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電子のフルールvol.1無料版で1話読み、興味を持ったので購入。
予想以上によかった!
いい作品に出会えました。
ゲイの平見くんが朝比奈くんに一目惚れして仲良くなろうとします。
ノンケの朝比奈くんが平見くんに惹かれていく感じがたまらない。
平見くんが思わず朝比奈くんにディープキスしちゃうのもわかります。キスしちゃう平見くん可愛いです。
個人的にエッチシーンがすごく好みです。
エロエロって感じではないけど、ふたりの行動と表情がいい!
攻めの表情がわかるコマがあるのが嬉しいですね。
ようやくうまくいったふたりのエッチ(2回目)は最高でした!対面座位!
エロ度は少なめになっていますが私はエロにも大満足です。
愛のあるエロが好きな人におすすめです。
いかにもラブってところだけピックアップしてみましたが、
とても爽やかにかかれていて、優しい雰囲気が素敵です。
ストーリーも洗練されていると思います。
この作品はそこまでエロくはないですし、
作中の絵も特別綺麗というわけではないのですが
とても内容が深く、読んでいていろいろな事を考えさせられる作品でした。
キャラクターひとりひとりの思いや言葉や行動の全てにたくさんの思いが詰まっていて読み終わった後、この作品に出会えてよかったなと思える作品でした。
1巻だけでも完結しますし読み応えはありますが2巻を読むことによってさらに物語に深く入り込めた気がします!
今後の作品もぜひ読んでみたいです!!
17日発売となっていますが、
少し早く入荷しているようで、13日に購入しました。
暗室の雰囲気、深度、カラーイラストでの表現がすごく素敵です。
表紙をめくり、中のカラーイラストを見たとき、
これにはどういった意味があるのかな?
と思いながら、読み進めていき、
わ!!そういうことか!とビックリ。
とにかくオシャレです!
登場人物も、場所も、情報も少ないですが
このバランスが好きだったので始めから最後までグーッと入り込めました。
「フォーカス」というタイトルどおり集中してあっという間に読めてしまいますが、それもよかったなーと思える。
朝比奈が素直で可愛いです。
Hシーンでの擬音が作品と相性良く、ラストまで気持ちよく読めます。
交わす言葉が少ない時も、アイコンタクトで、相手のもつ温かい空気で、写真で、通じ合うかのようなふたりがとても心地よい。
同じ船でこの島に着き、
少し離れたところで彼らを見ていたような気分です。
新規レーベルの新人作家さんと言う事で
作品がどう言う手応えか爪先探りの方も
多かったかと思われます。
評者は…これからに期待をしますね。
作者さん自身続編を書きたいと希望されて
おいでの様ですので。
王道を踏襲している様でいて見過ごされがちな
穴の部分を上手く逆手に取って次の分岐点に繋げ、
そしてサラリと伏線を回収してゆく。
そうする事で下手に扱うと重くなってしまうだけの
主題にある程度の軽やかさを持たせていらっしゃる
手腕は好ましいな、と。
次の展開をどう料理されるか、今から愉しみです。
お客さんのまばらな小さな映画館で、静かな優しいラブストーリーを見た後のような、静謐な気分にさせてくれる作品でした。
海辺の街に自身の個展のためにやってきたカメラマンの平見(22歳・攻め・ゲイ)が綺麗な横顔に惹かれて思わずシャッターを切ったのは、一人で写真館を営む朝比奈(27歳・受け・ノンケ)。
出会ってそうそうにカミングアウトされて、自分はゲイなわけじゃないのに…って戸惑いながらも、父親に置いて行かれてひとりぼっちで生きている朝比奈の心にするすると平見が入り込んでくる、そのプロセスやお互いの表情がとても綺麗でした。
こまかいことなんだけど、ぎゅっと抱きしめあっているのにどっちも戸惑ったような表情をしてるのが、またリアルな感じで好きです。
ストーリーの後半平見は東京に帰ることになり、待つことに疲れ果てていた朝比奈は「もう連絡はしないでほしい」と告げ、まさかここでお別れ…!?
