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baby kubiwa wo kakete
…が2作品収録されています。どちらの作品も、絵もストーリーも可愛くてホッコリします。
◎表題作
家が隣りの幼馴染みの総司と顔を合わせれば、喧嘩してばかりの高校生のはじめ。
ある日、罠に掛かった猫を助けると、その猫は神様で、動物のように素直になりたいと思ったはじめを猫に変えてしまうのです。猫から人間に戻るには、はじめが素直になることなんだけど、意地っ張りなはじめはなかなか素直になれなくて…。
はじめが人間に戻るのに協力してくれる総司も、好きなのに意地悪ばかり言っちゃうし、はじめには全然気持ちが伝わってなくて、甘いカップルになるには時間がかかりそうです(笑)
はじめのネコミミ姿や、猫になって発情してる様子が可愛くて萌えました。
『ばいばい、ぼっち君』
友達のいない高校生の相馬の昼休みは、トイレの個室で食事をする…という寂しい毎日でした。ある日、鍵を掛けるのを忘れて、クラスメイトの中島に見られます。
中島は、以前暗いと相馬の悪口を言ってる相手からかばってくれた経緯があって、見られて恥ずかしいと思っていたら、一緒に屋上で昼食を食べないかと誘われます。
初めてのお誘いにドキドキしながら屋上に行くと、 中島の1コ下の従兄弟の涼太がくっ付いてきます。なぜか相馬のことを睨んでケンカ腰な涼太。そんな時、涼太と中島のキスシーンを目撃して…。
てっきり相馬が当て馬くんかと思ったら、イイ意味で裏切られて面白かったです。素直じゃない涼太は可愛いし、中島の心遣いはキュンとなるし、相馬は意外と男らしくて萌えました。
表題作より、こちらの方がキュンキュンして好きでした。手も繋げなくて、定規の端と端を持って手を繋ぐ練習をしてる2人が微笑ましかったです。