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sayonara boku ga aishita hito
絵は好みだし話もちゃんとしているのですが、なぜか物足りない作家さん。嫌いじゃないのですが、何故ですかね?
同じ人を好きだった受け同士(?)がくっつく話。
受け同士のカプ、美味しいです!
少女漫画し過ぎているからかなと思いましたが、少女漫画というより百合なのかも!
おかっぱの受けだとほぼ女子になるみたいですね。そうか。
「盛夏」はギリギリ好みで、893の子は不得手かも。
矢張り、少しでも男子要素(?)欲しいですねえ。
秋月ルコさんの作品は、少女漫画色が強くて
ちょっと自分の好みとは違うのですが
絵がキレイなのでついつい買ってしまいますw
表題作は、全三話。
大学教員(既婚者)に片想いする院生(攻め)を、
教員の元カレ(受け)が慰めてあげるうちに本気になってしまい…という三角関係モノ。
受けの方が攻めより背が高くて、経験も豊富なのに、慣れるまでは攻めに抱かれてあげている
その大人の余裕が素敵です。
でも描き下ろしでは、年下の余裕のなさにかなり参ってる?
体に痕がくほど激しく抱かれて、満更でもなさそうな照れ顔が可愛かったです。
その他、読みきりが二本。
「愛してるって言ったでしょ?」は
ヤクザの護衛役×若で、主従モノ。
攻めのため医者を目指す受けがとにかく健気で一途で可愛い。
キャラの線が細すぎてヤクザ物っぽさは全くありませんが、お話自体もかなりハートフルでほのぼのしているので問題はないかと思います。
「盛夏」は
売れない画家×屋敷に閉じ込められた青年。
頼りない同士が、これから二人でどうやって生きていくの??と、一応ハッピーエンドなのに何だか一抹の不安も残る読後感でした。
全体としては、外見的に攻め受けの区別があまりなく、かなり百合っぽい雰囲気。
この子ら ちゃんと食べてるのかな、とか余計なことを考えてしまいますが
今にも消えてしまいそうな儚い雰囲気に何となく引き付けられ、最後まで読んでしまう。
秋月ルコさんの作品はいつもそんな感じで
不思議な魅力と個性のある作家さんだと思います。