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seigangu elobotomy
トンチキレビューも早3冊めとなりました。
ちるちるではジュネットピアスを敬遠する御姐さんが多いのですね。
ドギツイ表紙は本屋ではやはり買いにくいですよねぇ。
そこは勇気を持って!ピアスには良い作品沢山あるんですよ。
読まないのは本好きとしては本当にもったいないです。
そこで、この本『性玩具エロボトミー』です。
そりゃあ…この表紙…買えねぇよ…(私は堂々買いました)
でもでもでもでもです。
中身はたいそう面白いんです。侮れません。
ピアスなんでストーリーは辻褄あってないような箇所所々あるにはありますが、この本はラストまで読みつくすとじわじわと読後感に染み渡る快感がクルのです。
オカルトちっくで背筋がゾクゾクして物語としてはピアスやるではありませぬか!と栄光を称えたいです。
どこかで読んだことある作者さんかと思っていたのですが、初単行本なんでしょうか。ピアスレーベルって似たような表紙が多い気がしてこんがらがります^^;
ついつい、話 < えろで手に取ってしまうレーベルですが、当たり外れも多いです。この作品も見たまんまが好みで購入しましたが、中立寄りの萌でしょうか。絵はすごく好みでした。
3作品タイプの違うものが入っていますが、どれも個性的で読み手を選びそうです。
表題作「性玩具エロボトミー」
手術で人間を性玩具に変えるという設定は面白いのですが、手術してどうこうっ・・・てお話ではなかった、残念。
手術されるまで監禁されている主人公・トモがいろんな人から強姦される話です。
手術しないならじゃあこの設定って?ただの強姦モノな気がします…。
お相手の祐輔の意図もわかるのですが、何かあと一押し足りない。
えろかったですが、強姦されても感じてるというシーンよりも本当に嫌がっていて、最後はトモが無気力になっていくので個人的にはうーん、て感じでした。
おまけはえろラブでよかったです。
このおまけがこの本で一番よかったかも…。
「ぽちゃメン男子」
ぽっちゃり受け。外見が個性的なものって、あまり読んだことなく、特にぽっちゃりは初めてでしたが、なんだか丸くてかわいくて全然えろく見えませんでした。
まるまるかわいいといやらしさに結び付かないんだな~と個人的に思った作品です。
「走れエロス」
ドクター×アスリート。この攻めのドクターがお姉キャラで髭という、これもまたまた個性的です。
個人的にはお姉で髭顔はあんまり好みではなかったです、すみません^^;
しかもこれ、一番長いのに一番えろくない。
そしてお話がどうこうよりも駒が小さくごちゃごちゃしていて読むのに疲れる感じがしました。
全体的な評価ですが、表紙とタイトルからえろを期待している方にはオススメできないと思います。
中立にしようかと思いましたが、絵が好きなのとおまけがまあまあよかったので萌で。
正直、表題と他2作は分けてコミックスにして欲しかった…!
と思うくらい、表題と他2作のテイストが違います。
♦表題作
題名や表紙から想像していたよりは、ドロドロしてなかったです。
しかも、性玩具にされるまでの話が長く、性玩具にされてからの話はほぼ無いので、題名に偽り有!と思わなくもない。
また、祐輔がトモに手を出した理由は納得だけど、屋敷での祐輔の行動が?
必要な言動だとは思えない。
だって、精神崩壊を狙うわけでもなく、ロボトミー手術するのですから。
あと、屋敷の使用人の女性たちが…いや、そんな状況じゃないだろ!?です。
♦ぽちゃメン~
こちらは、コミカルな話です。
ぽちゃ男子がダイエットするぞ!→ぽちゃが好きな男子が「手伝ってやる!(痩せさせないぞ)」という、「ダイエット」を「彼女を作る」に変えれば王道な設定です。
ぽちゃ男子が可愛く、また阻止するイケメンが残念すぎて、良い♪
ただ、ライバル出現は唐突過ぎだし、エロ行程も「ぽちゃ、そう思ってるなら話に乗るなよ!」というストーリーの惜しいとこがちらほらと。
♦走れエロス
題名負け。そこまでエロくは無く、こちらもコミカルなノリです。
また「おねぇ攻♪」と喜んだのも束の間、おねぇの言葉使いが結構な頻度で男言葉になってて、あまりおねぇ攻って感じはしませんでした。
そしてこちらも、第3の男の出現が唐突です。伏線は…
3作品に共通して言えるのは、話がちょっと増長気味なのと、ライバル等の唐突さですかね。
表題だけなら「趣味じゃない」ですが、他2作は普通に楽しめたので、中立です。