条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
niju rasen
もう10巻までまいりました。
多分題名の二重螺旋はDNAの事を指しているのだとは思うのですが
毎度おこる出来事も人間関係も複雑で二重螺旋のようだとは思うのですが
二重螺旋どころか何重にも絡み合って自分にはその絡まりが複雑に入り組んでほどくのにやっかいになっているんじゃ?とさえ思うのではありましたが、今回一応の一つの事柄については決着がついたといえるのかもしれないです。
だけど、毎回毎回、篠宮兄弟に関連する人々の心や考えや行動が何か次の複線になるのでは?と目が離せないのもこのシリーズの特徴です。
巻が進むにつれてまーちゃんと尚のエッチシーンは減り、LOVEより人間模様に比重が移りはしていますが、まーちゃんの尚への執着度合は深くなっていくような?
むしろ、尚に変化が出てきたような?
作者さま、毎度毎度書いている気がいたしますが、一体このシリーズはどこにゴールがあるのでしょうか?
もしや、目指せ!20巻なのでは?と恐れおののいております(汗)
以下、ネタばれ含みます
篠宮家、崩壊の原因となった父親がなんと!亡くなりました。
愛人だった千里が、自分を忘れ去られてしまった事にショックを受けてちと壊れてしまったようで、
彼らを焚き付けて食い物にしたマスコミが、彼らを殺してしまった事になったエゴの結末でした。
もう篠宮兄弟にとってはとっくに切り捨てていた人でしたから、葬儀に出る事もなく。
沙也加もにとっても苦痛のタネがいなくなってセイセイしたというところでしょうか。
その沙也加ですが、留学費用欲しさにオーディションを受けておりましたが、優勝はできず。
しかし、MASAKIが尊敬する先輩加々美の所属する事務所が彼女に声をかけたのです。
この事は、沙也加の兄への執着の脱却となるのか?はたまた兄弟の禁断を暴く布石になるのか、とても気になるところです!
今回、おや?と思ったのは、過去のいろいろな兄弟を取り巻く事件がありましたが、一見繊細で弱そうで人がいいように見える尚は、突き放すような彼なりのエゴというか冷たい部分をもっているという面も見せてきましたが、今回もそんな父の死を含めてそんな面が多かったような。
それでも彼は純粋で無垢に回りから見えるという~ひょっとして尚って一番複雑な人間なのかも?って思ったりするのです。
他に注目する点は、いとこの零に叔父も参加する書道展に誘われて一緒に行くのですが、まーちゃんに許可をとってからではなく、事後という点も”おや?”と思える点だったような。
尚も変わっていっているのでしょうか?
さて、今巻はさほど事件というものもなく穏やかに進行していったとは思うのですが、再びの嵐の前の静けさでしょうか?
評価としては、あまりヤマはないのですがその次の展開への期待を込めてというところでしょう。
しかし、今までが激動すぎて感覚が麻痺してしまったのか話的にはかなり大きく動いてるはずなのに、あまり心は動きませんでした。
理由は、雅紀にも尚人にも祐太にとっても既に過去の事になってて、三人の心にも響かない出来事だったからだと思いました。
しかし、どうでもよい出来事でもなく物語の中ではひとつの区切りみたいなもので、これからの話の方向が変わってくる分岐点だと思いました。
ただ、BLとしては物足りないので気持ち的には中立ですが話として評価して萌です。
この小説の中の話だと、
祖父拓也の負の遺伝情報=カッとし易く周囲に当たりまくる/短慮なエコひいき/自分は正義で他人が悪いと常に思う/悪いと認めても謝罪しない・・この性格が原因で次々と不幸を起こしていく拓也の子孫たち。
特に沙也加と瑛はヒドイ。拓也の悪い性格がそっくり遺伝しているのに矯正教育が無いまま甘やかされて、鼻つまみ。
他人事じゃないので、自分も自戒しなくては、と思いました。遺伝は恐ろしい。一番身近な先祖をよく観察して、反面教師にしないと。
尚人とマサキの仲は、尚人の真の実力と資質が表に認められるにつれ不安定になっていくのが気がかりです。
長く続いてた父親問題。 あっ、そういうフェイドアウトの仕方するんですか!とちょっとビックリ! 今更ですがこのダラダラ続くストーリーからどう進展していくのか待ち望んでいましたが、まさかこんなにもあっけなく父親を殺してしまう展開になるとは思ってもみませんでした(それもあの女と一緒に)。 だけどこれで次に進むと思っていても今度は妹関係と瑛と零か…とこれから先ウザさは続くわけで…。 最初から普通のストーリーとは違うと思いながら読み始めましたがここまでウザいことばかりが続くとテンション下がります。 ま~ちゃん×尚の甘々がもっと沢山読みたかったなぁ。 そのうちこの2人の関係もバレてまたドロドロとかになるのかなぁ。 とにかく先が見えないのがツライし、もう女キャラのウザさはいらないですよ。