩さん
どちらもFLESH&BLOODの世界にぴったりで美しい!見とれるほど美麗です…。
騙されたと思って読んでみてください。
本来、私は長くなりすぎたお話をオススメすることはあまりないのですが、これは自信を持ってオススメします!
時代考証がしっかりしていて読み応えたっぷりです。
作者さんは相当歴史がお好きな方なのだと思います。
こう書くと硬いお話に思われがちですが、うまい具合にそこは抑えてあり鬱陶しくない程度になっています。
BL要素もバッチリ!
「ああ……BLってHだけが全てじゃないんだよね~」と再確認させられました。
ハラハラ♪ドキドキ♪キュンキュン♪
これの繰り返しがいいんですよね~><
キャラも皆とても魅力的です。
誰が主人公になってもおかしくないくらい(^_^;
好い漢が多すぎです(笑)
ストーリー展開も速いですし飽きさせません。
長くなりすぎたお話は終りが見えなくなることも多いですが、このお話は順調に終わりに向かって進んでいるように感じます。
(発刊ペースがもちっと早ければとは思いますが……)
イラストもとても綺麗ですよ~。
シリーズ途中から雪舟薫さん→ 彩さんになっていますが、どちらもとても素敵です。
(私は途中からイラストレーターさんが変わると萎えちゃうことがあるんですが、これは微塵も不満なく大丈夫でした♪)
1巻では読み始め少し辛いかもですが、タイムスリップしてからが本番なのでそこからお楽しみくださいませ(^_-)-☆
イギリス海賊の英雄キャプテン・ドレイクに憧れる高校生の海斗が、
大航海時代へタイムスリップをして始まる冒険物語。
海斗はドレイクの信頼も厚い、海賊船の船長ジェフリーに助けられ、
彼の船に乗ることに。
英国とスペインの戦い。
歴史の渦に海斗は否応なく、巻き込まれて行きます。
2009年現在も完結しておらず、息の長いシリーズの第1巻なので。
今回は長い長い物語のほんの「序章」という趣で、
主要キャラのお披露目のような感じです。
聡明でヤンチャ、でも打たれ弱い海斗。
伊達男で大胆、部下から絶対的な信頼を寄せられている船長ジェフリー。
研ぎ澄まされた剣のような凛々しさ、ジェフリーの片腕ナイジェル
気真面目で美貌のスペイン海軍士官ビセンテ。
可愛くてカッコいい男たちの顔見せです!
平和でのほほんとした現代から、生きるか死ぬか。
殺伐とした世界へタイムスリップした海斗の苦労が大変すぎて、泣けます(笑)
現代っ子な海斗がこの時代で生きていくために、
だんだんと強くなって行く姿がとてもイイです!
そんな海斗を優しく(たまには迫ったり)守る、ジェフリーの包容力が素敵。
今回はBL色はそれほど強くありませんが。
これからますます面白くなるぞ!目が離せないぞ!と感じさせる勢いがあります。
熱い男たちの話を求めている方にはおススメしたいシリーズです。