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libre no bl shun comic
リブレさんのBL旬コミシリーズは、2014年夏号が一番好きでした。
作り方自体、このシリーズはとても丁寧なのですよね。
各作品の合間に単行本の内容と担当編集者からのおすすめポイントが紹介されていて、実際はどうかわからないけどなどと穿った考えも無きにしも非ずではありますが、愛を感じますねえ。
★猫野まりこさん「世界の果てよりこんにちは」
→なんと西暦30××年が舞台…かと思えば、その未来から現代へと異星人の攻めがタイムスリップしてきた!というお話でした。
ドラ○もんやコ○ンくんの博士もビックリな発明品(わたしは『命令聞きまスプレー』が欲しい。職場の手抜き人間にかけたい!)を駆使し、いたって真面目に現代地球で目的を果たそうとする攻めですが、なぜか軽い笑いが付き纏うのが人の良さなのか…
反面受けは売り専のビッチなのですが、それも理由あってのことで(ちょっとその辺りは使い古された感がありますが)、絵もすごく安定されていてお上手です。
先が気になりますが、二人の間の計り知れない距離がー。だって、星間も時代も違うんだから。
でもきっとまた、攻めは発明品を駆使して受けに会いに過去の地球を訪れることでしょう。
★日塔ていさん「please,marry me!!」
→某二次を微妙に想像させるキャラ二人ですが、これがまた見事〜に攻めが受けを胃袋で掴み、タマタマさんを掴み、気持ちも掴んでいくという流れでありまして。
重くは見せないけど健気な攻めの本心にはとても鈍感な受けなのですが、一度堪り兼ね吐き出すように気持ちをぶつけた攻めにいつもの優しさや冷静さはなく、今まで自分がどれほど大切にされていたか知った受け。
しかも知ったら知ったで『どうしよう超恥ずかしい』となるのだから、大きなガタイで可愛らしさも演出できるなかなかな男殺しでした。
★原作:犬時さん 漫画:笑平さん「りんご、木から落ちる」
→絵がダイナミック!実際はどうか存じませんが、アナログな線がすごく好きです。(最近丸ペンも使えない作家さんいるそうですね、驚愕)
ただ、こういう線の作家さんは好き嫌いも別れますね。
わたしは、受けの気持ちにぐいぐい引っ張られ思わず夢中になりました。
学園のプリンスが惚れたのはさえない園芸部員なわけですが、受けの中では外側のものよりも中身の誠実さにヤラレてしまい、自分をそれこそ投げ打ってアタックしてるんですよね。
後ろは振り返らず前だけ、攻めだけを見ている男前健気系です。
そしてなるほどこれは誠実だねと言えるのが、園芸部員の攻め。告白されてもからかわず、ただ彼のことを心配しています。
これってどんな感じに収まるのかなあと気になります。
★正弓さん「家政夫のニタ」
→うーん、うーん、絵柄があまり好みの方でなく、しかもなんだか暴力的なにおいが…
その系統はわたしは苦手なもので、ちょっと斜め読んでしまいましたが、まだまだ一話では良くわかりません。
受けの顔がボコボコで、誰に殴られたのかは。
旬コレ、楽しみにしておりますので、次回は秋くらいに出ると良いなあ。
ココナッツ
詩音さま
詩音さま、コメントありがとうございます!
こういう無料雑誌って、知らない間に出ていますね(苦笑
レビューするようになって、こんなにあるの?と驚きました。
電子オンリーという辺りは読める方が限られてしまいますが、販促にはなかなか出版社にもメリットがあるのではないかと思っております。
もっと大手さんにも出して頂きたいですね。
コミックはどうしても表紙と中身が違う!ということもありますから(苦笑