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自分の意思とは関係なく 発情してしまう身体
omegaverse
オメガバースというジャンルの作品は今までに数作品しか読んだことがないので、初心者に分かりやすい作品はないかな~と思っていた時に見つけた作品です。
まず冒頭にこのジャンルの様々な設定や世界観等について漫画で楽しく分かりやすく説明がされていて、初心者としては助かりました。
物語がある漫画としては全部で9人の作家さんの作品が収録されていましたが、全員初読み作家さんでした。
このジャンルの特徴の発情期がキーポイントになっているせいか、初めて発情期を迎えたり番に会う思春期の主人公が圧倒的に多かったです。
なので高校生や大学生のお話がほとんどです。
天然な受け様に片想いしている攻め様とか、執着心が強すぎて暴走する攻め様のお話はなかなか好みでした。
ただ、中には「これでいいの?」と思えるカップルや高校生で大学進学の話をしているのに「自分の子供を産んでくれ」と受け様に言ってる攻め様は…ちょっとトキメキませんでした…(すみません、思考が現実的に考えしまったのかな…?)。
絵柄はどの作品もスッキリ綺麗で見やすかったです。
続きが気になるお話がいくつかありました。
特に「僕のしあわせな恋」が好きで続きが気になります。3ページまでと4ページ以降の落差が大きくて萌えました。ラブラブな両思いには至っていませんが、近い未来にそうなるだろうと思わせる終わりです。
受けが見た目カタブツなのに夢見る乙女なところがとても可愛かったです。えっちでとろとろになってしまい、思考力が落ちた発言もツボでした。
攻めは不器用な感じで、差別的です。受けに対してムカつくと言った後に、でも好きだと言っている、コントロールができていないところに萌えました。理性よりも本能の部分で話が進んでいるのがオメガバースらしい気がします。
個人的にとても好きな組み合わせなので、続きが是非とも読みたいです。
オメガバースなので、妊娠や育児などの描写があっても良かったかなあと思いました。
α・β・Ωって属性があるみたいで
小さい子供が出てくるBLが好きな私にとって
男同士でも子供が作れるってところは好きかも!!!
だけど今回の本にはそれがなかったのは残念。
あったけどすでに子供は高校生…。
だけどそのお話がこの本の中で1番好きかな。
●キミフォビアの野蛮●
幼なじみの2人αとβ
αの方はβを好きなんだけど相手は友達としか見てくれなくて。
冗談で稀にβからαやΩになるという都市伝説の話をしてたのですが…
体育で倒れたβを心配し保健室へ行ってみるとそこにいたのは
発情したβで都市伝説は実際にあったってことになるのかな?
だけどそのままエッチに流れ込むわけじゃなくて
β(Ωになった)を安心させながらも
このβを手に入れられると考えるαの執着的な感じが好き。
でもこのαの母親(勿論男性)が不憫でした。
番になったらその相手だけしかみないのかと思ったら
父親は女の所に行って帰ってこず。
Ωの方からは番の解消ができないみたいな描かれ方をしてたので
その辺は何か嫌だな。
男が妊娠。究極の愛ってことで良いと思う。
本当に相思相愛で結ばれた結果ならありです。
オメガバースの解説も載っています。
本の解説には載っていなかったけど、αは番を一方的に解除することも出来るが……Ωには非常に強い精神的ストレスにより一生番を見付けることは出来ないとか。
α男性には動物的な身体特徴があるらしいというのも本には載っていません。
「ツガイノウンメイ」
番となる運命の相手が小学生の時にいじめのリーダーだった柳井。
大学での偶然の再会でお互いに番という本能的な部分でセックス。
大槻も嫌がってるのでレイプにも見えなくない。
柳井も過去を悔やんで謝罪もします。
「不器用なケダモノ」
βとΩの恋愛物。βの一年が自慰してるΩの先輩を見つけて、処理のお手伝いをするという話。
『先輩が番を見つけるまでの残りの人生、俺に下さい』という告白がちょっと切ないです。
「ゆるやかな檻」
自分がΩだとわかり、家族や友達も離れていく。
救ってくれたはαである刀麻。
αもΩも抜きでルイから好きになってもらいたいと伝える刀麻でしたが、最後の黒い笑みはタイトルの檻を表してるんでしょうかね。
「僕のしあわせな恋」
Ωを見下すαと童貞Ωの話。Ωは嫌いだけどアンタには一目惚れしたと告白する生川が可愛い。さすがはプライドの高いαです。
自分にはこれが、一番エロくて絵も好みなんですが……6ページしかありません。
アンソロジーって値段が普通より高いものですが、この内容でこの価格はやっぱり高い。
オメガバースに興味があったので買ってみましたが……全部で10作品あるなか気に入ったのは2作品です。
逆月酒乱先生は表紙だけなんですね。
3Pの話や俺の子を孕んで結婚しようという話などもありますが、子どもを妊娠しちゃう内容はありませんでした。
帯の『自分の意思とは関係なく発情しちゃう身体』から想像するにビッチ受けでもいるのかと思いましたが、いません。
エロエロでもないし、オメガバースを取り扱った割には薄い内容です。
表紙から想像するにもっと重いテーマでオメガバースの深い部分を期待していたので私には物足りない。
オメガバースという特殊設定お好きな方にはたまらないですが、逆にダメな方は本当にダメかなと。
ちるちるさんのニュースにもあるように、オオカミ社会の群れから派生したジャンルかと感じられます。