…と思いきや、数か月後朝比奈の父の情報を携えた平見が島にやってきて再会、ハッピーエンドとなりホッと胸を撫で下ろしました。
朝比奈の告白シーン、いつもさみしげで伏し目がちだったのが、しっかり平見を見据えていてぐっときます。
朝比奈の方が年上なのに平見に対して敬語、年齢の割に幼い風貌なのに自分を「私」というところがまたいい!
だらだら~っと書いちゃいましたが、この作品、二人の表情がとてもいいです。
特に、何かを思ってるのに口に出せない表情とか、ぐっとかみしめてるような表情とか、不安そうな表情とか。
背景や小物なんかはちょっと粗いかな?と思わなくもないですが、それも絵本のような味わいがあって素敵です。
あと!えっちシーンそんなにページ数ないし濃いわけじゃないのに、妙に色っぽい(笑)やっぱり表情がいいからなのかな~と思ったりします。
この作品の続編ももちろんですが、今作が一冊目のコミックスだそうなので、今後の作品が楽しみな作家さんです。
初めて読んだ西のり子先生の作品です。
西先生のデビューコミックスですが、何度も読み返したい素敵な作品です。
若手写真家 平見 祐一くん(ゲイ)と写真館の館長 朝比奈 純くんのお話。
個展のために、夏の瀬戸内の小島を訪れた平見くんは、島を探索しながら写真を撮っていました。
その途中で、写真を撮っている朝比奈くんと出会います。
写真を撮っている朝比奈くんの横顔が綺麗で思わずシャッターを切ってしまった平見くん。
お詫びをしつつ、個展の案内状を渡します。
2日後、個展のギャラリーに朝比奈くんが現れて…。
写真館を営んでいる朝比奈くんには、ジャーナリストとして復帰した父親がいます。
でも、父親は海外に渡航したまま8年も音信不通の状態でした。
朝比奈くんは、父親が自分のために始めた写真館がある小島から出ることはせず、ずっと父親の帰りを待っています。
生死さえ不明のまま、どこにも動くことが出来ず、寂しさのなか1人で。
そこに、明るくてマイペースな平見くんと知り合い、あまりの急展開に朝比奈くんは戸惑う余裕もなかったと思います(笑)
本当は、2人が出会い繋がるまで、もっと時間を掛けて欲しかったのですが、当初1巻完結だったようなのでページ数の問題もあったのだと思います。
しかも、平見くんは個展が目的の滞在なので、日数にも限りがありますよね。
お互いまだよく知らない状態で惹かれ合う2人。
平見くんの個展も終わり、東京に帰る日がやって来ました。
これからも会うつもりでいる平見くんに、朝比奈くんは「連絡はいりません」と断ります。
一度 手放したら 確かなものなんて何も無くなると思い知った
だったら 最初から いらない
旅客船が出港してしまう間際に「絶対連絡するから!」と言う平見くんに、無言で首を横に振る朝比奈くん。
それを見た平見くんは何も言えません。
朝比奈くんは父親のことで心が疲弊しているのに、自分も平気で待たせることを言ってしまったことを後悔しました。
平見くんが乗った旅客船が港からどんどん遠くなっていきます。
その旅客船を持参したカメラで撮る朝比奈くん。
きっと、朝比奈くんはもう2度と平見くんとは会わないだろうと感じていたのでしょう。
どうしたって東京と瀬戸内の小島では物理的な距離がありすぎます。
叶えられない約束があることを、朝比奈くんは知っていました。
脇キャラで重要なポジションを担っているのが、小島のギャラリーオーナーの吉富さんです。
最初は惚れっぽい平見くんを警戒していましたが、最後は2人の背中を押してくれます。
最後は、朝比奈くんが勇気を出して平見くんの携帯に電話をします。
携帯の呼び出し音が鳴っている時、写真館に入って来たのは平見くんでした。
驚く朝比奈くん。
朝比奈くんが「あるもの」を見せて、自分の気持ちを伝えます。
