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honoo no mirage kaikouhen
本編の方も全部読みましたが、歴史好きだし、SFチック(オカルトチック?)な本編よりも、歴史小説に近いこちらの方が私は好きです。
本編があるからこそのこの原点だとは思いますが、本来ならあまり陽の当たらぬ景虎という武将を丁寧に描いた作者さんに拍手ですね。
本編から遡って、作者さんが書く前に思い描いた設定がこれで明かされるって言う意味でもあると思うんですよ。
それを思うと、主役が景虎だったことや、その相手が本来なら敵方の武将であったこと、しかも有名人というよりは戦国の武将としては早い段階で死んでしまった人間を配置したこととか、作者さんの意図が想像できて面白いです。
これから先の長い年月、愛し合うと言うよりは憎む時間も続くこの主従の始まりの一歩です。
やはり直江よりは景虎の無念を強く感じて共感してしまいます。
戦国武将としてあまり意識していなかった景勝を私はこれで嫌いになっちゃったのです(笑)
以来好きでない武将なので、今年の大河は脱落しました(笑)
初読みは'99発行のソフトカバーなのでもう10年くらいになるのですね。
歴史小説に好きなものがまた一冊増えたシリーズです。
現代に甦った戦国武将達の物語「炎の蜃気楼」。
それより遡ること約四百年…、上杉景虎と直江信綱は初めて換生し、出逢う。
全ての始まり、邂逅編第1巻。
邂逅編は本編途中から発行されましたが、時間軸は全然コッチが先なんですよね。だからこれからミラージュ読もうって人は邂逅編からの方がもちろん良いと思いますが…。時代劇なんで。苦手な人にはキツイかも。でも直江の景虎への愛憎混じりの想いのキッカケや過程が凄く興味深いです☆歴女が増えてきたって聞いたんで、是非読んでみて下さい。
もちろん本編先でも良いし、邂逅編だけ読んでも良いと思います。ハマると抜け出せないですよw
それにしても、邂逅編から最終巻の事を思うと…、本当に気の遠くなる程長い年月。(色んな意味で)。