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senkou paradox
1冊丸々、一つのお話です。初読み作家さんだったけど、ストーリーも面白かったし、初めての骸骨攻めも萌えたし、好きなフンドシ姿も見れて満足です。時代が昭和以前(?)で、情緒あふれる雰囲気が感じられたのも良かったです。
お話は、幼馴染みの喜志にずっと片思いしていた椿野が命の危機に、喜志に送った骸骨に入って、今まで言えなかった想いを伝えに現れる…という感じです。
このお話で切ないのが、喜志が幽霊を信じないために、喜志にはいつまでたっても椿野の姿が骸骨にしか見えないことです。他の人にはちゃんと椿野の姿が見えてるのが、不憫になります。
それでも、骸骨で愛を伝える姿や嫉妬する様子、迫る様子に愛情があふれててキュンキュンします。
一方の喜志も、一途に愛情をぶつけてくる椿野のことが愛しくなってきます。
でも、やっと心が通ったと思ったら、椿野は突然いなくなります。
椿野の身に何かあったのかと不安になったけど、最後は助かって、安心のハッピーエンドでした。
そして、生身の椿野に再会して、嬉しそうな喜志に胸がいっぱいになりました。
描き下ろしでは、椿野がいないと眠れなくなってる喜志が可愛くて、すっかり椿野にメロメロになってる様子が嬉しくてニヤニヤします。