2人は夏に出会っているのですが、再会は翌年2月のようです。
約半年間も連絡を取らなかったのですね。
連絡を取っていなくても、ずっとお互いを想っていたのです。
平見くんに対して「もっと早く会いに行けよ!」と思いましたが、じつは「あるもの」が関係しています。
きっと、平見くんは朝比奈くんに誠意を見せたかったのでしょう。
描き下ろし『扉の向こうで』
本編の後半で、朝比奈くんが平見くんの携帯に電話をするシーンがあるのですが、こちらは平見くんの視点で描かれています。
絵柄はまだ粗いですが、構成が上手なので、ストーリーに惹き込まれます。
2人のせつなさと揺れ動く心、そして距離感が伝わりました。
Hシーンもほんのりエロさと可愛さがあり、コマ数も全体とのバランスが取れていると思います。
タイトルの『フォーカス』とカラーイラストの意味は最後のコマでわかりますよ。
1巻のみでも問題ありませんが、続編『フォーカス(2)』と一緒に読まれることをおすすめします。
読後は、ふわっと心があたたまり、幸せな気持ちになれます。
ぜひ、たくさんの方に読んでいただきたい作品です。
最近フルールコミックスにハマっているため購入しました。
こちらが先生のデビューコミックスということに驚きです!
涙を流したり、胸が苦しくなったり、といったわけではないけれど、いろいろなことを感じさせてくれるあたたかい物語でした。
人と近づくって、こういうことなんだろうなぁと考えさせられました。
無事結ばれた後の、”寄せたり引いたりを繰り返していくうちに だんだん形になっていくものだから 全部必要なことだったんだと思うよ”の平見くんのセリフが一番心に残りました。
朝比奈くんは父親のことがあって、いつも寂しい気持ちを背負ってしまっていて、だから傷つく前に平見くんを自分から突き放す―、、この気持ち分かるなぁ、と勝手ながら共感しておりました。
でも無事ハッピーエンドで良かった、!そしてがっつりエロなわけではないのに、すごくエロさを感じました。。たまりません。朝比奈くん可愛すぎました…。
続きもぜひ読ませていただきます。今後に期待の作家さんです!
モデルをやめ写真家として活動をし始めた平見。
ある島のギャラリーで個展をしている。
いい写真を撮ろうと、島をうろうろしてる時に出会った朝比奈純。
写真館の店主の朝比奈は自分の撮った写真を誰かに見せたいという
欲求は無く、好きなように写真を撮る。
見た目からしてストライクな純に心惹かれる平見。
しかし純は約束をしたがらない。
写真館を営んでいる理由、約束をしないワケ…。
この理由が分かった時、平見がかけた言葉は…。
約束をするという事は、約束を果たすまでに待つ時間があるわけで…
約束を待ちすぎると、やはり疲れます。
また、この約束も確約されたものではないというある意味、信じることを
やめてしまっているような印象を受けます。
かといって相手を思っていないわけではない。
この複雑な心の奥に、居なくなった父親の事がちらついている。
そこ、狭いでしょ って言って抱きしめた彼の行動が
少しずつ純の心を溶かしたのかと思うと涙。
なんかいい感じに癒されたいなぁと思っていた所、こちらの作品に出会い読んでみました。まず、絵の雰囲気が柔らかくて素敵だなと思いました。特に好きなのは朝比奈のどこか遠くを見るような表情や困った時の表情です。平見が葛藤するシーンのちょっとした表情もグッとくるものがありました。
ストーリーは個人的に今まで読んだことのない感じで、とても新鮮でした。2人の出会い〜付き合うまでは少し唐突感もありますが、現実でもありそうだなと思えるもので、違和感なく読めました。シリアスな設定ではあるのですが、登場人物のキャラと絵柄がほんわかしているので、シリアス苦手な人でも読みやすいと思います。癒されたい、ほっこりしたい方は是非。