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たった一目で一生が変わる恋がある。 BLは、進化する。
omegaverse project
まず製本に感動しました。
箔押しやら遊び紙の高級感やらと…
冒頭に詳しく分かりやすいオメガバースの世界についての解説がありお得です。
二次創作などでのオメガバースパロに凄く役立ちそうです!
アンソロなので一つ一つのお話が短くアッサリかと思っていましたが良い意味で裏切られ、なんと全て未完結でした。
来月2巻が出るとの事なので喜んで追いかけたいです。
エロあり感動あり
全てのお話が好きです!(こんなこと言うのも失礼、何様ですがアンソロっていくつか好きになれないお話がある時があるので…)
こちらのアンソロ、冒頭にオメガバースについての説明がしっかりあるため、私のような初心者にも親切な作りでした。
オメガバースとは、欧米発祥のBLの特殊設定。
(1)全ての人間が妊娠できる(男女共に、ペニスと子宮の両方を持つ)
(2)α(アルファ)、β(ベータ)、Ω(オメガ)の三種族が存在。
(3)αはエリート、βは中間層、Ωは底辺。
(4)Ωは、発情期をもつ原始的な種とされる。
(5)発情中のΩは、αにうなじを噛まれるとαの「番」となり、そのα以外とはセックスできない体になる…
などの設定があるそうです。
全部で七つの話が入っていますが、どれもまだ第一話目。
エロコメから社会風刺系までジャンルは幅広く、どの話も続きが楽しみです。
同性愛には寛容ですが、種族間の格差や差別は色濃く存在するため平等とは言えない、奥の深い世界です。
以下、特に気になった収録作の感想です。
■かたしな「春待ちの、」
病死した双子の弟の葬儀で、幼なじみ(弟の夫)と再会する主人公。
第一話は主人公の幼少期の回想です。
αの家庭で一人だけΩとして生まれた弟。幼き日の主人公は、弟を守ると誓うが…。
主人公はなぜ家出したのか?
幼なじみとの三角関係故か?
など謎が多く、続きが待ち遠しいです。
■鳶田瀬ケビン「あばれんぼハニー」
Ωのヤンキーが、喧嘩相手(α、ヤクザ若頭)に発情し、ガツガツHして番になっちゃうというエロコメ。
これは楽しいお話の予感。
■ぴい「パラダイムシフト」
クールな研究員の受けが、新入りの研究員(β)に
なつかれて~というオフィス物。
αとΩに比べ影の薄いβが、本作ではメインです。
三種族の中では凡庸な存在とされるβがどんな恋をするのかに注目です。
受けは本当にβなのか?という謎にも期待。
■河馬乃さかだち「今夜、ベイビー計画」
子どもを一人で育てる受け(Ω)と
保育士の攻め(α)のほのぼのカプ。
しかし受けは、自分の子どもがΩだということを攻めに隠しており…。
普通のラブラブ子連れBLのようで、やはりΩの社会的地位の低さが問題となっており、そこが切ないお話。
■yoha「さよなら恋人またきて友だち」
αだらけの進学クラスに転校してきた
フェロモン出まくりのΩの青年。
全校生徒がこぞって彼を襲おうとする中、
主人公は友人のふりをして彼に近づき…。
Ω=被食者みたいな描かれ方が切ない話です。
今のところ彼に「入れたい」という動物的本能のみで動いている主人公が、この先変わっていくのか?に注目です。
全体的には学生モノがやや多め。
閉鎖社会で慰みものになる不憫なΩもいれば、
αとの玉の輿を狙うしたたかなΩもいて……などなど
色んな切り口を楽しめます。来月号も楽しみ☆
この本を読む前に別のアンソロオメガバースを読んだのですが
1話完結だったので物足りず「もういいかなぁ」と思っていたのですが
こちらは続き物でストーリーもちゃんとあるので読みごたえありました!!!
