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tenshi wa yoru ni tsukurareru
人の命が尽きるとき、最後の時を落ち着いて心残り無く過ごせるように、天国?から遣わされる死神。
その姿は対象者を安心させるような、、、ようするに、タイプ?
宮本先生の作品は、意外とオカルトっぽいというか、ミステリアスなファンタジー設定の作品が多くて、この本も、前半は迎えに来たあの世の使者と、その対象者が自分の死を受け入れるまでのやりとりを、シリアスなだけではなく、ちょこっと笑える要素もいれて、もちろんBLだから、きれいな男のこ同士のラブいシーンもいれての、なんというか、余韻を楽しむ短編集という趣。
まあ、それって、え、これで終わり?って感じもなきにしもあらずってことなんだけど、雑誌に掲載されたのがほぼ年1の、単発掲載のようなので、いたしかたない事なのかな。
そして、後半に収録されているは、年1単発読み切りからちょっと間をおいての、死の使者メインのストーリー前後編。
この位まとまった長さになると、さすがに読みごたえがある。
私としては、宮本先生の描かれる、私の大好きなタイプのきれいな男の子が地味にいちゃいちゃしているのを見られるだけで満足。
丸々一冊表題作ですが、長編ではなく【天使は夜につくられる】というタイトルの読み切りが全部で6つ集められています。
読み始めたときは第1話が予想以上にあっさりしていたので、第1話は序奏部分に過ぎずてっきりオムニバスなのかと思っていたのですが違いました。全部1話完結読み切りものです。
雑誌の掲載情報を見たら、1は2008年に掲載されてそれから4までは年に1回、それから3年後の2014年に5が掲載と本当に間が空いているので、オムニバスになりようが無いんですね。
中身は死ぬ事が定まっている人と、その人をお迎えに現れる死神みたいなものとのやりとりといった感じでしょうか。
死ぬ間際にその人を怯えさせないように、その人が安心できるような姿で登場する。ゲイなら女性よりも男性のほうがいいだろうという事で男性の、しかもその人の好みに近い容貌で現れるんです。
死ぬ人間は皆、若者だけど過剰な悲しみはないです。さらりとしています。
第6話だけ前後編となっていて、死神役は実は元は人間で、何らかの罪を犯した者たちが自らの罪を償うためにその役目を担っているという事が明かされます。(ちなみに凶悪犯は即煉獄行きなので死神にもなれない)
この6話はそんな死神の役目を担っている彼らのお話です。
ストーリーだけで言えば、あっさりめなので萌かな。でも私は宮本さんの絵が、とりわけ綺麗な男の子が目を伏せたところの絵が大好きなんです。そしてそれに伴う扇型に広がる麗しい睫毛も好き。死が絡んだお話なんで、物思いに耽ったり…目を伏せて死を承諾したり…という事で目を伏せている男の子の率が高い!!これは嬉しい誤算でした。うわ~い!と思いながら読みました。だから萌萌。
ザ・宮本佳野!ともいうべき、繊細なファンタジー。
テーマは「死神」、正確には「あの世への水先案内人」。
死ぬ人間の前に現れる彼らと、死に向かう者たちとの短くも印象的なエピソードの連作スタイルとなっています。
1…不摂生を重ねる26才は、あと1時間後に脳出血で。
恋人はいない。でも片想いをしていた彼は…
2…心臓に持病があるのに徹夜続きの27才・マンガ家。あと3時間後に心不全で。
2次元派で友人も恋人もいない彼に死神は…
3…失恋し、自殺しようとしている24才。
自殺は一度だけキャンセルできるから、とその相手と話をさせる死神。
4…4時間後に起こる事故で事故死予定の20才。
だが時間が来ても事故が起こらない。
死神は上司に連絡するが、どうやらシステムのミスなので記憶消去するようにと言われ…
死ななかった彼は、以前よりも積極的に生きようとします。
5…悪い事続きで自殺しようとしている26才。
ところが、もう1人死神が来てしまう。システムの不具合が続いていて、ダブルブッキングや人違いが起きている。
今回も人違い。初恋の人に連絡を取ろうとしたり、すっかり元気に。
…とここまでで1冊の半分。
後半は、その案内人のひとり「5K901」と呼ばれる男の物語となります。
案内人たちは元は人間で、どうやら生前に罪を犯している。その償いに数年間案内人を務めている、という世界観。
彼らは人間時代の記憶を消されているが、「5K901」はぼんやりと記憶が残っていて…
そんな時、交通事故場面を見て自分がなぜ死んだのか、自分の罪が何だったのかを思い出す。
死にゆく人々に誠実に接する…それが罪の償いになるのなら。
そんな気持ちで案内人の役割を果たしていく彼だが、派遣された自殺者が自分の起こした事故の遺族だった事を知り…
泣き虫で優しくて繊細な死神さん。センパイ死神とのほのかな恋を心の救いとしてしばらくは案内人を務める事になるのでしょう。
ラストは新人死神さんの戸惑いの心。死にゆく人を前にして、寂しく悲しく泣きたくなる…
全編「死」が漂う物語ですが、決して暗くはない。それは少し悲しく、少し寂しく、少し愛しい。
嫌味なくサラっと読めました。ドラマチックな作品です。
某洋画を思い出しました。ニコラス・〇イジのアレ!(笑)
絵はモノトーン調でシンプルな印象。
2008年12月~2015年2月までの分を収録しています。
番外編 少し描き下ろし あります。
単行本になるまで、ずいぶん月日が経過してますねー。
なので、FANの方々には待ちに待った!というカンジなのでしょうね。
コンセプトは『死神』。 でも、天使みたいで綺麗。
私も死ぬ時は、こういう死神に召されたい・・・。(独り言)
内容はヒューマンドラマ(!?)でした。 う~ん。セリフが奥深い。
人間の業、悲哀(愛)などを描かれていました。
各話、読みきりっぽくて 話の筋が???ってなりました。 Σ(QДQ))
ブツ切り感がなんとも・・・。 所々キャラが消化不良~。
表紙イラストに強烈な一目惚れ♡買い。だったので 中立 に。
あっさりめ、雰囲気BLが好きな方はいかがでしょう?
あくまで、私個人的な感想ですので あしからず。 (*-ω-*)ゞ