例外を除いては基本的にペアとなった個体は生涯連れ添うという一夫一妻なところも似てますね。
また本誌に解説ページもありますのでオメガバースを知らなくとも問題なく読めます。
Ωという属性にあるものは発情期が来るとフェロモンを出しまくってαの発情を促すという感じで、
男性でもその時ばかりは、女性特有の身体メカニズムと同じ状態になり妊娠も可能とのことです。
全体的にちょっと歪んだ執着愛が多く、手放しハッピーエンドとはいかないお話が殆どです。
だけど、そこにオメガバースという設定特有の葛藤や空虚感を感じられたように思いました。
発情抑制剤を服用していうるのに本能には逆らえなかったり、策略に嵌ったり、もっと読みたいと思えるお話ばかりです。
そこまでエロエロでもなく、絵柄も綺麗な作品ばかりですし、私個人としてはすごく魅力的に感じたオメガバースアンソロジーでした。
男性妊娠(妊娠描写は無いけれど)や番などの設定がお好きな方には、楽しめる内容になっているのではないかなと思います。
オメガバースという性区別設定とは、ざっくり言うとαはエリート、βは普通。そしてΩには発情期がありフェロモンを出しまくってひどくαを惹きつける。Ωの男は妊娠可能。社会的地位が低い。
さらに『番』という、α×Ωの間におけるたったひとりの運命の相手がいるという設定があります。
ちるちるさんの特集でも、こちらの本の冒頭にもオメガバースについて詳しく書かれているので、知識がなくても読みやすいです。
『ツガイノウンメイ』藤峰式
小学校の時のいじめっ子(α・攻)といじめられっ子(Ω・受)が大学で再会。
再会した瞬間身体が反応し、お互いが『番』だと分かり体をつなげます。幼い時自分を苦しめた相手が憎いのに、心も体も攻に反応する受。過去を許してもらえるわけがないけど、受に惹かれて仕方がない攻。
まさに運命に翻弄されている二人でした。
『不器用なケダモノ』紬愛
初めて発情期がきた先輩とそれを目撃して以来、先輩の処理のお手伝いをする後輩のお話。この本で唯一のβ×Ωカプ。
『ゆるやかな檻』櫻井ナナコ
Ωの受が、フェロモンを抑える抑制剤を無くしてしまったため、αの攻が誘発されセックスしたが、攻は属性なんて抜きにして、好きになって欲しいという。いつも優しく助けてくれる攻にときめく受。だがしかし、抑制剤を捨て、こうなるよう仕向けたのは攻だった!こういう優しい優等生の皮を被ったヤンホモ大好き!
『恋と運命の△』トモエキコ
α+α×Ωのこの本で唯一の3Pです。
番として将来を約束しあった幼馴染カプが、久しぶりにもう一人の幼馴染と再会するが、実は彼が本当の番だった。
最後は仲良く二輪挿し☆
『僕のしあわせな恋』ミニワ
短いページだったけど絵が綺麗でエロかった!何がエロいって受けの乳首とか喘ぎ声とかいろいろ…
Ωが大嫌いなのに受に一目惚れしたαの執着攻めと「恋をするならα以外と」と幸せな恋に憧れてきたΩの受のお話。
『キミフォビアの野蛮』キタハラリイ
αの攻は受が好きだけど、受はβだから運命の番になり得ないと諦めていた。
攻は男×男から生まれたみたいです。でも父親のほうは番になったのがたまたま男だっただけで、他所に女を作り家に何週間も帰ってこない。Ωからは番を解消できないらしく、不憫な母親(♂)をずっと見てきた攻。
そんな矢先、実はΩだった受が突然の発情期に動揺している場面に遭遇します。そのとき攻の頭によぎったのは両親のこと。自分は受以外の人間に気持ちが移ったりはしないけど、父が母にしたように、受を永久に縛り全てを手に入れれるなら…と、ヤンホモが覚醒したようです。これ面白かったです!
『お前の裏側』御子柴トミィ
αに服従する人生なんてごめんだと性区別を否定し、抑制剤で発情期に抗ってきたΩの受と、それに理解を示し、本当は受が好きだけど親友として距離を保ってきたαの攻。
しかし、嫉妬から攻がヤンホモに覚醒。「子供作ろう?」「孕め…っ、孕めっ」「一生側にいてやるから、結婚しような」と受を犯す攻に、番という運命から、服従したいと思ってしまう受でした。
『真向ドラスティック』あさのり
女が大好きなαの攻に軽いノリで番になろうと言い寄ってくるΩの受。
ビッチなフリをして実は純情な受が可愛かったです。
『アルファコンプレックス』斉木マキコ
α×αのカプ。どっちが攻か受かはわかりませんが、なんとなく年下攻めかな?両想いだけど、お互い運命の番にも出会ってないので、不安だらけな禁断愛でしょうか。
知らない作家さんばかりでしたが、総じて絵が大変綺麗で読みやすかったです。
ただ、萌え転がるほどの感動を覚えたかというと、そうではないのも事実。短編に多くを求めるのもなんですが、よりこの設定を活かした葛藤とか、三角関係などがもちょっとあってもよかったかなと思います。
個人的に男性に妊娠までは求めませんが、設定はおもしろいと思うので、今後の普及と発展を見守りたいと思います。
人間に血液型と同じようにα・β・Ωの属性があって、Ωには周期的に発情期がある………。
理性じゃ抑えられない本能のある設定が好きでこの本を買ったのですが、内容的にはこの設定の中でも愛があったり執着心がすごく強かったりと様々なものがあって満足できました。
どの作家さんも発情したΩの顔をとっても魅力的に描いてくださっていて、それにグッときちゃう攻めの顔もまた素敵でした///
ただ、ページ数が160くらいしかなくて、もうちょっとあればいいなと思いました。