オオカミと花嵐

ookami to hanaarashi

オオカミと花嵐
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×23
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
29
評価数
9
平均
3.3 / 5
神率
11.1%
著者
紡ぐるり 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
価格
¥647(税抜)  
ISBN
9784758073950

あらすじ

やさしくて、甘い、ウソ
琉花は、隣の家に住む颯音のことが大好き。
颯兄と呼び慕っていたが、颯音の大学進学と共に疎遠になってしまう。
だがある日、突然颯音が帰ってくる。
長い間会えていなかった颯音の帰省に喜んでいた琉花だが、
颯音は「琉花を手に入れるため」に帰ってきたと言い出し――。
颯音のことは好きだけれど、今のままの関係でいたい琉花。
自分の"好き"と颯音の"好き"…
名前をつけられない二人の想いの行方とは…?

表題作オオカミと花嵐

大学生,20歳
攻の実家の隣に住む高校生,16歳

その他の収録作品

  • ①植える
  • ②眺める
  • ③水遣り
  • ④芽吹く
  • ⑤瞑る
  • ⑥花嵐
  • 嵐の跡
  • カバー下:あとがき・キャラプロフィール

レビュー投稿数1

もうちょっと分かりやすい方が好みです

紡ぐるりさんの1st コミック「森ボーイの行方」がよかったので、
こちらも期待して読ませていただきましたが、
ちょっと伝わりずらい本だったかなぁ…という印象です。
いや、いい話ではあったのですが…

そもそも、エッチシーンを描かずして、
「恋愛の好き」と「そうじゃない好き」の違いや変化を描くのは、
なかなかハードルが高いんじゃないかな…と思うんですよね。


こちらの本は、
家が隣り同士で小さい時からとても親しくしていた、
4つ歳の離れた大学生と高校生のお話です。

年上の颯音が、
高校は寮に入ってそのまま大学は一人暮らしをしてしまい、
2人はなかなか会えなくなりますが、
高校生の琉花は変わらず颯音のことがとっても好き。
それこそワンコのように慕っています。
でも、
突然颯音が帰って来て、
「 好きだよ、ずっと俺のにしたくて仕方なかったんだ 」
そう告白をしてキスをすると、受け入れられません。
嫌悪感はないけれど、自分はそういう「好き」ではないから…

そんな琉花が、
時間をかけて自分の気持ちと向き合って、
「恋愛の好き」になるまでをじっくり描いています。

ネコが、亡くなった颯音のお母さんの視点で語っていたり、
土手で一緒にシロツメクサの冠を作ったり、
答えを出したらそれが別れに繋がってしまったり…
雰囲気がとても素敵で好きなシーンは色々ありました。
でももうちょっと、
葛藤とか切実さとか、心の内の激しい想いを、
しっかり分かりやすく描いてくれている方が好みです。
普通そういうのは、
エッチシーンに集約して描かれていたりするけれど、
ないならないで、それに代わる明確なものがもっと見たかったな。
メリハリという面でも、
エッチシーンはあった方が読みやすいかもですが…。

でも、話の筋や雰囲気はとても好きなので、
次作も楽しみにしたいと思います。

4

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