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maji ore ga BLeiga no shuen shikamo uke
小学生の頃に転校してしまった友達と数年ぶりに再会した時
お互いに俳優を生業としていて、その2人がBLの映画の主演に抜擢され
自分は受けでその友達が攻めだったというお話。
もともと好きな気持ちがあった相手だったけど
久しぶりに会った時受けの主人公は攻めの彼のことを
まったく思い出せないどころか
一緒に暮らし始めて半月過ぎてもわからないというのが
まあ、かなり不自然ではあったけど、
広く浅くいろんな要素を盛り込んだ話になっていて
あまり深くは突き詰めてないけど、いろいろつまっみ食いして
お腹いっぱい・・・といった感じでした。
全体的にはうまくまとまって、最後はハッピーエンドだけど
いまいち、ドキドキきゅんきゅんに欠ける気が・・・
描き下ろしで脚本家であるお姉さんに、二人のあれこれ(Hも含め)
すべて報告してるというのがなんともドン引きでした。
BLの映画やドラマCDを演じられる俳優さんは
あくまでも演技としてやられるのはよくわかっていますが
こんなふうに共演者が実際の恋人であるなんて
ありえないけど、それはまた夢があってよかったです。
まず有り得ないだろう・・・と思うここだけの妄想の世界を
私は結構、楽しむことできました。
BLはファンタジー、と言う建前があります。
しかしながら当書の場合、タイトルと梗概を
視て、そっと遠ざけてしまった方が密かに
多い気がします。
ここ2、3年の状況を鑑みればそれもいささか
致し方無いかと。
ですが、当書はただブームに乗って急造された
「なんちゃって」とは一線を画している様です。
むしろ上手く取り込んでいるような様子さえ
あります。
ただ、評者は伏線がもつれて下手に引っ張ると
千切れてしまいそうな危うさを感じてしまいましたが。
善戦はされていると感じます。
次作はどんなテーマで斬りこんで来られるかが
愉しみですね。