むぼち
fetters
前作『FETTERS』の最後で、マフィアに運び込まれた「死体」と対面した、死体処理屋のアキ。
本作はそこからの続きで、実は人間ではなく、エラー修復中の仮死状態を、「死んだ」と誤解されていたアンドロイドのHAL(ハル)と、アキのいわば「馴れ初め」の物語です。
ハルはマフィアの売春店「家畜小屋」で、性奴隷として酷使されてきたセクサロイドですが、自らを人間に使用される「道具」としてしか認識しておらず、悲愴感など全く漂わせてはいません。
ですが、人間の私には、ハルの淡々とした態度がかえって、彼の健気さ、いじらしさを強調しているように見えてしまい、感情移入せずにはいられません。
ハルと、噛み合わない会話を交わした後に同衾するアキも、恐らく私と同じように思ったはずです。
マフィアからの預り物が生きていたと知りながら、返さずにいることが何を意味するのか、「喧嘩にもなりゃしねぇ」と分かっているのに、「どぉすっかねぇ」なんて鼻歌交じりで、でも胸中ではとっくにハルを守ると決めているに違いない、坊主頭のアキも、ハルと同じくらい魅力的です。
本作の見所のもう一つは、アンドロイド・ハルのエロ場面です。
人と全く同じ機能を持つハルが、絶頂を迎えたときの描写がとても、面白くて可愛くて、そりゃあアキも夢中になるよね、と納得します。
ハルの背中から、翼と一緒に飛び出してきた触手が、「イーッ」と鳴きながらアキの体に噛み付く場面が可愛らしくて、もう。
「よく(人間でないと)バレなかったな」と感想を漏らすアキですが、きっとハルにとって、我を忘れるほどの経験は、アキとの事が初めてだったんだろうな、と思うと、萌えさかる心が止まりません。
いい所で終わっているお話の、「殴り合いがメインになる」という続きを、首を長くして待ち侘びています。
前作のラストで、マフィアに運び込まれた若く美しい男性の死体を運ぶように指示された掃除屋のアキ。その死体は、エラー修復中の仮死状態になっていたアンドロイドのハルだった。人間の死体としか思えなかったとはいえ、生き返ったような状態のハルを、このままいせてはマフィアにバレてしまったときは怖いよねとは思いつつも、きっと居着かせて可愛がっちゃうんだろうなあ。頭が獣だったり、昆虫の被り物だったりが説明なくても違和感のない世界観、さすがです。
ハジさんの同人誌。
表紙からして可愛い♡
が、中身はハッテンメインの18禁ですのでご注意ください。
商業デビューコミックの「DOUBLE HOUND」と同じ世界軸のお話です。
本筋は裏社会を舞台にした血生臭いダークファンタジーなんですが、この2巻はマフィアの掃除屋(死体処理係)〔アキ〕と、セクサロイド〔ハル〕のエッチがメインの巻。
人間と偽って市場で売られていたところをマフィアに買われて変態相手の娼館でこき使われていたセクサロイドのハルが、予期せぬエラーでスリープ状態に陥っていたところを「死んだ」と思われ、死体回収屋のアキに「ゴミ」として回収されたのが前巻のお話。
こちらは、無事エラーから復帰したハルに促され、「動作確認」の名目でアキがハルにエッチなことをしているお話です。
電子版の方のレビューにもチラッと書いたんですが、最中のハルがめちゃくちゃ可愛いんです!
これまでの変態客達からは一度も与えてもらったことのない快感をアキに与えられて戸惑いながら感じてるハルが可愛過ぎて萌えまくり!
気持ちよすぎて処理しきれなくなった次の瞬間の予期せぬ展開が衝撃過ぎましたw
放心して最後アキにぎゅーっとしがみつくハルちゃん可愛いよぅぅぅぅ(๑>◡<๑)
好き過ぎて何回読み返してるか分かんないくらい読み返してます。
いま全部で4巻出てるんですが、まだこの2人のその先の進展はないので、続きを全力でお待ち申し上げます!
ちなみに本シリーズは電子版も出ていますが、そちらは全て白抜き修正です。
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