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koisuru bokutachi no kyori
一緒にクラス委員をする事になった男子2人の話。
Hシーンは後半の1割程度で、葛藤や日常の生活が綴られている。
心の動きがもどかしい程に伝わって、咲かずの遠野春日さんです。
相当気に入った作品。
よく行くHPの主催者とメール交換をしているが、相談している人が想い人と同一であることにお互いに気づかないという設定は萌えた。
誤解アリ、感情のニアミスアリで、相当ハラハラドキドキモエモエした。高校生、葛藤、ニアミス。私の萌えツボセットだわ。
何の気なしに触れた瞬間感電した様にビビッと来るって、懐かしいわぁ~。
挿絵は門地かおりさん、門地さんの溶けそうな挿絵がとてもステキでした。
久しぶりに高校生で同じクラス同士ものを読みました(;´∀`)
自分的には歳の差好きなので、どうかな?と思っていたのですが・・・
おもしろかった!!!
どうしても高校生同士のエッチの部分は「おい!」そこまで
スムーズに!!と突っ込みたくなりますがw
そこはそこで、おいといて・・・・
時代的には携帯もなくてインターネットで自分のHPを作っていた時代・・・
懐かしいですw
攻め様・受け様共にお互いが、ちょっとした嘘やだんまりを決め込んでしまって
すれ違いが生じたりして、お互いが傷ついてしまいます
そこがものすごくぐっときて今回のお話の、美味しい所でしょうか
先は読めてくるのですが、読めてくるにもかかわらず
「え!」そこまで嫌わなくても・・・なんて
話にどんどん引き込まれていきます
読んでよかった作品でした
初出から15年以上たった作品の新装版です。
PCが壊れてメールでの連絡ができなかったために行き違ってしまったというくだりが、隔世の感がありますが他はそれほど時代を感じることもなく若い少年たちのほろ苦さと未熟な酸っぱさが混じり合った恋のお話でした。
同じくクラスの明るくてスポーツ万能な目立つ男子 尚二に片思い中の基紀は、二人がクラス委員に選出されたことで嬉しくもあるけれどうっかり気持ちを表に出してしまっまたらと困惑もしている。
だから話しかけられるとそっけない冷淡な話し方になってしまうのです。
嬉しければ嬉しいほど不機嫌そうに見えたりね。
そんな不器用で子供っぽいところがかわいくて好きになりました。
基紀が趣味の山歩きのサイトで知り合いメル友になった 『ヤスジ』こそが恋する相手だったというのは読者には隠されていないので、いつバレるのかハラハラしたりバラしてあげたいくらい焦れったい気分になるのですが、自分から告げずにいつまでも相談相手の振りをしている尚二にだんだん怒りを感じるようになります。
基紀ばかりが裸にされて自分は隠れて都合よく付き合っているみたいでズルイなって。
ノンケの二人がすんなり初体験を成功させたのは勘がいいのかネットとかで学んだ勉強家だったのかわかりませんが、喧嘩の後のエッチはいいっていうのを高校2年にして知ってしまった二人でした。
2000年当時のGENKI NOVERSで読んだ事があったが、すっかり内容を忘れてしまったのでもう一回買ってしまった。
当時はインターネット黎明期で"パソコン通信"なる言葉を思い出したり、見知らぬ相手とメール(会話)を交わしたりする事が目新しかった頃の時代背景ってのが色濃く残っている。
また、他では身体の相性から入っていくカップルものが多くなった中で、この話は”好き”という気持ちの成熟から入っていく恋愛ものだ。
同じクラスの尚二に片想いしている基紀は、誰にも話せない恋愛の悩みを自然散策のホームページの管理人にメールを通じて相談に乗ってもらっていた。
基紀は自らを『トモ』と名乗ってその管理人『ヤス』とは幾度かメールをやり取りしているが、お互いに顔を合わせた事が無いので相手に関しての勘違いが生じる。
…そう、『ヤスジ』が誰かってのはお察しの通り。
当然、基紀は片想いの相手・尚二とメール上の相談相手『ヤスジ』が同一人物と知る由もない。
尚二のほうも、もしかして『トモ』は身近に居るのか!?って勘が働いたのはいいが、同級生の女の子の中から誰なんだ?って探しだすといったすれ違いも起きる訳だ。
でもこの展開がいかにも高校生ものらしい拙さ、まどろっこしさと噛み合っていい味を出しているのだ。
そこにきて基紀が少しクヨクヨしがちな性格なので焦れったさが増しているが、まだ高校生なら仕方ないかな?
基紀が『トモ』だってのは早いうちに尚二に見破られていた一方で、尚二自身が『ヤスジ』だってのをなかなか明かさないおかげで誤解も生じるが、そんなハプニングすら大人に成長する過程になっている気がする。
基紀に惹かれて夢中になるばかりではなく、彼に対して真剣に怒ったり謝ったりもできる尚二は、きっと心身共に格好いい男性に成長しそうだ。