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40×40 chikuwa kaigi
家族ぐるみで付き合いのある英司と浩一。二人共齢四十にして突然、それぞれの妻から離婚を言い渡される。というのも、妻達から見ていて、夫同士らぶらぶ相思相愛だから。離婚してもどーせ男二人でやっていけるでしょうと…。
一体、二人はどういう関係?って興味津々になっちゃうオープニングからノンストップで最後まで読み進めました。高校の寮で同室だった二人が二十(二)年を経て辿り着いた結末とは。これ、オッサンがわちゃわちゃするプロセスがあほカワイくて面白いので、オヤジ&リバ好きな方にはオススメです。
浩一には麻衣子ちゃんていう娘がいるんだけど、父親同士の生々しい現場を見せつけられようが、好きになったカレシ(『ぼのぼの』キャラ似)をしっかりゲットして二人に紹介しにくる逞しい娘に育っています。母親似でしょうか。登場する女性陣も強かですがサッパリとして男前です。
もだもだ展開ですが重くはなく、オヤジ達の恋心に不覚にもきゅんとさせられます。それ程長すぎないページ数ですし、最後はスカッとハッピーになれますので、絵柄のこだわりや地雷のない方には楽しんでいただけるんじゃないかと思います。
高校の寮で同室だった2人。
互いに片思いをしつつも、すれ違いから22年の時を経て、やっと思いが通じ合うことになるお話。
高校時代にすれ違う原因を作った英司ですが、それ以降、ずっと浩一の彼女が途切れるのを待ち続けていました。待つ間には、(女装の)ショーパブでバイトしたり、その時Hの手解き受けてたり。
ですが、2人とも、20半ばに結婚していて、浩一には娘がいます。
長いこと、5人で一家族のような生活をしてきましたが、奥様2人は頼もしく、浩一嫁は、部下との間に子供ができ、英司嫁は、仕事に邁進するため、離婚を申し出ます。
さっぱりしている女性に対し、男2人はぐだぐだ。
それでも、離婚や女性陣の発言が発破になり、2人の仲は進化していくのです。
コミカルだから許せる設定が盛り込まれていますが、英司は、怖いくらい一途です。イケメンなはずなのに、女々しかったり、オネエ言葉喋ったり。
22年の経緯があるからこそ、告白シーンは、グッときました。
この2人、“リバ”です。Hシーンは、生々しくない方だと思います。
リアルな絵ではないのですが、表情豊かで人間臭い感じがする絵柄だと思います。ところどころコミカルな絵柄が出てくるのも可愛いです。