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koi to yobu niwa namida ga tarinai
美しい表紙と切なそうなタイトルに惹かれて購入。
短編集で、タイトルの作品はありませんでした。
「キモチは机の中」萌
全日制と定時制のある高校で、机を共有する由紀と山井。
この設定、この展開、ある程度の年齢の方なら思い出すのはあのドラマですね。
あのドラマの途中までを観ているようでした。
続編が2005年まで制作されていたようですが、作者さんは知らない世代なのかな?
「奏でる指先」萌2
工事現場で働く功治と、彼氏と別れて宿なしになった春人。
手放すことに慣れて、ひとりでいることが楽になっていた功治の生活が、押しかけ居候の春人の存在で一変していきます。
「ふつうならありえない」と思いながらも、こういう絆される系の話、好きです。
孤独が深ければ深いほど、ひとの気配もぬくもりもより特別になる。そんな話でした。
「その瞳であつく」萌2
大きな目で好きな相手のことは何でもお見通しの陽一と付き合って1年になる清志。
気持ちが釣り合っていないと悩む清志には、もうひとつ、気掛かりがあって…。
とても切ない話。
何でも分かるというのはそれだけ見てるということで、気付きたくないことにも気付くし、言いたくないことも言わないといけなくなる。でも自分を見てくれる相手って、そうそういないよね、という話でした。良いです。
「夏と君のあいだ」中立
野球部の建伸と駄菓子屋の涼也は幼馴染み。
真っ直ぐな幼馴染みに対して、自分が抱いている欲望は…みたいな話ですが、ラストのテンションと行動と意味がよく分からなくて、まだ混乱しています。
どういうこと?
描き下ろしもついてたけど、涼也という子が分かりそうで分からず終い。
嫉妬要員の女子はきっと今後も絡んでくるだろうし、建伸は無神経に「3人で帰ればいい」とか言いそうです。
「星のさきまで駆けていく」萌
市政奪還を狙う母と姉に押され気味な大学2年生の一臣と、恋人でミュージシャンの佑。
受け身で、弱くて、自分から動けなかった一臣が、自分の意志で動き出すことを決めるまでの成長物語でした。
「恋と呼ぶには涙が足りない」ということもない内容だった気がします。
5篇中、すでに恋に実っているものが3つ。恋になっているものが1つ。恋かな?というものが1つでした。
タイトルから予想される切なくて、胸が締め付けられるような話を求めて読むと物足りないかもしれません。
レビューがまだ投稿されていませんので書いてみます。
短編集です。
1作品だけこれ好きだなぁと思った話がありましたが、(お前の寝顔が好きってお話だったのですが)個人的に全体的に薄味すぎて読み終えた後なにも残りません(すみません)
スラスラ読んでるうちに私は萌えもなく終わってしまいました。
作者さまの萌えはどこにあるのかな??
ここで一緒に読者に萌えて悶えて欲しい!!と思うシーンをやっぱり1つはガツンと欲しいです。
まだいろいろ手探りな気がします。
丁寧に物語を描かれるだろうと思う作風なのですが、丁寧なんですけどその中に萌を入れ忘れてしまっている(足りない)感じです。
ただ、すべての作品の中に暖かいものを感じますのでこれが心地よいと感じる方もいると思います。
気になったら是非手にとっていただきたいです。