江名
kumo no ue biyori
今回は、狼さんが天国で昔を思い出して、
自分の狼生(じんせいと読みますw)について振り返るお話です。
子供の頃は、
熊に家を荒らされて物を盗られるなど、奪われることが多くて、
大切な物を側に置くことができなかった狼さん。
それが、
居心地のよい群に身を置けるようになり、やっと心に余裕が出て、
一つくらい好きな物を側に置いてもいいかもしれない…
奪われず、守れる範囲なら…
そう思ってトラと一緒に暮らし始め、幸せを感じられるようになる。
……が、
今度は守っていたはずのトラから、体を奪われてしまった狼さんw
狼さんの狼生は、奪われ狼生☆
「あー、ろくでもねー生涯だったな」
天国で狼さんがそうぼやいていると、
狼さんがあげたお土産を食べていたトラが、ふらつき倒れてしまう。
それは、
ワンコさんとフルーツ畑に行った時に、
「銀トラが喜ぶ」とワンコさんが言っていたので、
それならトラにも…と採ってきたキウイフルーツのお土産だったのに。
トラを助けるべく狼さんがトラを抱えると、
実はトラは具合が悪くなったわけじゃなくて、興奮していただけのよう!
「どうしよう、すごくムラムラします」と言われて、
トラに押し倒されて、あれよあれよとそのまま~~……♡
天国に来てまで奪われ続ける狼さんw
でも、
トラが狼さんを奪うのは、
狼さんが好きで好きで、その気持ちがあふれてしまうから。
それを抱かれながら改めて実感し、心が満たされるのを感じる狼さんは、
「これも悪くねぇ狼生」そう思うのでした♪
今回も可愛いお話でほっこりでした。
お値段も同人誌にしてはお手頃で嬉しかったなぁ。
にしても、キウイフルーツってマタタビ科なんですね~知らなかった!
でも、
ネットでちょっと調べてみたら、
キウイの実じゃなくて、キウイの木や根っこじゃないと、
猫はマタタビのようには反応しなかった~と実験結果が載ってましたよ。
トラさんは、猫でもネコでもないからちょっと違うのかな?w
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