その分続きが気になるんですがね…(^^;)
こちらにもα・β・Ω・の解説がありましたが
こちらの方が詳しかったです。
αとΩだけに見られる番のシステム(首筋を噛む)とか
魂の番とか気になる~っ。
この本で気に入ったのが
●あばれんぼハニー●
ヤクザの若頭×ヤンキー
Ωのヤンキーなんだけど一度も発情が始まっていない。
ある日ゲーセンで因縁の相手と出会い殴り合いの喧嘩。
が、途中で発情が始まってしまい…
発情を抑制する薬を打つのも間に合わず喧嘩からセックスへ
それも首筋にかみつかれるという…知らぬ間に番?
だけど相手はヤクザノ若頭、でも抑えきれない発情と
とにかく面白い展開です。
後は2巻読んで好きな作品が増えるかどうか?!
素敵な表紙に目が行き、ぴい先生のオメガバース⁈見たい!と何の事前情報もなく購入してみたら、続きもんだった…
以前KADOKAWAから出てたアンソロよりさらに詳しくオメガバースについて説明が書いてあり、新しい知識が増えました。
男でも濡れるとか発情期があるとか腐りきった自分にはムフフな設定があることは知ってましたが、Ωに生まれたら学校とか勤め先に診断書出さなきゃいけないとかかなり細かいとこまで設定があるんですね。勉強になります。
『バラダイムシフト』ぴい
だいたいオメガバースではαとΩの恋の話が多いなか、あえてβを持ってきたぴい先生ありがとうございます。
ある研究所で、日比谷(推定•受)と、彼の研究チームに新しく配属された山木(推定•攻)のお話。
まだまだ序章でどんな展開になるかはわかりませんが、イケメンで仕事できるけど無表情な山木は、仕事一筋な日比谷に憧れていて、しかも昔二人は会っているといいます。日比谷のことになると顔色を変える山木が萌え!
日比谷自身にも謎が隠されている様子で、書類上ではβとなっているけどたぶんホントはΩなんでしょうか流れ的に。
ちょっとだけ登場した研究所のナイスミドルなαの篠田代表と山木で、日比谷を取り合うオイシイ展開になってくれることを期待します。
そして、仕事以外は興味ありませんみたいな顔した日比谷が実はΩで、発情期でものすごいビッチ受になって、山木の下でアンアン泣きじゃくってほしいです。
『ロマンティック上等』森世
β×Ωのお話のようです。
Ωの計は金持ちでカッコイイ人と番になるべく日々理想のαを探しています。表面上は清純派だけど、本性はあざとくて小賢しいタイプ。
そんな計のわがままできまぐれに付き合っているのがβの次継。計の理想の相手が見つかるまでの発情期の相手をしています。まぁセフレのような関係です。
次継は計に気があるとわかりますし、計もなんだかんだモテるのに、番を決めないのは次継という存在がいるからなんでしょうかね、本人はわかってないけど。
次継の気持ちも知らずに理想の番が欲しいと言う計がアホ!そしてそれを黙って聞いている次継の表情が切なかったです。
エチがエロくて◎です。奔放な計がやはりビッチ系で、それに煽られる真面目系の次継が大変ようございました。
『さよなら恋人またきて友だち』yoha
転校してきた無自覚フェロモン垂れ流しΩのカナエにクラスの全員が冒頭から欲望を抱いてます。
「僕らはみんな彼を孕ませたい」
こんなセリフ、オメガバースという設定だからこそ使えますよね。カナエを見た瞬間、クラスの男は全員フル勃起なんですよ、おいしすぎます。
委員長のオウギもカナエのフェロモンにあてられます。オナニーが自己最高記録を更新するほどにww
学校中の人間がカナエを狙う中、オウギも股間を滾らせ欲望にかられながらも友達ポジションをゲットします。カナエを番にするべく、キバをひそめ虎視眈々と狙うオウギが今後どう出るのかが見ものです。
ちるちるさんの特集でもあった通り、最近のふゅーじょんプロダクトのアンソロは、つい手を出してみたくなるテーマのものが多すぎて、MY本棚のアンソロ部門はリブレかふゅーじょんかの二大勢力に完全に占められる勢いです。
なんだかんだいいながら、来月のオメガバース第二弾も買っちゃうんだろうな…